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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

30周年解説本『椎名高志の漫画術』発売へ。本人「かなりギリギリ突っ込んで語った」




椎名漫画の30年。画集+自作解説集!

初連載『GS美神 極楽大作戦!!』から、連載中の『絶対可憐チルドレン』まで。さらにはデビュー作『Dr.椎名の教育的指導!!』にも遡り、作者本人が自作とキャラを自筆で解説! 元ネタ披露から、椎名流のひねり方、担当との食い違いから今後の構想も!? 各作品のカラーイラストや漫画原稿を鑑賞しながら椎名漫画の30年を振り返り、その創作の過程や発想の源に迫る、画業30周年のメモリアルブックです。

【編集担当からのおすすめ情報】
編集担当として『絶対可憐チルドレン』の一時期と、今回の画業30周年記念本に携わらせていただきました。(ちなみに一読者としては『電化製品に乾杯!』に胸を打ち抜いていただきました)。椎名先生のお話は「ああ、なるほどなあ」と膝を打つことが多くてとても刺激的で、時に刺激的すぎる程です(笑) 椎名先生の思考と30年の漫画家生活の詰まったこの本、椎名漫画のファンの方々も漫画家を志す方々も、是非お読み頂ければ幸いです!

「イラスト本」的な意味合いも大きいらしい。その場合、あまり当方は関わりないのだが、そこは大阪商売人、そういう人向けに、何か「 元ネタ披露から、椎名流のひねり方、担当との食い違いから今後の構想」を入れてる、というからよくわかってらっしゃる。


永遠の青年漫画家、というイメージがあるんだけど、既に大御所も大御所、そして実際に、文庫の解説本を見ると、かなりの後輩・若手漫画家が、椎名作品を「お話づくりのお手本になる」という見方で見ているそうだ。
たぶん、格闘技でいえば、きれいなワンツーを打つタイプの格闘家で、ダン・ヘンダーソンのような「ちょっと真似できないような変わったフォームと身体能力で、独自のパンチを打つ」タイプじゃないからなんだろう。


そういうタイプっちゃタイプかもしれない(いや、でもけっこう典型としてのお手本にもなるから違うか?)同年代の盟友にしてライバル、藤田和日郎氏の作劇術公開本「読者ハ読ムナ」とも対比して読むと面白いかもな。

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さても両人ながら名人!(梶原一騎原作・小島剛夕画「斬殺者」より)