※最初にお断り
けっきょく、正式名称としてはタイトル通り「ジェシカ・百田論法」で全然かまわないのだが、語呂がわるく字数も喰うので最終的に自分は『ジェシカ論法』という略称の使用に戻しました。
おっと、これを保存しておかないと。
百田尚樹 @hyakutanaoki
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/386872777426210816
すごくいいことを思いついた!もし他国が日本に攻めてきたら、9条教の信者を前線に送り出す。そして他国の軍隊の前に立ち、「こっちには9条があるぞ!立ち去れ!」と叫んでもらう。もし、9条の威力が本物なら、そこで戦争は終わる。世界は奇跡を目の当たりにして、人類の歴史は変わる。
しかし まー、なんですなー。(桂小枝調)
はてブでも大評判。
http://b.hatena.ne.jp/entry/twitter.com/hyakutanaoki/status/386872777426210816
私は、以前から追っているテーマの
新資料が手に入ったんでほっくほく。
つまり自分が「ジェシカ論法」、あるいは「お前が行け論」と呼んで考察している話に、新例が加わった…という話です。
■お前が戦争に行け論
http://www.tanautsu.net/the-best01_03_01_aa.html
■「「個人の自由と権利に比べれば…」「それなら、私帰っていいですか?」
http://www.tanautsu.net/the-best01_03_02_aa.html
■ヨシ=タナーニヒトの演説
http://www.tanautsu.net/kousatsu01_20.html
■「華氏911」異論--というか銀英伝的「息子を行かせろ論」について。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20040627/p1
■「あなたはどこにいます?」のジェシカ主義(銀英伝)は、菅直人がとどめを刺した。しかしそれでも…
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120304/p2
そのあと、もうひとつ記事を書いた。
■国会事故調、東電撤退問題…「きれいな清水社長」が全面撤退論を語ったら、どう反論する?
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120620/p3
■銀英伝脳で映画「リンカーン」を見ると…「大統領は鬼畜だ!」となるかも(笑)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130502/p3
最近も、これについて考えさせられる例がいくつかあった。
「安倍首相、踏切で救助試みて死亡した女性に感謝状」への賛否両論に関して
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20131004/p4
「シリア討つべし!」論に立つ日本知識人続々。…だが、例の「お前が行け論」が仮に有効なら、彼らは?? -
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130920/p2
今回の百田ツイートは、直接的には一番これに似ている。
朝まで生テレビ(福島瑞穂vs志方俊之)における「逆お前が行け論」
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20060527/p3
NPOは自衛隊より活躍する、と熱弁を振るう福島瑞穂社民党党首に対し、自衛隊で30年以上勤め上げた志方俊之氏が「じゃあ、社民党がNPOを組織してイラクに向かえばいいじゃないですか」と言ったこと。(大意)
福島党首「寄付はしてます」
志方「お金だけですか? 実際に行かないんですか?」これは正しい正しくないで言えば志方氏の論難が無茶で、金だけであっても福島氏が批判される筋合いはないと思う。
だが、ほらみろだ。
ヤン・ウェンリー的、あるいはジェシカ・エドワーズ的「お前が行け」論は、単純な反軍思想にとどめることはできない。こうやって復讐されるんだよ。
てなもんですから、私は氏の功績を記念し、これまで「ジェシカ論法」と呼んできたこの種の「お前が行け」論を「ジェシカ・百田論法」と勝手に呼ばせていただく(笑)。いやほんと、正反対に見えて同じ方向向いてるのよ。
「永遠の0」は間もなく映画公開。主題歌は、「ピーストハイライト」で平和と愛を歌い上げた桑田圭祐氏が「原作の内容に強く共感」して曲を提供したことは、既報の通り。というかアルバム「ピースとハイライト」に、その曲が収録されているという。
■”右傾エンタメ”「永遠の0」映画化。主題歌は「ピースとハイライト」歌うサザン、「内容に桑田が強く共感」
収録曲「蛍」
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130830/p5