ああ、最初に記事を読んだ時に「これ書こう」と思いつつ忘れてた。今書かないと絶対忘れそうなので手短に。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110908-00000013-pseven-pol
落合信彦氏 起立して君が代斉唱を拒んだ菅直人氏は“不敬”NEWS ポストセブン 9月8日(木)16時5分配信
タイでは先日、インラック・チナワット氏が同国で初の女性首相に就任し、話題となった。彼女が、汚職事件で有罪判決を受けて国外逃亡中の元首相・タクシン氏の妹だということは周知のこと。落合信彦氏は、パーティでタイのプミポン国王にお辞儀の挨拶をしないなど、国王への敬愛の情が希薄であるタクシン氏を、かつて君が代斉唱を拒否した菅直人氏になぞらえる。* * *
タイにおける構図は、日本の天皇と菅直人との関係と相似形ではないか。日本の皇族は、現在はあくまで「象徴」であり、政治的発言などには強い制約がある。とはいえ、国民からの敬愛は深い。だからこそ、明治維新の時も、GHQによる統治の中でも天皇家の存在が重要なものとなったのだ(もちろん、政争や戦争によって王朝が何度も変わってきたタイと、万世一系の日本の天皇家を完全に同列に論じることはできないが、国民から広く敬われる存在である点は共通している)。ところが、東日本大震災という未曾有の災害発生時に首相の地位にあった菅直人という男は、一言で言えばタクシン以上に不敬な政治家であった。それは彼が首相になる前、君が代を起立して歌うことを拒んだことがあるというエピソードからもよくわかる・・・(略)
んで。
落合信彦氏自身は、かつて天皇制を廃止すべきという論者じゃなかったっけ?何かの、彼の自分語りエッセイをぱらぱらと読んでそういう記述が目に止まり「へえ!!国際問題についてご存知の通りのスタンスの人が、天皇制については否定論者か!!!面白い立ち位置だな、アメリカ帰りだからかな?」と思った印象があるので、間違いないと思うけど、何しろ立ち読みだから「どこの何にこういう記述がある」とは指摘できないし書名も覚えていない(笑)。
一応、問題提起だけしておいて、ネットの海から情報提供がされるのを待つ。ブックオフで探せば見つかるかな?
これっぽい?
私にとっての祖国 わが宰相論 天皇制 醜い日本人 日の丸・君が代 千坪の知事室 名画漁り 経済成長至上主義 天才の出ない国 砂漠の論理 愛国心 去勢された国家〔ほか〕
- 作者: 落合信彦
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1995/09
- メディア: 文庫
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http://www.geocities.co.jp/Bookend/3435/myfatherland.htm
そういえば同じ本で、戦前日本の行動に対しても非常に批判的に書いていた記憶が。そういう人がいても別におかしかないが。また、落合氏は「わたしは天皇制には批判的だが、国歌として定められている以上、首相になる人間は敬意を払って当然だ」といった、上の菅直人批判とそれなりに整合性のある形での思想であった可能性も、いちおう留保しておきます。