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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

こうの史代「この世界の片隅で」が単行本に。そういえば彼女が「わしズム」で &アクション復刊5年

http://mandanatsusin.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-6b07.html

いやすごいものを読みました。

 『夕凪の街 桜の国』(2004年双葉社)でヒロシマを描いたこうの史代。彼女が再度戦争にいどんだ作品が、ついに完結しました。

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)

ふうむ、漫画アクションはなかなか読めず、飛び飛びだったんだけど、やっとまとめて読めるようになったか。
ところで、書こうと思って忘れていたけど、こうの史代は、この前刊行が終了した小林よしのりの責任編集雑誌「わしズム」にたびたび寄稿し、最終号にも漫画を載せていた。その漫画は、架空のフリーライターこうの史代にインタビューし「夕凪の街 櫻の国」について語らせるというメタなお話だった。
だけどこの雑誌って、小林が個人的に認めた人々に直接原稿を依頼する、と言うのが売りだったな。
小林がこうのを、そしてこうのが小林を、その作品を、それぞれどう評価しているのか。これはちょっと気になるな。

アクションは「復刊五周年」。

雑誌が一度休刊したあと、復刊できるという例、ここ10年でいくつぐらいあるのだろう。私の興味の範囲では、ゴング格闘技漫画アクションぐらいとちゃうか。
その後アクションは「レモンハート」がコツコツ連載されていたのも高評価だし「鈴木先生」や「罪と罰」「駅弁ひとり旅」なんかも載っている。かなり漫画界への貢献度高し。復刊五周年、おめでとうございます。