銀英伝ノイエ面白いのでなんかラクガキしたくなって、でも衣装とかめんどくさいので『全裸英雄伝説』ってのを思いついたんだけど、もうとっくにある気がするのだった。全裸の歴史がまた1ページ。
— 椎名高志@51巻4/18解禁! (@Takashi_Shiina) 2018年4月21日
ブリュンヒルトとバルバロッサが並んで飛ぶOPだけで涙ぐむようになった。
— 椎名高志@51巻4/18解禁! (@Takashi_Shiina) 2018年4月29日
仕事しながらSiriさんに銀英伝読み上げてもらってるんだけど、撃沈される艦内の地獄絵図描写も淡々と読まれて味わい深い。
— 椎名高志@51巻4/18解禁! (@Takashi_Shiina) 2018年4月30日
Siriさんに読んでもらう銀英伝、そろそろ大詰めが近い。ラインハルト陛下が夢であの方に諫められるとか、ヤン閣下がいよいよアレとか、朝っぱらから阿鼻叫喚な私である。
— 椎名高志@51巻4/18解禁! (@Takashi_Shiina) 2018年5月1日
銀英伝読了。証言者によってキャラデザインが聡明な美形だったりアホで陰険な不細工になったりするプロパガンダ風の映像化ってのはどうかな・・と思って調べてみたら、すでに「ユリアン・ミンツ史観」というワードがあって紅茶を吹いた。
— 椎名高志@51巻4/18解禁! (@Takashi_Shiina) 2018年5月2日
— 花咲正直(鬼退寺桃太郎) (@hanasakimasanao) 2018年5月3日
以前、舞台「銀河英雄伝説」で河村隆一氏がヤンを演じたことがありまして。さすがに格好良すぎるでしょう!と言った私に、田中さんは「きっと、フレデリカの目を通したヤンなんだよ」と答えました。フレデリカ・フィルター、すげえ強力。 https://t.co/duZEUPQXYB
— 安達裕章 (@adachi_hiro) 2018年5月3日
フレデリカ氏の書いたヤン・ウェンリー評伝は、データが正確な一方で「かわいい」「めっちゃイケメン」「マジ天使」等、一次資料として問題のある箇所が散見されるのかもしれません(笑) https://t.co/DhKW5aa40w
— 椎名高志@51巻4/18解禁! (@Takashi_Shiina) 2018年5月3日
しみじみと思うのは時代性。椎名高志氏といえば、1980年代後半に彗星のごとく登場し、「突然あらわれてほとんど名人」(山本夏彦が向田邦子を評したことば)といった完成度を誇った人で…で、プロ漫画家って、プロ野球選手とか大相撲力士がそうであるように、どんな世代でもなんとなく年上のような感じがある。だが、銀英伝をおもいっきりファン目線で語っている光景を見ると、ああ、80年代後半に漫画家としてスタートして、そして一貫して「SF回り」にいたこの人にとっての銀河英雄伝説は、そういう作品なんだな、とあらためて感じたのでした。
「ユリアン・ミンツ史観」
ユリアン・ミンツ史観 または私は如何に心配するのを止めて民主主義を愛するようになったか - Togetter https://togetter.com/li/874241
が、まぁ受けたのは名誉なことだ。別に自分はその用語が生まれるときには関係してないけど、それこそ「その周囲」には、前からいたとは思うからね。
ただ、もとはシャーロック・ホームズを論じたシャーロキアンがいくらでもやってたことの後追いのようなものではある。
ホームズも「モリアーティの犯罪組織はコカイン中毒のホームズの妄想説」やら「実際に事件を解決してたのはワトソン」説とか「金に困ったワトソンが(後期は)ホームズの活躍をでっちあげた説」「『空き家の冒険』以降のホームズは別人説」やら枚挙に暇がない。
そして、できる限りは原典の記述と矛盾がないように、あるいは原典そのものに元々矛盾があるのに、その矛盾までもきれいに説明する説明ができるよう競ったところも似ている。
(旧作アニメの銀英伝も、オリジナル描写を入れるときは「原典には書かれていないだけで、そういうサイドストーリーや設定があってもおかしくないだろう」という描写に限定、原作にまったく反したものは極力作らなかったという)
ちなみに
もともとの言葉の造語者?が
今は結構ぼくの中で「うげぇ……」となるワードになりつつあります。
— オナカタルミ (@onakatarumi) 2018年5月7日
といってるところも、ある意味ホームズに似ている(笑)
んでもって、椎名高志氏は日本の漫画史の中でも有数のクオリティと言えるシャーロック・ホームズのパスティッシュ的作品を描いている(自分の既存キャラとうまく絡ませているところも泣かす)のだから、話がきれいにつながるのでした。
「戦場で受けた古傷があったんだが…肩だったか脚だったかもうわからんよ!?」
このセリフに歓喜する、涙を流す、膝を打つシャーロキアンは山のようにいたであろう、である
- 作者: 椎名高志
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/05/19
- メディア: コミック
- 購入: 6人 クリック: 46回
- この商品を含むブログ (94件) を見る
椎名百貨店超GSホームズ極楽大作戦!! (少年サンデーコミックス)
- 作者: 椎名高志
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2003/12/18
- メディア: コミック
- クリック: 13回
- この商品を含むブログ (28件) を見る
「ユリアン・ミンツ史観」まとめはこれをきっかけに再読もされるだろうけど、自分がその時ブコメに残した言葉はそのまんま生きるだろう。
http://b.hatena.ne.jp/entry/266103577/comment/gryphon
タナウツ古参兵から申し上げるが、こういう偽史や伝奇的解釈ができるまでに、銀英伝という架空歴史が偉大だということですぞ。個人的には例えば創竜伝とか薬師寺涼子とかで正直こんな考察する気にならんもん。
銀英伝異説異伝のデータベース化を
ただ、シャーロック・ホームズとシャーロキアンに少しまだ学び足りないのは、そちらのほうは曲がりなりに「学会」があって、先行者の論文、というのも変だが、各種の異説異伝が「こういう説がある」と、ある程度たどれるようになっているんだよね。そして、それは商業ベースの問題と、原典の著作権の問題があるからしょうがないけど(笑)ホームズ研究はそれなりに書としてまとまっている。
二次創作者は、ある程度それをデータベース、もとにして、そこから想像を一歩、二歩と拡大させていくことができる。
「ユリアン・ミンツ史観」
でも
「トリューニヒト、実は偉大な政治家説」http://www.tanautsu.net/the-best01_02_01_ac.html
でも
「フリードリヒ四世賢帝説」https://togetter.com/li/1222401
でも
「リヒテンラーデ侯研究」https://togetter.com/li/1034442
でも、この種の異説異伝を、過去の類似のアイデアにアクセスしやすく、そこから体系化し得るところがあればいいんですけどね。
きのうブクマが多くて、そこ経由で読んだのが
コナン分裂希望が本当に無理 https://anond.hatelabo.jp/20180508124604
だったけど、これも「もしコナン君が(工藤新一君と)分裂して2人になったら」という”異説異伝”が、1人2人のアイデアじゃなくて、どこかで大きなクラスタで共有されてるんだよね。それはうらやましいな、と思いました。