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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

中韓、首脳会談で友好演出…異なる歴史観を超えて(笑)

中韓首脳会談が行われ、共同声明も出ました。

これについて、韓国報道の重鎮・黒田勝弘氏の指摘が面白かった。

韓国侵略には目を瞑り… 中国と過去抜き“蜜月ムード”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130629-00000543-san-kr
産経新聞 6月29日(土)17時45分配信
 ・・・・・・韓国にとって中国は過去、朝鮮戦争(1950〜53年)の際の侵略者であり、南北分断固定化の元凶である。当時の毛沢東北朝鮮金日成(キム・イルソン)の韓国侵略戦争を支持、支援した。さらに韓国・国連軍に反撃された後、中国の軍事介入がなければ韓国主導による南北統一も可能だった。

 韓国は当然、その戦争責任、侵略責任を中国に問うべきなのに終始、黙っている。今回の大統領訪中に際しても、政府はもちろんマスコミも識者も誰もこの“過去”を語ろうとはしない。6月は朝鮮戦争開戦63周年だったにもかかわらず。
 (中略)
 今回、朴大統領訪中を前に、韓国マスコミの中国専門家を囲むセミナーでこれが話題になった。・・・(略)筆者の質問に対し・・・韓中関係の基本として「求同存異」を挙げた。 
 
韓国は中国とは朝鮮戦争の評価(侵略かどうか)を含む歴史認識がまったく異なる。しかしだからといって中国を非難、糾弾などしない。経済や政治など実利のためには中国と仲良くし、ご機嫌をうかがわなければならないからだ。

 それが「求同存異」−日本でいう「小異を残して大同につく」である。(略)
セミナーでは日本に対しても「求同存異」でやってほしいものだ、と言っておいた。(ソウル・黒田勝弘

面白かったのは、今回「中韓蜜月」の象徴となった習近平氏は、この「中韓歴史認識問題」で沈黙してるとか発言に消極的、とかじゃなくて積極的に発言・・・いや「失言」とか「妄言」とか言われそうな発言をしてることだ。

■韓国政府、習近平氏の「6・25は正義の戦争」発言に反論
http://japanese.joins.com/article/292/134292.html
2010年10月27日08時59分
外交通商部は26日、中国の習近平国家副主席が前日「偉大な抗米援朝戦争(中国の6・25参戦)は平和を守り侵略に対抗した正しい戦争だった」と発言したのに関連し、「韓国戦争(6・25)が北朝鮮の南侵で勃発したというのは国際的に公認された否定できない歴史的事実」と明らかにした。
(略)
習副主席は25日に北京で開かれた「抗米援朝戦争」60周年記念式でこのように述べ、「中朝の人民は、両国の人民と軍隊が流した血で結ばれた偉大な友情を忘れたことがない」と強調した。

いや、実際、これを撤回させたり抗議したり、両国間の外交問題にしてもあまり生産的名意味はなかろう。
これは「異なる歴史観があっていても、現在の友好は築ける」というモデルケースにしたい(笑)