INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

”現在進行形の伝説”アンデウソン降臨!だが「最強の敵」ワイドマンなら、或いは…

http://www.wowow.co.jp/sports/ufc/preview/index.html?ufc162
UFC162
史上最強王者アンデウソン防衛戦
収録場所/アメリカ・ネバダ州ラスベガス MGMグランド・ガーデン・アリーナ

7/7(日)午前11:00
ライブ配信決定
7/8(月)よる11:00
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UFC史上最強王者”アンデウソン・シウバが登場。UFC16戦全勝、10連続防衛と大記録をいまだ更新中のシウバが、総合戦績9戦全勝のワイドマンを迎え撃つ。

メインは、ミドル級王者かつ“UFC史上最強王者”アンデウソン・シウバ11度目の防衛戦。UFC全勝、史上最多10度の防衛など、全てが歴史となる最強王者に挑むのは、総合格闘技戦績9戦全勝、勢いのあるミドル級のニュースター、クリス・ワイドマン。この夏最大のビックマッチがいよいよ行われる。

なんと、今回は格闘技関係者・・・というか現役UFC選手の中に「ワイドマン勝利」を予想する声が多いという。
http://omasuki.blog122.fc2.com/blog-entry-1506.html

6.30パンクラス大会、サムライTVでの放送予定は23日だそうです【改題】

前半(情報が見つからないときに書いた記事)

この前、DREAMの記事で
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130703/p1

ニュースとはどうしてもその週、翌週に「ある」ことを追いがちですが、「ない」ということもひとつのニュースとして追いかけたい。

と書きました。その一例・・・というか応用ですが、タイトルの通りですわ。
http://www.samurai-tv.com/program/pancrase.html

サムライTVは基本的に、公式サイトの更新についてのやる気、根気、元気が実に低い。
また月替をまたぐとけっこういろいろ調整が滞ることもある。だからちょっと気長に待っていたのだが、さすがに7月から1週間も経ってまだ放送日程が公式サイトに載ってないなら「サムライでの放送は未定」だと考えていいだろう。
だいたい、いつも会場では「この大会はXX月X日のサムライで放送されます」とアナウンスされてたのだ。興行の時には放送日が決定していたのがふつうなのだ。

今回、パンクラス6月大会が実際にサムライで今後も放送されないのか、されるのか、放送されないのかならその理由もわからない。
ただ、以前紹介したこれを思い出す。

パンクラスが今後、試合映像は「自社製作」するらしい/
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130201/p1

製作の形態が変わるのなら、それは当然配信するサムライTVと「製作会社パンクラス」は新しい契約の体制になるのだろう。その際に”交渉”があれば、それは妥結することもあれば、交渉が不調に終わることもあるはず。その結果として、7月6日現在、これまで大会当日には放送日が決定していたパンクラス興行の、6月30日の大会の放送日程がまだ決まらない……
これは一仮説である。
ありそうもないような気がするが、我々は既に一度、興行団体と放送会社の交渉不調によって、シリーズ放送が一度終了した例(UFCWOWOW)を知っている。
6月大会は興味深い試合が多く、また直前まで行く予定だったのが行けなかったこともあって、放送を熱望しているのだが。
http://blog.livedoor.jp/suck_me_disco/archives/51898739.html
http://d.hatena.ne.jp/lutalivre/20130630

後半(放送情報が判明)

コメント欄より

yoccy 2013/07/06 20:09
7月番組表が一部更新され、放送未定枠だったところにパンクラス6.30が入ったようです http://www.samurai-tv.com/program.html
gryphon 2013/07/06 20:20
ん、すいません何日の何時のところですか?見てもよく分からず
Dupin 2013/07/06 21:11
「PANCRASE248」2013/7/23 22:05〜0:00と番組表にあります
gryphon 2013/07/06 21:25
ん、自分がその画面で見てもまだ「番組未定」となっているバージョンだ・・・まあ見えるところもあるのかな。じゃあ、まもなく関連項目も更新されるでしょう。
AugusteDupin 2013/07/06 21:31
http://www.samurai-tv.com/hensei/hensei_1307.htm 
の下の「7月22日〜7月28日」のタブをクリック

出生前診断が実施された欧米諸国で、ダウン症判定の胎児の中絶率は…「70〜90%」

すこし前に、ブクマが多数ついたはてなブログ記事。

■海外でのダウン症出生前検査後の妊娠中絶率について
http://d.hatena.ne.jp/aggren0x/20130629/1372470239

欧州での実際の出生前検査後中絶率は以下のとおりで、全体として90%弱が、出生前検査後妊娠中絶を選んでいると分かる。アメリカでの調査は、州別になっていて…・・・地域集団ベースの複数の研究をまとめると67%(61-93%)が出生前検査によるダウン症診断後中絶を選んでいる。

重い話だ。なぜかといえば・・・自分のブクマより

(前略)・・・「知ることができる」という新しい可能性を人が得て、そこから何かの「選択」を迫られる・・・100年前、50年前の親になる人々が、知らなかった苦悩。

・・・・・・ただ、「出生前診断」に関して、自分は警戒感を示す論に多少の違和感を感じている。というのは
「産む、産まないは女性の権利」(プロチョイス)
という主張・・・もちろん、これに反対する「プロライフ」論も、自分は宗教的意味も含めて相応の理を認め、最後は社会の「選択」となるとは思っている。だが自分はプロチョイスだ。
だが。・・・いや「だから」だな、この場合の接続詞は。
「産む産まないは女性の権利」から敷衍すると「(出生前診断で)調べる調べないは女性の権利」という論理一択にどうしてもならざるを得ないのだと思うのだ。
もちろん「夫が検査を望む、妻は望まない」「祖母が望む」などの軋轢も出てこよう。だが、「社会が出生前診断は倫理に反する、といって規制する」というのはやっぱり無い方向だと思うな。今現在の規制も、解除されていくのが正しい方向だろうし、検査に公の助成が得られてもしかるべきだろう。技術も精度を高め、もっとカジュアルに、普通の身ごもった未来のお母さんが、受けたいと思ったらそれを妨げる外部条件は何も無い・・・という方向が望ましいと思う。


中絶の「脱道徳化」はどこまで進むべきなのか。どう評価すべきなのか。

リンク先も冒頭で
「事実について述べるのみです。この件について特定の意見を表明するものではありません。」
としている。
中絶を罪だ殺人だとやっている某キリスト教国家と日本が違う土壌であるのはよかったが、ただ中絶をどう道徳の中に位置づけるのか、これは難しい。
2点ほどある限られた場面では、非宗教的な意味で中絶は好ましくないとする議論はできる。
1・中絶は手術であり、母体へのダメージ、精神的ダメージがあるので。
2・そもそも避妊行動をしておけば、中絶を避けられるので。

ただ、この議論ではカバーできない話もある。今回紹介している「ダウン症の可能性が検査で分かったあとの中絶」はカバーできない側だ。

その場合、中絶は・・・「1」「2」を除くと・・・・多少の無理はあっても、「いい」や「悪い」どっちにも組みしない、価値中立的なものと皆が「見なす」ことをしないと、本当はいけないのかもしれない。
つまり、こういう話を「重い話だが・・・」と受け止めるのではなく、「ああ、そういう選択もあるのだろうね、さもあろう」とさらりと、ニュートラルに受け取る「べき」なのかもしれない、ということだ。

というのは、最近ある現役スポーツ選手が出産を公表した際、
「最初はみなさんに反対された時もあって、自分なりに一生懸命…いちばんは母にですけど、話して、スケートよりもその子の命のほうを選んだ」
と表明した。
めでたいことであり、圧倒的に暖かい応援がとんだのは当然だったろう。
そのときの反応の中に・・・彼女を賞賛する声の中で「まだ結婚していないとか、本人に他の目標(オリンピックなど)があるという理由で妊娠した子供を中絶するのは(道徳的な)罪であり、産むのが正義、人の道に沿った行為」というニュアンスも(ごく一部だが)個人的には見てとったのだ。
出産するか、しないかというのをやはりその女性なり、夫婦の中で決め得る、というプロチョイスの立場からは、仮にこのスポーツ選手が、『この子の命よりスケート』を選択しても・・・いや、『この子のいのち』という用語の選択自体にひとつの道徳的判断が入っているよな・・・だから難しいんだよなあ。・・・まあ上のような事態になっていたときも「それも彼女の選択」とニュートラルに、今回の出産と同じ比重で励まし、応援している風潮であるべきだろう。そうなっているのか、どうか。これはIFの話だが。

遺伝子カウンセリング・・・「選択」の前に(公が乗り出し)「知識」を与える必要性

平成25年3月9日
「母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査」についての共同声明
http://www.jsog.or.jp/statement/joint-communique_20130309.html
(略)
3. 今後、出生前遺伝学的検査には、今回のような常染色体の数的異常に関する検査以外にも種々の遺伝学的検査が開発されることが予想される。このような検査を用いた出生前診断では、十分な遺伝カウンセリングが行われる体制の整備が必要であり、私たちは、わが国における遺伝カウンセリング体制のより一層の普及と充実のために努力する所存である。

本来なら・・・その女性が検査結果を聞いた後、どういう選択をするかに対しては、自らが学び、判断すればいいことではある。ただ、やはり重要な問題であること、今後に関しての医学的な知識には詳しい人も疎い人もいること、などを考えると、知識を伝えることを仕組みに組み込んで、一律に「教える」という仕組みは作ったほうがいい。ベクトル的には「女性手帳(仮)」と同じではあるんだけどさ。

出産(産婦人科)を描く漫画「コウノトリ」が先月1巻発売。

コウノドリ(1) (モーニング KC)

コウノドリ(1) (モーニング KC)

出産は病気ではない。だから通常の出産に保険はきかない。産科医療は怪我や病気を治す訳ではない。なので通常の出産に産科医は必要ない。だが、何かが起こりうるから産科医は必要なのだ──。年間約100万人の新しい命が誕生する現場の人間ドラマ、開幕!
モーニングで大好評だった「未受診妊婦」「切迫流産」「淋病」「オンコール」を収録。

「伴天連追放之文」に曰く「日本は神仏の国。『大日本国』→『大日如来の本国』だろ?」…ちょっと笑った

最近読んだ歴史本に出ていた話。
豊臣秀吉の追放令と混同しがちですが、ここでいうのは金地院崇伝が起草したほうの追放令。
元本の題名忘れたのでネット上の文章で。
ウィキペディアの「禁教令」

慶長18年2月19日(1613年1月28日)。幕府は直轄地へ出していた禁教令を全国に広げた。また合わせて家康は崇伝に命じて「伴天連追放之文(バテレン追放の文→バテレン追放令)」を起草させ、秀忠の名で23日に公布させた(これは崇伝が一晩で書き上げたと言われる)。以後、これが幕府のキリスト教に対する基本法となる。
この禁教令によって長崎と京都にあった教会は破壊され、翌1614年11月(慶長19年9月)には修道会士や主だったキリスト教徒がマカオやマニラに国外追放された。その中には著名な日本人の信徒であった高山右近もいた。

この「追放之文」で国衣の宰相・崇伝はいろいろキリスト教を批判しているのですが

夫れ日本は元是れ神国也・・・神は他に求むるに非ず、人々具足し・・・是神体なり。又仏国と証する…文に云う、惟れ神明応迹の国にして大日の本国なりと。

・・・・「国家安康、君臣豊楽」も日本史上に残る駄洒落こじつけだけど、天竺生まれの仏教を持ってきて、日本は仏の国である、なぜなら大日本国とは「大日の本国」だからだ!!というのも相当スゴイ(笑)。
当時の伴天連たちが

と驚いたかどうかは、文献上の記録は無い。
ただこの地口オチ(オチっていうな)って、金地院崇伝のオリジナルギャグ(ギャグっていうな)じゃなくて、以前から思いついた人はいたみたいですね。
http://www.geocities.co.jp/kmaz2215/motto/garan_8.htm

『南山秘記』(寛喜二年(1230))
   又釈尊云わく。大日本国とは大日の本国なり。胎蔵界会をは日本国とす。所以に大日経高野山の事を説くと云う。 秘記 月氏国は釈尊霊鷲なり。金剛界会を鷲峯山となす。是れ深秘なり。―――略―――去るは我昔釈迦菩薩と名づけし時、行所の壇上に十六丈の重閣講堂あり。大塔の跡是なり。
 この文には、「大日本国=大日の本国」として(な、なんて安直な…)、金胎を霊鷲山と日本(高野山)とに振り分け、大日経高野山の事を説いている、と、まさに高野山密教の聖地である事を強調しています。

映画「コンプライアンス 服従の心理」を見てきました


予告編で大体のところはわかるだろうか?
ややくわしくあらすじを紹介したブログもあったので引用
http://ironboy1203.blog.fc2.com/blog-entry-182.html

事件の流れは


■ファーストフード店などのお店に警察を名乗った人物から電話がかかってくる

■その人物いわく、「お店で働いている女性店員の1人(適当な特徴をあげると大体一致する店員がいる、もしかしたら下調べなどしていたのかも)に財布を盗まれた」という被害者がいて、捜査の関係で電話をかけたのです、
という事らしい

■その人物は「なので店長などの業務上の責任のある人物がいたら、今この場で身体検査をしてほしい」と続ける
 拒否した場合は「財布を盗んだから身体検査を拒否している、責任者もその疑惑を知りつつ何もしなかった」という事になってしまうため、店長や責任者は言われるとおりに女性店員に対して身体検査をしてしまう

■後に電話はいたずら電話だったことが判明するも、身体検査の内容があまりに過激なものに及んでしまった ために、取り調べを受けた女性からの訴訟問題等に発展する

さて、こういう「人間心理操作もの」というか「マインドコントロールもの」・・・なんとジャンルわけするべきなのか、まだぴったりしたものが思いつかないけどもね。こういうジャンルは非常に好きなので、わざわざ小劇場まで行ったのだけども。


ただ、「電話で警官を名乗って、相手を思い通りに動かす」
というのが、日本では毎日5件も10件も「振り込め詐欺」「母さん助けて詐欺」として発生している。また、電話で医学的調査のふりをしてわいせつな言葉、質問を投げかけたり、その手の行動をしなさいと命じて性的に興奮する、という事件もよく発生している。
 
■ほんとに保健所からの電話でしょうか?
http://okwave.jp/qa/q7578958.html


だから目新しい話かといえばそうでもないが・・・ただ「振り込め詐欺」が話題になったときも、博識で知られるエッセイストが「こんな珍妙な、不思議な詐欺が存在しているという。にわかには信じがたいし、とても成功の望みなんかなさそうだが(声で息子か、そうじゃないか分かるだろ、との理由)」
知らない人からみたらやっぱり不思議でなぞめいているのかもしれないのだ。
映画も、だまされた人には「犯人が巧妙だったよね」としか言い様がなく(何しろ服を脱がされた女性自身も警官と電話でやりとりし、ある程度納得したり同意しているのだから)、特に背景として差別感とか反感とか、嗜虐性があったようには見えない(そう解釈し得る表現も無くもないが)。
自分はこの映画の公開前、予告編youtubeに、はてブをつけていたけど、こう書いた。

所謂ミルグラム実験アイヒマン実験)にもマインドコントロールにも通じる興味深い映画だが… ただもう一つ、この場合「電話を信じ込んだ人も被害者。責めるのは気の毒」との論法は成り立つか、つう厄介な問題あり

「マインドコントロールされてたのか、じゃあしょうがないね」
「相手が偽電話でだましていたのか、じゃあしょうがないね」
・・・・・と免罪するのも極端だ。だが「人間として当たり前の判断力、道徳心や倫理があれば、あんな偽電話の命令を拒否できて当然だ」
というのもまた極端で違う議論だと思う。
映画自体は実話を尊重したのか、劇的な盛り上がりやどんでん返し、心理戦が描かれているわけではなくやや一本調子だ(舞台もハンバーガーチェーンの店内と、その休憩室、出演者も店員など限定的)。だが、そのへんの問題・・・とくに、店の責任者である店長やそれに従った人たちの「責任」は問えるか?というジャッジペーパーを心に持ってみると興味深いとは思う。

逆に日本の「振り込め詐欺」を映画化したら、たとえば外国では「こんな事件があるなんて!」と興味をもたれるのかな・・・。

ウツボ、陸に上がる・・・そして”第二の口”が開く!衝撃映像が今夜(ダーウィンが来た!)

http://www.nhk.or.jp/darwin/broadcasting/next.html

海のギャング」とも呼ばれるウツボ。口には鋭い歯が並び、見るからに獰猛そうな魚です。そのウツボについて、近年驚きの発見がありました。まるで映画の「エイリアン」に登場する怪物のように、喉の奥から「第2の口」を伸ばして獲物を引き込むというのです。番組ではウツボの口の中を覗ける内視鏡やX線撮影を駆使して驚異の狩の技に迫ります。さらに、取材班はウツボが陸に上がる謎の行動に遭遇。魚の常識を超えたウツボの不思議を徹底的に解明します。

「第三の目が開く」だと典型的な厨二病だが(笑)、「第二の口」だって。