INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

真騎士、次回戦極でチームZSTと対戦。大暴れで70kg階級をを”S5”にできるか

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/headlines/20090812-00000021-spnavi-fight.html

9月23日に開催される「戦極〜第十陣〜」(さいたまコミュニティアリーナ)の対戦カード発表会見が12日、都内・ワールドビクトリーロード本社にて行われた。新たに追加されたのは、真騎士vs.山田哲也のライト級ワンマッチとオープニングファイト3試合。会見には各選手が出席し、意気込みを語った。

総合格闘技の階級変更といえば軽い階級にする、という話ばっかりの気がしたが、今回山田は大きいほうに変更するのか。階級が無かった時代と違って一応成熟しているということもあるし、山田が年齢的に成長期であることも大きいのだろう。


真騎士はとにかく、以前書いたように、互いに勝ち負けをくりかえしてにらみ合いをしている70kgの「S4」に横はいりして、5人体制を作るという、大げさに言えば使命がある。4人が5人になる。つまりジャッカー電撃隊でいえばビッグワンだ。喩え失敗。

しかし真騎士は肩固めで花澤大介13に一本負けするなど、寝技に難があるのは事実。
「関節技は好きじゃない。近づいたらやっちゃう」
とかいう、粗い対策(つーのかこれ?)じゃなく、ちゃんと克服できるのか。フェザー級では戦極優勝、DREAMベスト4確定で、この前のパンクラスでも好調だったチームZST。その新鋭の寝技は、真騎士の成長を確かめる試金石となる。

マーカス・アウエリオUFC再見参!!

http://blog.livedoor.jp/ultimatex2mma33/archives/1371818.html
とのことです。
70kgの、ある意味で”ワイルド・カード”になり得る選手であり、日本復帰もちょっとは期待していたが、UFCで急遽欠場選手の代役を探すという廻りあわせで、いったんリリースされたUFCに復帰となった。
まあすっごく残念ってわけでもないので、金網でがんばってほしい

松原隆一郎とセンセイ・カシワザキはCSでこう語った

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090811#p2
の続報であります。
メールをそのまま転載。

衛星放送の件、もっと早く言えばよかったですね。
これがディスカバリーの極真の件です。

http://japan.discovery.com/episode/index.php?eid1=863291&eid2=000000

柔道の方は、あえて気になったコメントをいえば、


・柔道はじめ武道は、礼節を学び人格を陶冶するもの。その理念は海外でこそ残っている。

・柏崎師範がフランスを訪れたときのこと。海外はカラー柔道着全盛、という印象があるが、フランス柔道界はセンセイ・カシワザキが来るというので、数百人の柔道家みな純白の柔道着で迎えた。

・通常であれば、フランスの柔道師範は指導者用の赤帯を巻くところ。しかし、センセイ・カシワザキの前で指導者帯などおこがましい、ということで、みな黒帯を締めて迎えた。

・センセイ・カシワザキが指導中、フランス人はみな正座をして聞いていた。センセイ・カシワザキが日本から連れて行った国際武道大の学生たちはみな胡坐をかいてきいていた。センセイ・カシワザキは恥ずかしい思いでいっぱいだった。

・フランスでは、サッカーやその他スポーツと同様に柔道を見ていない。柔道は人格を磨く武道である。フランスでは礼儀、尊敬、克己、などの細目で評価されてはじめて昇段するシステムが田舎まで統一されている。強ければ人格は二の次、なんていっている(もしくは結果そうなっている)なんてのは実は日本だけだ

・武道の真髄、一本にこだわる、温故知新(古い技を伝承し発展させる)そんなものはいまや日本だけで忘れられているだけだ。日本が弱いのはすべて、当然の結果に過ぎないのだ。

ということを言っていました。

なんせ、この番組は私は初見でしたので、テーマがテーマだけに松原先生が出ているのかと思いましたが、実はレギュラーと聞いて2倍驚きました。ギャラいらないテーマだったんでしょうね。


太字部分が面白いなあ。フランスでは「ただのスポーツではない」という発想だからこそ、支持者が多いという

14日の「コミケ」参加の格闘技サークル紹介

昨日も書いた、知人のサークルを今回は画像つきで紹介

14日(金)東ハ59b サークルPRIDE-0

で参加します。今回は仕事が忙しくて新刊が作れず、座談会のペーパーのみの参加です。

mixiに載せたカットや4コマも使っていただいてもOKです。

ご紹介、よろしくお願いします!

そのMixiの画像をひとつお見せします。

同一コンテンツのアクセス数対決、「あらたにす」vs「ニコニコ生放送」の結果は?

昨日の続報みたいなもんですが、
「アクセス数」「党首討論」などで検索したが、今んところ分かりません。どこかにソースがあったら教えてください

「ムダヅモ無き改革」2巻が出るらしい

http://obiekt.seesaa.net/article/125293439.html

1巻は少し前に読んで、「うーんこういう見立てかぁ」と苦笑、爆笑したのだが「サブカルチャー・ヒーローとしての小泉首相(的な首相像)」が今後どうなっていくかが興味がある。
「次の首相にふさわしい人は?」アンケートを見ていると、まもなく政権交替があっても、たとえば郵政民営化が見直しされても、今後20年・・・いや30年ぐらい、こういう形でフィクションの「かっこいい首相像」には小泉の影が反映されていくのではないか。
これは意図的、確信犯的なパロディですが、もっと別の形、一見してはわからない形でもそれはありそうだ。

大谷吉継をテレビ東京で特集(決着歴史ミステリー) 【敗将列伝】(3)

http://www.tv-tokyo.co.jp/rekishi/
テレビ東京で午後7時57分からやっている「決着歴史ミステリー」で、今回大谷吉継の特集をするらしい。
この主の番組は珍設・奇説と、「すでに学会では有力になっている(定説化している)が、知られていない説」がごっちゃになっていて、その楽しさも厄介さもある。逆説の日本史だな。

実は連絡があり、とある人から「大谷の特集があるこの番組を紹介してください。実は私、この武将の子孫なんです」と。
「えっ?だって関が原の後、一家断絶一族郎党皆殺しとかにならなかったの?」
「娘が上杉家に嫁いでましたから」(※本人の勘違いだった由。コメント欄参照)
「ああそうか。上杉家は西軍とはいえ残ったからな。そういう形で血統が続いたのか」
「祖母の実家には秀吉から大谷に届いた書状がありました。国学院の教授が調べに来てました」
「はあ、左様なお生まれでいらっしゃってござりまするか恐惶謹言」
と、なんか敬語がおかしくなっちゃったよ。


大谷は当時は難病だったハンセン氏病にかかった関係で、頭巾をかぶった異形のキャラクターとなっていることもあり、活躍と相まって関が原では非常に重要な役どころだ。
領地が小国のため兵力も足りず、大奮戦の後に大谷は自害する。
その後の描写が、司馬遼太郎関ケ原」では非常に秀逸なので紹介したい。

関ヶ原〈下〉 (新潮文庫)

関ヶ原〈下〉 (新潮文庫)


「わが首を、敵に渡すな」
癩(※らい。ママ)を病んだ首を、敵将の首実検に供することは吉継としては堪えられない。
「五助、心得たか」


(※中略。大谷は自害し、家臣の湯浅五助は「大谷の首を敵には渡さない」という最後の使命を果たすため、ある場所に首を埋めたが・・・)


「五助ならずや」
という声が頭上できこえた。ふりかえると、藤堂高虎の甥で藤堂家の侍大将をつとめる藤堂仁右衛門である。
「やあ、仁右衛門、久しや」
五助は、槍を取って立ち上がった。仁右衛門とは、旧知なのである。
「年来の友垣とはいえ、戦場のならい、やむを得ぬ」


(※中略。ふたりは闘うが、剛勇をうたわれた五助は激闘続きの疲労のため、力尽きる)


「勝負はすでにあった。申すことがある」
と言い、吉継の首の一件を打ち明けた。人に洩らしてくれるな、というのである。
「頼む」
というと、仁右衛門は兜の目庇を下げてうなずき
「摩利支天にかけて違背なし。もらさぬ」といった、五助はよろこび、槍を杖に立ちあがり、一応は構え、やがて形ばかり槍を一合させ、わざと仁右衛門に突き伏せられた。
(略)
戦後、家康が大谷吉継の死体をさがさせたとき、
「いやいや、手がかりはある」
と、家康は左右にいった。
湯浅五助ほどの者が、主人刑部少輔(※大谷のこと)の先途も見とどけずに死ぬはずがない。藤堂仁右衛門に五助の様子を語らせればめどがつくはずである」といい、仁右衛門にきかせた。


仁右衛門は、
「存じておりまする」
と正直に言い、ただいかような刑罰をうけましょうとも申せませぬ、
「右の次第、五助がいまわのきわのとき拙者に頼み申したるところ。約束でござれば、たとえ死を賜ろうとも、申せませぬ」
と答えた。
家康は大いに笑い、さてさて律儀なる若者かな、と言い、それ以上は追及せず、かえって仁右衛門に備前忠好の刀をあたえ、その功を賞した。

余談。テレビドラマ

さてさてこの作品、まだTBSがすごかったころ(笑)、伝説の名ディレクター鴨下信一の演出によって、6時間近いスペシャルドラマになったが、大谷役はだれだったかしら。顔隠しているから覚えてねえよ(笑)
豊臣秀吉宇野重吉本多正信三國連太郎徳川家康森繁久弥・・・などは覚えているが。すごい豪華な俳優たちだった。

関ヶ原 [DVD]

関ヶ原 [DVD]

古典的な名作なので、視聴覚コーナーがそれなりに充実している図書館には結構おいてあるような気もする。
ただ、この場面が映像化されているかどうかは忘れた。

元ネタ

このエピソード、ディテールも細かいから元文書があるだろうとこの機に検索してみたら
『平尾氏剳記』などにあるそうです。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~nikke/toudouninuemonn.html

お墓

湯浅五助は、今も関ケ原の主君吉継の墓所の脇でいっしょに眠っている。」とのくだりがある。
http://www.asahi-net.or.jp/~jt7t-imfk/taiandir/x060.htm
じゃあ大谷の墓はどこにあるのだろう。
そのまんま、関ヶ原に作られていました。
http://blogs.yahoo.co.jp/makutoboku/36094424.html

ご子孫は、ここにお墓参りしたことはあるのでしょうか。

「敗将 列伝」

まだ3回目ですが、このブログで【敗将列伝】を、【】も含めて検索してみてください。
第1回目、第2回目は彼と彼。