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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

『「ザ・レスラー」でわが国侮辱』とイランが激怒

http://beye2.com/item_20759.html
http://cinematoday.jp/page/N0017167を紹介している。

・・・イランの高官が、ハリウッド映画の中にイランを侮辱する表現があるとして、アメリカに謝罪を求めている。ミッキー・ローク主演の『レスラー』では、イランの旗でミッキー・ローク演じるプロレスラーの首をしめようとする「ジ・アヤトラー(イスラムシーア派の指導者の尊称)」というレスラーが登場する・・・

極めて困った話だが、映画はこう弁明することが可能だろう。


「こういうことがプロレスには実際にあるのである。その実際にあったことを描くために、必然的にこうなった。」


それは表現と社会、作品の関係において正しい弁明だ。
ただしそのとき、抗議者が
「じゃあプロレス自体が問題なんだよ!!」

といったら、はいそれも正しい(笑)。
主にWWEだが、もうすでにかなり侵食されている部分もあるとはいえ、プロレスの魅力のひとつだった「エスニック・ステロタイプの競演」「カリカチュアライズされたキャラクターの大暴れ」はこう正面からやられると退散するしかないだろう。

ラシアンズも
アンチ・アメリカンズも
ベトコン・アキスプレスも
古きよき時代のお話となっていくのかもしれない。


まあ今回、相手がイランだから抗議を逆に無視しちゃうかもしれないけどね!!