サイトには後日UPされるでしょう
http://www.asahi.com/tezuka/
今回はどの受賞作も、しごく妥当ですね。
「大長編を序盤だけで判断していいのか。完結後に判断すべきではないか」という、第一回から言われている問題は残るけど、むしろプルートゥは今後どんなにグダグダになっても、1、2巻の短編的な意味での価値は黄金の輝きを持っていると思う。
あと、西原理恵子は「上京ものがたり」より、それが単行本化されて大阪に売り込みに行ったときの様子を描いた「営業ものがたり」を個人的には押したい(笑)
- 作者: こうの史代
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2004/10/12
- メディア: コミック
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しかし、偶然にも昨日見つかったのですぐ読もうと思います。
作品評
「声高に反戦反核を叫ぶのではなく、一人の人間がいやおうなく歴史と切り結ばざるを得ない悲劇を、淡々と描いている。」(呉智英)「傑作などと呼ばれる必要は無い。この作品は誰もが必ず、一度は読んでしまっておく「財産」になるだろう。」(荒俣宏)
ちなみに呉智英は「ダ・ヴィンチ」の連載でもすでにこの作品を取り上げ「ピアニッシモ(すごく弱く=派手ではない、控えめな描写の比喩)の美しさ」と絶賛している。
あと、手塚治虫文化賞については、個人で歴代作品を見やすい一覧にしているサイトがありました。
おお、星雲賞コミック部門の一覧もあるところが芸が細かい。