皇室の話題で、大谷氏の転向っぷりを、かつての言動を知っている人間としてニヤニヤしながら聞いていた(1990年「朝まで生テレビ!」でははっきり「天皇の存在、天皇制の存続に疑問」といってた)のだが、それとはべつに
http://www.sankei.co.jp/news/051115/kok077.htm
ヒトラー例え小泉首相批判 靖国参拝で中国外相
・・・李外相は同日、釜山のホテルで「ドイツの指導者がヒトラーやナチス(の追悼施設)を参拝したら欧州の人々はどう思うだろうか」との表現で、靖国参拝を重ねて非難。参拝中止に向け「基本的な善悪の観念を持つべきだ」と訴えた・・・
という記事の論評場面があった(TVでは東京新聞の記事を引用)
勝谷誠彦氏がこれを批判するのは当然として、ひっくり返って驚いたのが、大谷氏が勝谷氏に同調、「事実と違うことを言っている」と中国批判に乗っかったのだ。
えええええ。
「ヒトラー崇拝・追悼=靖国参拝」の旗は、客観的には無理筋だと個人的には思うが、批判派の中ではいまだに主流の見解だったはず。その流れから、離脱するのかなあ。
【大谷氏の発言再録】
「歴史認識を間違えている」といってですね、あのー、非常に韓国や中国は日本を非難しているわけですね。その、おのれ自らが歴史認識をですね、いま勝谷さんが仰ったように間違えている。
歴史ってのはね、ある意味で科学なんですよ。事実は一つしかないわけであって、見方は色々あるんだけど、事実をねじまげちゃいけないわけですよね。
事実を捻じ曲げて批判しているとこに対しては、じゃあどこが認識が・・・「あなたに歴史認識でわれわれを批判する権利があるのか」ということをきちんとやってってですね、ここは感情的にならずに、いかに間違えているかと、いうことを指摘していくべきだと思うんですよね。
繰り返すが、発言者は西尾幹二でも藤岡信勝でもありません。
元黒田軍団のジャーナリスト大谷昭宏さんの発言です。
ところで他国か自国内かは別として、全体主義理論でいえばむしろヒトラーと毛沢東の共通点というものも出てくるわけだが。
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「赤い皇帝」毛沢東の生涯は血にまみれていた。著者は本書において、一九三〇年代初頭、毛沢東の権力掌握の過程で生じた紅軍(後の人民解放軍)将兵大量虐殺事件から筆を起こし、毛沢東が指示した数々の粛清と統治のために敷いた密告と秘密警察制・・・