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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

小説家になろうとかpixvとか「投稿場所設置ビジネス」の詳細を知りたい。今の大手が天下を取った理由や、これからの逆転劇はあるのか…など(追記:ちょっとした「回答」を得られた)

既に何度か書いている話ではありますが、例えばテレビと番組コンテンツを例にとると一番わかりやすいかもしれない。
ある番組は放送局の方がお金を払って番組を「放送させてもらってる」。だが、深夜のアニメや、小規模のプロレス団体、 格闘技団体の大会、あるいは通販番組でもいいんだが、こういうのはそのコンテンツを持つ会社から、放送局はお金をもらって「放送してあげている」。
これはどっちが正しい筋だとか、どっちが理不尽だとかいうことはないんだろう。
電波を場所と考えると「場所貸し」のビジネスというのは、常にこの辺が相対的で、その場所に入ってくれれば相乗効果があったり、人通りが増えると思えば場所代はうんと安くなるだろうし、あるいは「ぜひ入ってください」とお金を払うこともあるだろう。
しかし逆にその場所自体が一流ブランドとなって、そこに入居すれば入居者の信頼が高まり、また人通りも多くて商売が大変繁盛すると見込まれるなら、 家賃はうんと高くなるだろう。
ただその辺のことも考えつつ、このまとめを作った

「WEB媒体から本にする時、印税5%、描きおろし有りの漫画家が多い」「それ、超悪条件です!」 - Togetter https://togetter.com/li/1225103

そして今回何が言いたいかと言うと「作品を投稿する場所を作るビジネスの隆盛とその歴史、そして今後」です。

小説家になろう」はなぜ、あれほど巨大になったのか?今後ライバルは出てくるか?

https://syosetu.com/

僕は正直、何も知らないに等しいのですよこのサイトのことを。
これで概要を知るしかない。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E5%AE%B6%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8D%E3%81%86

2004年のサイト開設当初は個人サイトとしての運営だったが、その後のアクセス数の増加により2008年よりグループによる運営に移行し、2010年に正式に法人化した[1]。2014年12月現在、アクセス数は月間約9億5000万PV、ユニークユーザー数は約400万人[1]。また、2015年3月15日朝、登録者数が55万人を突破した。
二次創作への対応[編集]
サイト開設当初は二次創作作品も数多く投稿されていたが、二次創作に対する著作権者側の規制強化の動きなどを受け、2010年8月ににじファン(PC向け)・NOS(携帯向け)という専門サイトを開設。執筆者が原作名を設定するとこちらに振り分けられ、通常の検索やランキングなどから除外されるようになった[2]。
しかし著作権者側からの二次創作に対する規制強化を求める動きは止まず、結局2012年3月15日には、明示的に二次創作禁止を表明している著作権者の作品について一斉削除を行うことを通告(同年4月9日より順次実施)[3]。最終的には2012年7月15日付でにじファン等のサイトを閉鎖し、運営側が許可する一部の作品[† 2]を除き一切二次創作作品の投稿を認めない姿勢に転換した[4]。

創業からここまでの話、これだけでもおもしろいもんですね。
ただ、おそらくこの「小説家になろう」サイトが、 画期的なアイデアの、これまでどこにもなかったサイトでも、パイオニアの小説投稿サイトでもなかっただろうというのは、なんとなくわかる。
その前にケータイ小説の大ブームがあり、携帯小説は気軽に誰でも投稿できるものだったというのは知っている。

どなたかに少しまとめて欲しいんだけどね、そうゆう群雄割拠であったろう投稿小説サイトの中でなぜ「小説家になろう」サイトは、頭ひとつ抜けだし、トップクラスのサイトへと成長したのでしょうか?機能とか拡散力とか、サクサク動くとか、何か抜きん出る特徴があったのでしょうか?それとも自分の認識が誤りで、このサイトはかなり早い段階で立ち上がったパイオニアで、 先行者利益をたっぷり享受したのでしょうか?

 「ここに皆さんが作ったコンテンツを投稿する場を作りました。さあどんどん自由に投稿してください。(アクセス数が増えればそれを利用した広告や、投稿コンテンツを利用したビジネスに一枚噛ませてもらって、それでうちは儲けますけどね)」

という 商法は、そもそも YouTube がやり、ニコニコ動画がやってるわけで、そんな珍しいもんでもない(その前のブログサービスも、掲示板サービスもそういうもんでしょ?)し、周辺のことはともかく、上記の根本的なアイデア部分は誰かが独占的にやれるようなものではない。

そもそもで言えばまだ活字の雑誌時代に「ファンロード」は30年ぐらい続いたし、投稿雑誌というもの自体も結構あったはずだ。ラジオ番組だってハガキ職人のネタによって構成されているような人気番組も多々あった。


このジャンルは
新規参入を拒むものがない、戦国の群雄割拠のはずだ。
だけどやっぱり、 先行者利益も確実にあって、最初期に作ったところがブランドになるのも間違いなかろう。

逆に「いったん場所を作っておけば、あとは勝手に投稿者が来るだけ。自分で小説やイラストを作る必要がないラクな商売だなあ…」と外形的には見えんこともないんだが、もちろん「そんな訳あるか!」なんでしょうね。


大雑把に日本での、 私のイメージで言うと

動画だと  YouTubeニコニコ動画
イラストや漫画だと pixiv
そして小説だと 小説家になろう カクヨム

です。俺のイメージなんでいや他に大手はあるよ、となったら申し訳ない(教えてください)
今現在、

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E6%8A%95%E7%A8%BF%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88
にて「主要な小説投稿サイト」として名前が挙がっているのは

小説家になろう
アルファポリス
E★エブリスタ
魔法のiらんど
野いちご
カクヨム
pixiv - イラストなどの投稿サイト。
comico - 漫画などの投稿サイト

これらの今の…大手の「投稿場所設置ビジネス」について、今のようにそれぞれの企業が大きくなるまでには、それぞれ波乱万丈のドラマや、あっと驚く創意工夫、経営者や名物社員?たちの立志伝がたくさんあるのでしょう。

ネットで人気の小説を紙で(も)出版するビジネスをやってるアルファポリスは、長く「1人会社」だったのが、いまや社員45人だってさ。いよっ!さすが元博報堂
そしてマザーズにも上場。


「武藤さん、会社も麻雀も上がってナンボだよ!」「会社が上がるってどういうこと?」「株式…上場!」(プロレス地獄変

http://archive.fo/BF7oB#selection-3417.1-3423.204
「創業時は、節約のためにサイトを自作するところからスタートしました。そして、ネット上で人気のある作家さんとコンタクトを取ったり、出版物が決まれば内容に関して『こうすればもっと売れるんじゃないか』という話し合いを行う編集者としての役割を果たしました。フォトショップやページレイアウト用のソフトの使い方も学んで、文章の流し込み、印刷所への入校、本が出れば書店に営業。起業から3年間は、ほとんど一人で行っていましたね」。
 アルファポリスは、長い間“一人出版社”だったのだ。そんな梶本社長のバイタリティの甲斐あってか、2003年にはアルファポリスが発掘した人気作家・市川拓司さんの『Separation』がTVドラマ化されたのを皮切りに、他の作品も映画などで映像化を果たした。たった一人だった出版社も、今では45人の社員を擁している。今年は、販売部数100万部を超えたライトノベル『ゲート』のアニメ化も決定し、破竹の快進撃が続く。


その辺について知りたいのですよ。
そういえば、ピクシブってところはどこか大手が資本を入れて買収したり、創業者がそれに不満で買い戻しをしたかったりとかいろいろあって、それだけやっぱりビジネスの規模が大きいってことですよね。

『pixiv』という聖域で、代表・永田寛哲氏が仕掛けた人事と混乱(訂正とお詫びあり)(山本一郎) - Y!ニュース https://news.yahoo.co.jp/byline/yamamotoichiro/20180506-00084885/

山本一郎という問題。ついでにピクシブの件。 - 続・はてなポイント3万を使い切るまで死なない日記 http://kawango.hatenablog.com/entry/2018/05/07/172522

PIXV伝

https://ja.wikipedia.org/wiki/Pixiv

イラストが趣味のプログラマ・上谷隆宏(pixiv内でのハンドルは「馬骨」)がFlickrをモデルに考案し[3]、イラストに特化したSNSとして2007年(平成19年)9月10日にベータテスト公開。その後、アカウント数が3週間で1万を突破し、個人での管理が困難になったことを主な理由に、同年10月1日よりクルーク株式会社(現・ピクシブ株式会社)が運営を行っている[4]。
同年12月18日に大規模なリニューアルを行い、ほぼ現在の形のサービスとなった[5]。pixivの好調を受け、2008年(平成20年)11月1日を以て、社名も「ピクシブ株式会社」へと変更し、同社の中核事業となった[6]。

そして、こういうビジネスで
youtubeがなんぼのもんじゃ、pixiv がなんぼのもんじゃ、小説家になろうがなんぼのもんじゃ!! われ取って代わるべきなり」

という野心に満ちた新しいチャレンジャーは出てくるのでしょうか。

そもそもカクヨムは、小説家になろうを意識して2015年に誕生したんだよね?

カクヨム
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%AF%E3%83%A8%E3%83%A0

カクヨムは、KADOKAWAが提供する小説投稿サイト。システム開発はてなが担当している。
集]
作者登録することで、無料で小説をウェブ上に公開することができる。KADOKAWAが直接運営しているサイトのため、同社から出版されている一部のライトノベルの二次創作作品の投稿が可能なことが特徴[1]。また、公式連載も存在し、カクヨム設立前から富士見書房ブランドが展開していたオンライン小説サイト「ファンタジアBeyond」も2016年6月をもって廃止してカクヨムに移行した。
対抗する『小説家になろう』などと同様に、新人発掘のための文学賞も開催しており、第一弾として「カクヨムWeb小説コンテスト」を2016年2月から実施している[1]。

KADOKAWA角川歴彦は、「既にそこは大手が独占してますよ」という業界に参入して、ジャイアントキリングを成し遂げて業界一位になってのし上がるということをしてきた人だ(テレビ情報誌アニメ雑誌、お出かけ情報誌など)。
トシをとっても、人間やるこたぁかわらねえ(笑)

そんな劇的な逆転劇がこれから生まれるのだろうか?

そんなことに関して、誰か教えて、語ってください。

まあこれだけ成長した業界だから、既に成功者のオレ語り本や「あなたも参加しませんか?」本は出ているようだ。


読者の心をつかむ WEB小説ヒットの方程式

読者の心をつかむ WEB小説ヒットの方程式



〈小説家になろう〉で書こう (モーニングスターブックス)

〈小説家になろう〉で書こう (モーニングスターブックス)

世界的にはどうなんでしょう?1国にひとつ、「〇〇国の『小説家になろう』」「XX国のピクシブ」はあるのか

中国では小説投稿系際とは隆盛を極め、数億のアクセスがあったり、書籍化されてベストセラーになったり、アニメ化されるものも普通にある、と聞いた。
過去にこのブログで紹介したが忘れた(笑)


ほかの国ではどうなのでしょうね?
もしなかったら、「タイムマシン経営」じゃないが、その国に乗り込んでいって、現地の資本や技術者やオタク(笑)と手を結んで、自分たちで始めれば、先行者利益を得て大儲けかもしれない(笑)
いや、そんなでもないかな?

いま山本一郎氏のピクシブ記事をざっと読んだら、こういう一節がありましたね

ピクシブがより成長したり、海外へ進出するには大株主だが国内事業にしか関心のないアニメイトからの離脱は必須
https://news.yahoo.co.jp/byline/yamamotoichiro/20180506-00084885/


しかし、ちょっとそういう形で、その国を代表する小説・イラスト・動画投稿サイトがオリンピックや万国博のように一堂に会し、国を超えた連帯があればまた面白いのだが…しかしこんなことを言わなくても、どうせイラストとかはとっくに国際連帯してるんだよな、なんとなく知ってます(笑)


YKKさんからコメント欄で概説の文章をいただきました

ykk 2018/05/09 14:16
間違いが多々あると思いますが私の私見を書かせていただきます
ネット小説界の流れは個人HP→投稿掲示板→小説家になろうというふうに推移していったと思います
個人が自分のHPに小説を載せるようになってからしばらくしてそれらの個人HPを検索できるサイト「楽園」が出来てネット小説が探しやすくなりネット小説人口が増えました
しばらくすると個人HPは自分でサイト運営をするのが大変なので他の人のHPに投稿するという文化も生まれました
そのなかでArcadiaという個人が運営するHPが頭ひとつ抜け出て2009年には一日のユニークPV15万にまでなりました
ここは個人が運営する自分の小説を載せたり他のネット小説読者との交流のための掲示板があるHPだったのですが
そこにあった投稿掲示板に小説を投稿するスタイルがいちいち自分でHPを作らないで小説を投稿できる場として上手くハマり2万作以上の小説が投稿されるようになりました
その中にはオーバーロードダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
アクセルワールド・GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり幼女戦記などといった書籍化された作品もあるほどでした
しかしArcadiaは個人が趣味でやっていることもあり管理人が多忙で手が回らなくなったり読み手の感想がキツすぎて気軽に投稿できなくなったり掲示板方式なので小説として読みにくかったりといった不満も出てきていました
その頃に現れたのが小説家になろうです
小説家になろうも個人でやっていたけどその後本腰を入れて何回もリニューアルを行い読みやすく書きやすく使いやすくなっていきました
好きな作品をブックマークしたりその日更新されたかどうかがわかったり作者の他の作品が一覧で見れたりと言ったユーザーフレンドリーな小説投稿サイトは当時他になかったと思うので人がそっちに流れるのも当然だとおもいます
長々と書きましたがこれが私の感じたネット小説界隈の流れです
複雑になるので省きましたがネット小説の歴史を考えるときにはオリジナル小説とファンフィクションという視点もいるのかもしれないと思います
Arcadiaも元々ファンフィクションメインです
小説家になろうは健全になるためにファンフィクションを切りましたがいわゆる「なろう小説」というものはファンフィクションの延長線上にあるのではないかと私は考えています

さらにコメント

id:timetrain 2018/05/10 09:51
本流から外れたところで二次創作の小説を書いていた人間ですが、ykkさんのコメントは大変完結によくまとまっていると感じます。

詳しく描かれた考察として
https://ncode.syosetu.com/n8479er/
「なろう批判を批判する!  〜昨今のなろう批判ブームに対し、背景を大して知らねーで語ってんじゃねーよ!!と思った古参が、新参向けに、なろうが勝者になった理由と歴史を書きなぐる話〜」
が先日話題になりました。男性向けの話に偏っているとの批判はありますが、参考になるかと思われます。

さらに追記

その後2018年11月、このような記事が話題を呼んだ。

エヴァSS」から「小説家になろう」までのWeb小説年表 - WINDBIRD http://kazenotori.hatenablog.com/entry/2018/11/03/203057





※ここから孫引き引用
チート能力持って医者や野球選手に転生?韓国の「異世界・チート」ラノベ事情〜日本との共通点・違い色々 - Togetter