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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

独裁の氷河に、自由のヒビはこうやって入る…ある中国”ジャーナリズム”の挑戦

ものすごく面白い報道!!
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110927k0000m030011000c.html

中国:閣僚らの腕時計監視、投稿サイト閉鎖 規制を強化


 中国の閣僚や官僚が着用している高級腕時計のブランドや値段を特定し、短文投稿サイト「微博」上で報告していた男性のアカウントが閉鎖され、書き込みが見られなくなった。中国紙、環球時報(英語版)や英紙フィナンシャル・タイムズが伝えた

 中国では2億人以上が微博を利用。7月の浙江省高速鉄道事故など大規模な事故や事件のたびに政府に批判的な内容が多数書き込まれており、当局の圧力で微博の運営会社が規制を強化しているとみられる。

 男性は鉄道事故を伝えるニュース写真で、盛光祖鉄道相が7万元(約84万円)相当とみられる腕時計を使用していると気付いた。その後、インターネット上の写真から100人以上の官僚らの腕時計を調べ、多くがオメガやロレックスなどの高級腕時計を愛用していると指摘した

 男性が腕時計の監視活動を開始して以降、2000人だったフォロワー(読者)は2万人以上に急増したが、9月中旬ごろ閉鎖された。男性は高級時計を持つこと自体が腐敗ではないと強調しながら「資産公開の義務がない中国の高官が、公式の給料の何倍もするとみられる腕時計を使っている」ことが多くの読者を引き付けたと分析している。(北京・共同)

まったく、この「微博」投稿者の着眼点と発想力、努力、勇気すべてに脱帽だ。インターネットの活動に、なにかの「賞」が必要だと思っているが、「世界インターネット報道大賞」(仮称)みたいなのがあったら、2011年度の賞はこの投稿者に与えられる資格があるだろう。
彼のやっていることがジャーナリズム、彼をジャーナリストと呼ばずして何と呼べばいいのだ。
 
一方で、当局の閉鎖という行動は相変わらずだろうけど、少なくとも問答無用でこの投稿者が闇に消えていくことはない、そもそも投稿前に徹底的な検閲がされることはない、そういう社会に現在の中華人民共和国がなっていることが、この活動を後押ししていることも見逃せない。
そういう点では北朝鮮とは、やはり違うのだ。
何度も繰り返しているけど、毛沢東が支配した全体主義国家である「毛王朝」から、訒小平の強権的開発独裁国家「訒王朝」は実質的な王朝交代であったのだろう。
ミャンマーyoutubeがかなり自由に閲覧できるようになったり、シンガポールで与党系大統領候補(※同国では大統領は儀礼的存在)が、対立候補に再集計が必要なまで接戦の選挙になったりと、ちょっとした自由の風が、アジア強権国家には吹き始めている兆しもある。金王朝は相変わらずとしても。
 

そしてやはり、「微博」(はてなキーワードはぼくが作りましたえへん)は、これからの中国社会の”震源地”のひとつ。中国語ができる暇人(失礼)、ネットで「われこそは微博ウォッチャー!!」と名乗って活動してくれ。たぶん、仕事がいろいろと来ます。ライター志望の方にとくにお勧め。
「微博」で格闘技についてばっかりつぶやく、中国の格闘技オタクとはいるのかな・・・・

「微博」の概要が分かるエントリ↓。主要部分はキーワードにも写しているが
■”中国のtwitter”微博を毎日新聞が紹介した
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110910/p5
 

ん?なんかへんな「公式アカウント認証」(有料)システムの日本語版があるぞ

https://www.find-japan.co.jp/lp/weibo_01.html
「勝手にお店の名前とかを名乗られちゃったり、なりすまされたら大変だよね。だから公式の認証します。手数料いりますけど」という理屈は納得できなくもないけど・・・