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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

麻生太郎は「銀河英雄伝説」(漫画版)を読んでいた

これは今週のAERAから。
麻生幹事長の愛読漫画から人柄を分析するという、何周遅れの企画だよ、と思うようなページがあったが、あらためて見るとおやっと興味をひかれた。

英伝(原作・田中芳樹、画・道原かつみ)がその中に入ってたんだよ!!
まあ、いうまでも無い話ですが、作者の田中氏はエッセイとも小説ともつかないやり方(創竜伝)で、現実の日本政治をカラクチに批評。当然、自民党に対しての批判もかなり強烈だった。
ただ、かなり議論に穴があり、小説自体の出来や整合性も惨憺たるものになっていることへの突っ込みも多い。

詳しくは自分も関わった批判サイト
http://tanautsu.la.coocan.jp/
を参照のこと。


まあ、創竜伝と銀英伝を、同一の作者だからといってひとくくりにしては銀英伝に失礼すぎる。
質は比べ物にならないわけだし、これを書いてる自分だってそうみなして銀英伝に敬意を払い続けているわけだし。
「作者は今の政治に批判的だけど」なんてのを言われている政治家当人が気にしているかといえば、橋本龍太郎は「美味しんぼ」を全巻そろえていたという前例もある。

だから大したことじゃないんだが、一応記録しておきました。

ちなみに、ここにコメントを寄せているのはさおだけ屋の、じゃなかった「さおだけ屋はなぜつぶれないのか?」作者の山田真哉である。彼の小説は漫画にもなったし、漫画評論に参加したい気は満々のようだ。
朝日新聞の夕刊で「Myヒーロー」というのに寄稿し、取り上げたのは「銀魂」の坂田銀時。なかなか水準に達している漫画ヒーロー論で、銀魂の本格書評かきたいな、と思ってる自分にも参考になったので、もっと本格的に漫画論に登場してください。