INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

”FIREBALL IS COMING SOON!!”「俺たちの五味隆典」が米国進出明言!個人的には8.1緊急出場を熱望

http://gameandmma.blog29.fc2.com/blog-entry-1724.html

「次の試合はアメリカになるだろうね。幾つかのプロモーターから複数のオファーを受けていて、その中には当然アフリクションも含まれている。今は全てのオファーを検討してる所だ。できるだけ早くアメリカで試合がしたいね。アメリカのファンに俺のファイティングスピリットを見せたいんだ。」

えらいっ、かどうかしらんが、アメリカで本格的に試合を重ねるならば地味に強いか、派手に強い選手とあたっていく可能性が強く「お茶を濁す」試合はなかなかできないだろうということは言えそうだ。
そんな決断をする彼は「俺たちの五味隆典」か?
おれはイエスと答えるが、某誌の座談会の人たちはどうかな。
ま、つーかなんつーか、ジョシュvsヒョードルのスカパー放送(噂段階)の実現をさらにひと押しのためにはどーしても彼が8.1に出てほしいねん、というエゴなんですがね。

「キック界の光と影」。

勢いでタイトルをつけてしまいました。書くことあんまり無いや。

まず、はじめに一報をメールで寄せた某氏は「結婚詐欺」と書いていた。結婚詐欺と偽装結婚はちがうがな。
んで、「結婚詐欺なら、命しらずのおあにいさんがたくさんいる選手の中から一人二人は出てくるだろう」とかのんびり構えてたら、けっこう偉い人なんだそうですね。
しかも、たくさん借金があったとかなんとか

全日本キックボクシング連盟会長らが韓国人の女と偽装結婚していた事件で、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕された同会長の金田敏男容疑者(59)=東京都品川区戸越=には約1500万円もの借金があったことが、警視庁組織犯罪対策1課などの調べで分かった。同課は金田容疑者が金を得る目的で偽装結婚した疑いがあるとみて調べている。
(略)
連盟本部が入る新宿区北新宿のビルを捜索。同ビルには井上容疑者が役員を務める住吉会系の関連企業が入っており、同課は住吉会暴力団による組織的な偽装結婚の疑いが・・・

この人がいなくなると運営上支障をどれぐらいきたすのかどうか分かりませんが、がんばってほしいものです。代表じゃなくて団体のほうがね。


全日本およびキックを盛り上げるために

こっからは手前味噌、ご都合主義になるが、わたくしどもがやっている
NHBニュース( http://blog.livedoor.jp/nhbnews/ )
は、それぞれのジャンルに詳しい人、そのジャンルのサイトや雑誌を読む人が目に触れた最新ニュースを紹介する場だ。
しぜん、投稿者というのは限られてくるので、常連の投稿者にそのジャンルに詳しい人がいればニュースは増え、いなければ項目は減る。
国内のK-1以外のキック、打撃系のイベントは残念ながら投稿する人が少ない。
たとえばつい最近、その話題の全日本キックは6.21に、
http://gbring.com/sokuho/result/result2009_06/0621_ajkick.htm

▼メインイベント(第9試合) 全日本スーパーフェザー級タイトルマッチ 3分5R
石川直生(青春塾/同級王者)
判定1−0 ※49−49、49−49、49−48
前田尚紀(藤原/全日本フェザー級1位/挑戦者)
※石川が2度目の防衛に成功。

というすごい試合があったらしい。一方で公武堂TVのチャットで某氏がいうには、判定には首をひねる向きもあったという。
まあ、なんにせよ、試合前も試合後も、
一種のニュース価値があったんだよね。
もともと今回は超満員札止めだから別に心配要らないのだが、まあとにかく、キックファン有志は、国内キック興行からぜひ独自の視点でニュースを切り取り、告知なりレポートなりをNHBニュースでしてほしいものです。「NHB」(=MMA)というタイトルが敷居を高くしているのかもしれないが、なんなら青木真也と石川の関係とか、SBとか、そういう部分のピックアップでもいいし。
自慢すると、あそこの広告効果をうまく使えば、チケットが2枚−5枚は確実に動く(なんだこのみみっちいカウントは)
そういえば今度社長代行に収まった宮田氏のブログは面白く、先行情報も多いと聞く。これをアンテナに入れて、まず少しずつNHBニュースにキック情報が普通に載るようにしようかな。


これか。まだ代表の逮捕と、自身の代行就任には触れていないようだ。
全日本キックマッチメーカー日記
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/all_japan_kickboxing/

TBS・金平茂紀氏がイラン情勢(の米国報道)語る

http://www.the-journal.jp/contents/ny_kanehira/2009/06/post_13.html
が最近UPされた。
イランの選挙をめぐる問題を、アメリカメディアはかなり時間をさいて追っている、ということを伝えたもの。
参考となる情報がある。

街頭デモに参加して、治安部隊に狙撃されて死亡したイランの若き女性、Nedaが路上で死んでいく映像の生々しさを前にして、既成メディアのジャーナリストたちは言葉を失うばかりだった。(ちなみに、CNNなどは、その映像を警告つきで何度も放映していたが、映像はきわめてショッキングな内容なので、十分に熟慮した上でこの映像にアクセスするかどうかを自己判断していただきたい。Neda とYouTube というキーワードで検索可能。)

その他では、
以前、同氏はネットの報道や市民メディアには疑念をもっていたが、今回の事件報道に関してはその力を認めざるを得ない、とのこと。
以前わたしが
金平茂紀ダン・ラザーに殉死す(笑)・・・論座より
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050321#p2

を書いたときとは様がわり(※上リンクで私がツッコんだ文章は、今、同氏の新書「テレビニュースは終わらない」で読める)だが、あの当時はネットが「敵」を応援してたから彼にとっても「敵」、いまはオバマ勝利の風潮を後押ししたのもネットで、だいぶ好意的になったという、分かりやすい分析で通用するだろう(笑)。
イランの報道統制下のデモが伝わるのも、
ラザーゲートでダン・ラザーが失脚したのも、
http://erict.blog5.fc2.com/blog-entry-171.html
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200511262320.html
のような故筑紫哲也番組への検証も、彼は同一ベクトルで見ることができるか否か。


まあそれはともかく、既にビデオが普及していた1989年の天安門事件と比べても、

今という時代は、何が起きたのかを人々が共有する手段が画期的に増大した。この変化は不可逆的であり、誰もそれを止めることはできない。

というのは、まったく正しい状況認識。通信や報道手段が増えたり、手軽になることが社会自体を変えていく・・・というのは、衛星放送受信アンテナの小型化を冷戦終結の予言に結びつけたレーガン演説に通じるものがある。(金平氏レーガンを並立させるのは、氏はうれしくないだろうが(笑))


ただ、最後の一文

じゃあ、日本はどうなんだ?
 
 イランから送られてきた市民ジャーナリストによる映像で、治安部隊が催涙ガスを使うので、多くの市民たちが涙を流しながら、何人かのデモ参加者たちがマスクをして必死に口元を押さえていた。テヘランでマスクをしているこれらの人々と、日本という国で(全く別の理由から)マスクをしているあれらの人々を併置したときの、この胃液が逆流するような感情を、僕らはどのような想像力をもってどのように表現すればよいのだろうか。

は、正直ぽかーん。
顔文字で書くと( ゜д゜)ポカーン。


面倒くさがって、あのシーズンにほとんどマスクをしなかった国内の一人としていうが、日本で新型のインフルエンザ感染リスクを、そして他人に感染させるリスクを少しでも減らすため、マスクをしたのは何ら間違いでもなんでもない。


テヘランのマスクと
日本のマスクを
併置したら、


個人的には「まったく理由も意味も別物なので、併置する必要性がぜんぜんないなあ」と感じちゃいましたが、この感覚、よろしくないでしょうか。

もっと端的に言うと「胃液が逆流するというより、(この記事を読んで)へそで茶が沸いた」です(笑)


というか、まじめに言うと最後のひと段落は「世界では若いものが立ち上がっているのに、日本のおろかな大衆が太平楽なのはケシカラン!」的なたいへん紋切り型の定型文で、せっかくテーマ自体は興味深いのにぶち壊しだなあと。
おまけに、それでWHOが警告する、広範囲に広まった新型感染症の予防祖措置を取っている一般の人々を貶めるのはいかがなものか


「イランでマスクしている人と日本でマスクをしている人を比べると胃液が逆流する思いだ」
なんてのは、政治家が言ったらふつうに失言扱いのような気がするが。

「植草被告の逮捕は国策捜査だ」というのは”セカンドレイプ”になるのかならないのか

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/trial/223491/

 車内で女子高生に痴漢行為をしたとして、東京都迷惑防止条例違反の罪に問われた元早稲田大学大学院教授、植草一秀被告(48)=1、2審実刑判決、上告中=が毎日新聞社発行の週刊誌「サンデー毎日」の記事で名誉を傷付けられたとして、同社側に1100万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が18日、東京高裁であった。山本博裁判長は33万円の支払いを命じた1審東京地裁判決を取り消し、植草被告側の逆転敗訴とした。

てなこと、これは本件とは離れた、派生的な民事裁判であるが。
それはそれとして、疑問はタイトルで言い尽くした通り。
前も書いたけど「有罪だ、いや無罪だ」と双方で主張をぶつけ合い、被告側は「合理的な疑い」を示せば無罪となるという、近代的な裁判の枠組みにおいては、そこに性犯罪を当てはめたとき、近代的な裁判制度それ自体が”セカンドレイプ”を、ある状況では必然的に生むんじゃないか?
という疑問が出てくるんですよね。
今も一定の割合で「植草氏は時の権力にとって都合が悪い言論をしていたから、国が陰謀で彼の痴漢容疑をでっち上げたのだ」という主張があり、朝日ニュースター愛川欽也パックインジャーナル」でも堂々と流れているが、もしこの容疑がその通りだったら被害女性は「国家権力の手先になって憂国の賢者を陥れた大悪党」という目で見られているわけで、これがセカンドレイプになるのかならないのか。
その一方で、これも前に書いたが痴漢冤罪も(国策捜査はともかく)一定の割合で存在し、多くは「被告は実際に被害にあったが加害者を勘違いしている」という主張ではあるが、少ないながら「被害を訴えた女性は悪意がある」というような認定がされたものもある。
このときに容疑者やその友人が「冤罪だ、不当逮捕だ。被害者はうそをついている」と声を挙げなかったらそのままだったということもある。
やっかいだ。
それも、避けられないほど、構造的にやっかいだ。
くしくも、話題になった別の集団順強姦容疑で、容疑者だった人たちが起訴猶予処分になったことが発表された。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090623ddm041040065000c.html

セブンイレブンの値引き販売妨害問題、”あの連中”はどう見たか?

ひさびさに登場。
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/rcomic/1240555413/l50

670 :愛蔵版名無しさん:2009/06/23(火) 07:43:29
ヘイ、セブンイレブン
この公正取引委員会ルールでは賞味期限間近で弁当の見切り販売は立派に成立する!


671 :愛蔵版名無しさん:2009/06/23(火) 20:57:41
涙のしょっぱい味付けで廃棄された弁当を食った人間でなければ
本当の人生に対するファイトはわかない!!


672 :愛蔵版名無しさん:2009/06/23(火) 21:10:48
天下の長州が廃棄弁当と割り子そばをすする毎日!


673 :愛蔵版名無しさん:2009/06/23(火) 21:45:17
廃棄分も売り上げ扱いにして本部はのしあがっていく…… クソッ!


674 :愛蔵版名無しさん:2009/06/23(火) 23:33:35
なんとでも言え!今の俺は一ドルのハンバーガーじゃなく
廃棄寸前の安い弁当にありつきたい一心よ!

浦沢直樹の新作「ビリーバット」1巻発売。朝日新聞では23日の紙面で大広告・・・だが浦沢長編に抱いた、個人的な疑問

新作「BILLY BATビリーバット)」は朝日新聞で1面買い切りの広告のほか、テレビ欄や1面に複数広告を展開している。
漫画って新聞広告の効果が無いと言われてきたが、この敢えて行う新聞広告はなんというか「浦沢は別格」「現代の漫画家のトップ中のトップ」という権威付けの効果がありそうで、なかなか面白い戦略だ。

ところで、以前ある人と話したのだが、
浦沢直樹は、起承転結の『起承』もしくは『起承転』までは信じられないほど巧い。それには異論はまったく無い。だが、最終的なオチを含めて大傑作といえるか?」
という話題になった。
双方、遠慮というか躊躇したのだが、結論は同じで「オチ・ラストまで含めて大成功してるとは思えない」でした。
短編集のMASTERキートンや、明らかに毛色の違うYAWARA!やHAPPY!は別にして、
最初から最後まで、謎解き的な部分を含めて最後まで引っ張る”責任”があるといっていい、長編シリアス(謎解き)ストーリーを三作、彼は書いた。

「MONSTER」
20世紀少年
PLUTO

・・・・・・・・・どうでしたか?
あとは論理的な説明をするのに自信は無いので、ただの印象批評です、感情論ですとあらかじめ認めるけど、最終盤の部分で「ああ!驚かされた!!」とか「なるほど、腑に落ちる」という感覚をこの三つで持つことは無かった。
一応謎は明かされることが合っても「・・・で?」「それで、どうしたの?」という感じで。

あ、書きながら気づいたけど、
なんで一応答えが示されているのに納得できないかというと、上にも書いた起承転結の「起承」があまりにもすごすぎる、うますぎるからなんだ。これまで食べたこと無いようなものすごいオードブルや絶妙のサラダが出てくるから、「メインディッシュは究極のメニュー、至高のメニューなんだろうなあ」とかこっちが期待に期待を積み上げていくから。
だされたものを見て「これ?」とがっかりする。

だから、こういう不満は二流漫画家では出ないんだ(笑)。
なるほど、自分で疑問を書いて自分で納得したよ。ブログの効用だなあ。

しかし長編の中の、枝葉のエピソードが巧すぎる。

PLUTOの、ピアノを弾くロボットとか
MOSTERの・・・なんだったかな、何か初期の逃避行中にあった老人の話とか、ホントすごすぎる。
「すぎる」ばっかり書き過ぎるな、このエントリ。ありゃ、また「過ぎる」って書いちゃった。

結局、上記の作品では、こういう構造上は枝葉となる中篇・短編への才能と評価が集まって高評価になっているんで、全体の構成がすばらしいわけでは、あまり無いと思うしだい。

日本マンガ学会やってたんだね

ひさびさに漫画関係のエントリを書いたら、偶然「たけくまメモ」がアンテナ上位に来ていた。
前のエントリを見逃していたのだが
http://www.kyoto-seika.ac.jp/hyogen/manga-gakkai/katudou/taikai/2009taikai/index.html
をやってたんだな。日程的には無理だったが、ちょっと行けるなら行きたかった。
来年の課題としよう。