船橋洋一の
- 作者: 船橋洋一
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2006/10
- メディア: 単行本
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これは北朝鮮の核危機をめぐる国際状況の話だが、なんでここで書いたかというと、やっぱり80年や90年と比べて、サウスコリアは国際的なプレーヤーになっているので、現地からの情報というものを把握することはひとつの武器になる、ということだ。
この本は商業出版であると同時にブルッキング研究所(船橋氏は2005−06年、客員研究員)のプロジェクトで、国際交流基金の財政支援も受け、韓国語・英語のバイリンガルの助手が文献を処理したという。
ということで、kamiproは日韓バイリンガルが編集部にいる点は、やっぱりこの件では強みになる。他のメディアも日韓関係に強い人材はそれぞれ抱えているが、社外執筆者などでやっぱりそのへんは違うし、日替わりで情報を”発信”できる場があるのもkamiproは強いわけだ。
その編集者はノビー・オチアイばりに、国際電話を韓国の情報提供者(信頼度・トリプルA)に掛けて、情報を入手した。
あちらでも驚きをもって受け止められたそうで、その驚きの種類も「ソンフン(秋山成勲)は最近、強い相手を避けていると思っていたが、やはり男だったか!」みたいに、けっこうこちらと共通しているそうだ。
kamiブログ(2.27付)から
さて、UFCと秋山の接触だがkamipro携帯サイトのkamiブログ(2.27付)によると
・なんと、昨年の4、5月ごろからUFCは秋山の獲得に動いていた。
・ロレンゾ社長の訪韓計画もあり「なんとしても秋山に会いたい」というラブコールもあった。(最終的に訪韓は中止)
・6-8試合契約、「ベルト挑戦」を約束する契約もあったという。
・しかしこのときはまだ契約継続中ということで秋山が断ったという。
UFCも通貨価値とかそういうこととは別に、韓国市場をかなり重視しているようだ。
デニス・カーン獲得もそうだったろうし。アジアではフィリピン、および日本もあるが、フィリピンは韓国以下の経済規模だろうし、日本はライバル団体があるところへ乗り込む形だから、すでにUFCを生放送中継していて、地付きのライバル団体がない韓国のほうがいいという考え方も分かる。私だってUFC韓国興行があったら旅行をかねて行こうかな、なんて気にもなるし(K-1とかHERO'があるたびに何度もそう言うだけ言ってるよな、俺)
「なぜUFCか」動機の考察(同サイト2.26付)
上のkamiブログの前日は堀江ガンツ氏が同じく秋山について書いている。
契約交渉の情報は入っていたためダナ・ホワイトにも質問したが、会場に秋山が来なかったため話は流れたと思っていたので意外だったという。
なぜUFCか?堀江氏は、
韓国での商品価値を守るため、これまでは強敵を避けた→しかしその意図が韓国にも伝わり、ブーイングが発生→それを払拭するためにUFCの「メジャー挑戦」を掲げた
という流れを分析する。
でも、(通常契約では)相手をこちらが選べないしケガ以外では拒否できないといわれるUFCに挑戦したらソンじゃないのか?
これは新庄らの(私が付け加えるなら桑田の?)メジャー挑戦に通じるものがあるという。新庄はメジャーで大活躍したわけではないが、年俸とは別にメジャー挑戦の人気でCM出演料などが上がり、7年もの間10億円を稼ぎ続けたと。桑田もメジャーの活躍とは別に「夢を追って最高の舞台に挑戦した姿は立派だ!」というのが商品価値につながった。
こんな感じになるんではないか、ということだそうな。
それにまだ、秋山がUFCで通じないとも決まっていないしね。
UFCが韓国でどれだけのネームバリューとブランドを持っているのか、キム・ドンヒョン(UFC1勝1敗、負けも微妙な判定)の人気や知名度はどうなのか、などの情報をさらに韓国の現地事情に沿って知りたいところだ。
毎度ながらOMASUKIから
というところで、今OMASUKIFIGHTの更新情報が入ってきたのでお知らせします。
同ブログの最新エントリでは
http://omasuki.blog122.fc2.com/blog-entry-441.html
米国版Yahooスポーツでデイブ・メルツァーが書いた記事を紹介しました。
■Akiyama signing has major implications
http://sports.yahoo.com/mma/news?slug=dm-akiyama022809&prov=yhoo&type=lgns
その中で注目されているのは「秋山は三崎和雄との戦いの後、あきらかに打撃に対しての反応が遅れるようになった」というデイブの指摘で、これについてはOMASUKIさんも「本当だろうか」的な?マークをつけている。
すごい打撃でKOされた選手が、無意識的に恐怖感を植え付けられて云々・・・とか、一回手痛い負け(ノーコンテスト)を喫した人が全体的にレベルを下げるいう話は無くはないが、そういう意味であるのか、それとも肉体的な何かか。
そもそも反応が鈍くなったというのは本当か。
それに単に三崎戦のけがや、韓国の芸能活動の大ブレイク、そして何よりそこまで練習しなくても勝てる相手(笑)のためにトレーニング量が減っただけということはないのか。
UFCに行くとなればそれはやっぱりイチから鍛えなおすんじゃないかと思うが。
結局、デイブもわれわれも見た映像は同じだろうから、そこから分かるのだろうか。
これは単純に試合を再度見てから賛同するなり反対するのが一番いいのだろうな。
■Akiyama vs Shibata
おやおや(笑)