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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

北米に負けるな!が最終目標ならリングかケージかより「岡見・水垣が日本のトップ!」つう意識改革が必要?

専門誌が発売された。買ったはいいもののまだ未読なのだが、とくにkamiproは「開国するぜよ!」がキャッチコピーということで、やや人工的な盛り上がりの部分もある?リングorケージ論にもページが割かれてるんだろう。

ただしこれも青木真也敗戦から語り続けられていたので、そろそろまとめの雰囲気に(笑)。
それが「北米(UFC)が世界MMAの首都である現在、そことかけ離れた環境で勝ち負けを競っても意味が無い・・・というのが本質なので、リングかケージかはその一部に過ぎない。例えば肘打ちだって、5分3Rだってそうだろう」(5月19日更新 kamipromove、橋本宗洋「格闘裏グルメ」などより。前半はhttp://www.kamipro.com/column/uragourmet.php でも読める)といった論だ。


あと、ごく最近のここでのつぶやきも軌を一にしている。
http://twitter.com/kamipro_saitou


金網かリングかが「北米基準」のごく一部だというのはまさしくその通りで、だってエイブル・カラム所英男がDREAMで勝利しても「みたかKOTC!日本がトップだ!」とはならんかったし、今成正和がケイジレイジで戴冠しても「世界標準・金網で頂点に!」とはならん。
あまり言いたかないがUFCもSFも、まずはその知名度や資金力に物を言わせた層の厚さ、選手のすごさ(元PRIDEや元リングス含む)こそが実は一番重要で、極論すればDREAMやDEEPがリングを金網にするのは、”本番”であるUFC・SFへの挑戦のときに闘いやすくなる、慣れているというぐらいの意味。大学受験にあわせて生活も朝方にしました、といった話でしかない・・・かもしれないのだ。


さて、そうすると…
http://omasuki.blog122.fc2.com/blog-entry-821.html

青木がいつ、日本の代表になったというんだ?

青木が安全な道を歩んでいる最中にも、岡見や長南、郷野、前田、弘中、中村K太郎、三島、三浦、吉田、中村和、水垣、五味といった選手たちは、勇気を持ってUFCやWECといったメジャーリーグに挑戦している。生き残れているものはあまりいないが、日本の旗を背負うべきはこれらの選手だ。

青木といえば、DREAMが敷いた安全で豪華な道を歩いて、メジャーリーグともいえないストライクフォースに出場しただけのこと。厳しい道は歩んでいない。イチローや松井はMLBで活躍しているが、青木といえばカナダかカリブの野球リーグに特別参加した程度のことだ。そんな彼が、メレンデスに負けたからと言って、日本のMMAアメリカの植民地だ、などと口にするのは、岡見や水垣といった大リーグで活躍中の選手を侮辱していると思う。

こう発言しているのは川崎浩市氏と並ぶ”2大メジャー代理人シュウ・ヒラタ氏だ。
まあ代理人のお仕事をしている人が「国内で戦う選手より、勇気を持って海外に飛び出す選手こそ日本代表なのだ!」というのは魚屋さんが「お魚はお肉よりおいしくてヘルシー!」というのと同じっちゃ同じ、セールストークなのだが(笑)ただし今、上でぐだぐだ書いたように
「北米が今やトップである」とか
「北米のすごさはメジャーの層の厚さこそ」
「金網や肘うちは枝葉」
といった議論を積み重ねていくと、”論理学的必然”として、シュウ・ヒラタ氏がいうように、もしくはこのエントリの表題にしたように
「米国で闘って結果を残している岡見勇信水垣偉弥こそが日本代表なのである」
つー話になっちゃうんだわいなあ。
そして日本のランキングも、米国帰り…たいていは負け越しではあるものの・・・を基準に、例えばその選手に勝った負けたでランキングを作ったほうがいいのかもしれないわけだす。


いや、あくまでも今の議論を煮詰めていくとそうなるのね。
違う?

しかし「岡見や水垣を日本のエースと言ってもどうも思い入れがなぁ」というかね。
そりゃそうだ。岡見はともかく、水垣はわたし会場ですれ違っても気づかない自信ある。
青木敗戦を受けたkamiproスペシャルでも、座談会で

「残念ながら岡見選手は日本のMMA界でわれわれと一緒に物語を共有してこなかった」
「やってきたことはすごいと腹の底から思っている。けど誌面になるかは別」
「まだ『俺たちの岡見』にはなっていない」

「現時点で岡見しかいない!と言えるのは『なぜ表紙にしないの?』と以前から言ってた曙さんだけ」

といった指摘をしている。付け加えるなら、曙さんに加えて論より証拠、有限実行のFIGHT&LIFEも言う資格があるってことか(笑)
みよっ。

Fight & Life (ファイトアンドライフ) 11 2009年 03月号 [雑誌]

Fight & Life (ファイトアンドライフ) 11 2009年 03月号 [雑誌]


しかし雑誌の編集者が「岡見は物語を共有してない」「俺たちの岡見じゃない」というのはご意見番風に言えば「喝だこりゃ!」でありマス。
政治家が「予算が無いから政策が出来ない」と言ってどうする。都知事が「条例案はお役人言葉で分かりにくい」とい言ってどうする。それを直すのが仕事やんけ、という話だ。

サンタはいるの?と聞かれたら「いるよ、いないよ」じゃない。「俺がサンタだ!」と答えろ!(by島本和彦

思い起こせばミル・マスカラス、かつての「ゴング」が大特集を組み、人気が爆発した状態でようやく初来日したのだ。ゴングのマスカラスかマスカラスのゴングか、ですよ。世界のプロレスで人気が沸騰したロード・ウォリアーズがその後初来日し、成田に到着したとき、どれだけ我々がわくわくしたか。

であるからジャパニーズMMA復権のためには「岡見のkamiprokamiproの岡見か」ですよ。「岡見24時」「人生相談・サンダーに聞け!」「岡ちゃんのどこまでやるの?」「岡見の汁」なんでもいいや。
物語は俺たちが共有させる!そういう大胆な路線転換を。
現在の路線は「青木?ああいたよねそんなの。」ぐらいの感じで。かつての石川雄規みたいな扱い方で。



ただ、「たぶん雑誌が売れない」というアレがあるが、そりゃしらん。

と書いてきたが

なんか新本格派の密室推理小説みたいに「論理を積み重ねていくとたしかにそういう結論が出るかもしれないけど、なんか出てきた結論が常識感覚的におかしい気がする」というものになっちゃったですな。
いや、その感覚と論理の矛盾?かどうかしらねえ。論理的にも納得しないひとが多いかもしれない。ま、なんかその「北米基準」を前提にしたときのモヤモヤ感が、今の日本MMAの現状だと。

そういうふうにまとめたところで、最新の格闘技雑誌を読みますよこれから。


ついでに、書きながら最後は結局、水垣偉弥のことを忘れていたのは内緒である(笑)。

ああそうだ 19戦無敗・フジメグの北米金網挑戦はいかに。

これも忘れてた。