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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

朝倉未来「ユーチューバー活動に集中したいから、試合は本当なら1年1回でいい」「youtubeは本当にすごく稼げる」‥これが今の風景

KAMINOGE、最新号はRIZIN.17の 事前煽り特集だったが、 遅れてしまい大会が終わった後に読むことになった。これはこれで、答え合わせのようでなかなか面白い。

KAMINOGE91

KAMINOGE91

メインで、因縁が色々と盛り上がった状態での対戦となった矢地祐介vs朝倉未来の戦いは、まさに両者が掛け金のチップを積み上げてる最中のインタビューであり、結果は知って読むと、敗者の側のインタビューがなんともいたたまれない部分があったが…えーっという感じでびっくりした別の箇所があったので紹介したい

ざっくり記憶で要約

・今ユーチューバーを始めてみたら、すごく登録者の増加が多い(※客観的な登録者の増加ランキングがあるが、そこの上位者にかなり長い期間の名を連ねているらしい)。

・びっくりするほど稼げる

・将来的にはもっと YouTube に力を入れたい。試合は1年に1回ていどでいいぐらいだ。

・この YouTube の話題は矢地祐介の方も語っていて

・あの浅倉未来のユーチューバー人気は率直にすごいと思う。自分もユーチューバー登録はしてるが、正直登録数抜かれたし。

・今5万人登録があれば、普通にユーチューバーで食えるらしい。(※ほんとかなあ)

手元にこの記事が無いので、記憶違いもあるかもしれないけど、ともあれ、いやすごいことに、なってるなー。


このユーチューバーの話題になると、正直自分が昭和だか平成の忘れ物、になってるということを実感するんだけど、自分は結局今に至るまでユーチューバーの番組というのは気合を入れてみたこともないし、ユーチューバーは唯一「ヒカキン」という人と、格闘技でユーチューバーだか何だか分からない…アウサイ常連の「シバター」という方がそっち方面で人気らしい、この二つしか、未だに知識がないぐらいだよ。


何度も語った、つい最近も記事にした話だが、自分はほぼ10年前、 YouTube に関してある予測をして、それが半分当たって半分外れた。
その外れ具合が面白かったんだ。再度紹介しよう.

…そういえば、「ふうん、海外ではこういう人やこういう活動もあるんだ、おもしろいね」という扱いだった「動画でシロウトさんが、『俺流のトークショー』をやってしゃべりまくる」という活動。これも何度も言うが、自分はその出現は予測していたが「それで知名度を向上させて本職の芸能活動や原稿依頼、本の売り上げなどに結び付ける」ということまでしか予測が及ばず、動画サイト、プロバイダ側が広告をここに載せて、その一部を視聴者数に応じて配分し、その結果ミリオンダラーが生まれる…といった展開はまったく予想できなかった。この「はずれかた」も、逆に時代を感じて無限に興が湧く。

そして今、曲がりなりにも日本で最大級のメジャー級スケールを持つ、地上波でも放送されている格闘技団体に出場して、今やエース扱いの格闘家が。

「ユーチューバーがやってるほうが儲かる。これから YouTube のほうに力を入れたい。だから試合は本当なら1年に1回ぐらいだっていい」
どこまで本音か盛っているかはわからないが、とにかくこういう発言が出てきて何の違和感もないのが、 2019年のメディア・ビジネスをめぐる風景なのだ。
この前の試合結果を報じる記事、「youtuberの朝倉未来が勝利」と書いたところもあるらしい(笑)
headlines.yahoo.co.jp



そんな朝倉未来YouTube ってえのは …これから検索…これか。
www.youtube.com


【朝倉未来】Youtube始めます


もう一回記すよ。
「5万人、チャンネル登録者がいれば、ふつうに食えるような収入が得られる」らしいです。
さあ、このチャンネルの登録者数は?

「最強」デメトリアスに和田竜光が挑戦(計6人の日本人出場)、本日ONE FC(abemaTV生配信)

科学の暴走!「令和元年 AI場所」(NHK)歴代の名力士、対戦結果をAIで判定、CGで再現…

科学とは、Aiとは、こんなふうに使われるためにあったのかっ
我々は、これ以上神と喧嘩できるのかっ
君はフランケンシュタインになっていいというのかっ。

どすこい!夢の大相撲 ~令和元年AI場所~ - NHK

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令和元年 AI場所 NHK

午後7時30分~ 午後8時42分
どすこい!夢の大相撲~令和元年 AI場所~

NHK


あの伝説の横綱と、あの現役横綱がもし土俵に上がったら、どちらが勝つのか?大相撲史に名を刻む横綱同士の夢の取り組みが実現!AIが出した対決結果をCGで再現!

番組では、いずれ劣らぬ著名人の好角家6人が3チームに分かれ、第44代横綱栃錦から第72代横綱稀勢の里までの29人の横綱の中から、チームごとにドラフト形式で3人の横綱を選出!先鋒・中堅・大将に分かれ、それぞれの現役時のデータをもとに、AIによって勝敗を決める。果たして、夢の対決のゆくえは?

【出演】デーモン閣下,大山進,やくみつる,紺野美沙子,市川紗椰,山根千佳,はなわ,西田淳裕

朝倉未来が「ライト級は本来の階級でないので」とGP辞退するらしい。はなまる!

blog.livedoor.jp


7月28日に開催されたRIZIN.17で矢地祐介に完勝した朝倉未来。10月12日に大阪イデオンアリーナで開幕するRIZINライト級GPへの出場が取り沙汰される中、試合後のインタビューで「正直、興味がないですね」と出場を辞退する事を明らかにしました。朝倉はその理由について「俺の技術ならフェザーならばUFCのトップどころに通用すると思っている。ライト級だとUFCのトップどころには通用しない。むしろフェザー級のGPを開催してほしい」と語っています。

ブクマからこんなご意見 (id:Dersu さん)

MMA The Orange : 【RIZIN】朝倉未来 ライト級GP出場辞退?

「体格が不利でもライト級に出る」やつをおだてた時代は過ぎ去り、「ライト級じゃないので断る」ことこそがカッコイイ時代になったんだと感慨深い。榊原には桜庭に無理させた反省とかねえんだな。クソヤクザめ

2019/07/30 00:24
b.hatena.ne.jp


自分は朝倉選手の試合は正直相手を応援することが多かったし、またUFCフェザーののトップどころに彼が通用するか?といえばYESとは答えにくい…と思うが、このライトGP辞退?発言は、実に嬉しいところ。というか、この発言でファンになったかもしれない。
日本高校野球に大船渡高校あり。日本総合格闘技朝倉未来あり。


プレイバック。

sadironman.seesaa.net
The MMA Showでダナ・ホワイトが以下のコメント。

・「私は桜庭和志の大ファンだ。サクラバ・ストーリーについての問題はこうだ。彼は本来ウェルター級で闘うべきだったが、その代わりに2階級重い相手にジャパニーズ・フリークショー・ファイトを強いられたことで潰されてしまった。結局彼が日本で最も偉大なファイターなのかどうかは分からずじまいになってしまった。日本人が彼のことを潰してしまったんだ」

・「それはどのスポーツでもあることだが、違う時代の偉大な選手を比較しようとするものだ。今言ったように私は桜庭の大ファンだが、真っ当なキャリアを歩んでいれば彼が日本の歴史上最高のファイターだったかどうかを我々は知ることができたし、今現在日本に限らずその他の国でもスーパースターと認識されることに異論はなかっただろう。それだけに残念だ」

いや、自分も当時はそこまで厳密に階級にこだわった試合をのぞんではいなかった、ということも含めてだ。
しかし、今ならこれでいいんだ。
だめというなら、長南亮氏かabemaTVの北野氏とコンタクトをとって、ONE FCで………

日本人対決多かった7月「RIZIN」見て思うこと

今回はGyao!での生配信を見ることができた(時々画像が固まったのはちょっと困るな…)。 今回の軸となった、ライト級やバンタム級での日本人同士の潰し合い、見えないトーナメントと言うか見えないランキング争奪戦…は超面白かったけれど、ただ国際戦も含めて応援する側、どちらかと強いてあげればこっちを選ぶ、というような選手がかなりの割合で負けてしまい、そういう点では溜飲の下がらない大会だった。

元谷友貴。あんだけテイクダウンされてしまってはねえ、 いくら下からの攻めや切り返しての再度の立ち、そして打撃戦では多少優位を保ってたとはいえ、判定負けになるでしょう。
あの試合見たら、テイクダウンというのは基本的に奪われるものなんだな、という初期 UFC みたいな感想を持ってしまう。それぐらい扇久保のテイクダウン力は高いんだろうけど、それにしても成功率が7、8割ぐらいだったんじゃないかなあ。そんな試合は最近滅多に見ないのでね…
佐々木憂流迦。こっちも打撃戦ではわずかに有利だったはずだが、一発当たってひっくり返されてしまった。 その前のテイクダウンも簡単には奪えなかったし、どうなんでしょうね。

矢地祐介。これも完敗。自分は朝倉兄弟が、例えばこれから世界に伍して例えばRIZIN内であっても世界タイトルを取れるかどうか、世界の強豪が交じったトーナメントで優勝できるか、と言うと少々懐疑的なんだけれども、それでも番付的には矢地の上になったということで、RIZINのエースということになるんだろう(階級は元に戻した方がいいと思うので、その辺の兼ね合いも問題となってくるかもだが)。

今度は水垣偉弥も参戦するだろうし、石原夜叉坊はどうなのかな?。この辺の星の潰し合いは今後も少し続いていくだろうけど、負けた方はもう1回価値の再建もしなければいけない。

ロードトゥ堀口恭司や、 ベラトールとの対抗戦などもあるのだろうか。

また、自分が認識できている、思い入れが深い2000年代(ゼロ年代)ファイターが、ちょっと顔や名前の記憶が曖昧な「テン年代ファイター」に世代交代していくんだろうな、ということも思うのでした。

GONG(ゴング)格闘技 2019年9月号

GONG(ゴング)格闘技 2019年9月号

本日はRIZINとUFCがともに開催(RIZIN地上波は8月3日深夜)

RIZIN Gyao生配信


gyao.yahoo.co.jp
gyao.yahoo.co.jp
今回のカードは、間違いなく面白い。やればできんじゃん、といいたくなるぐらいだ。
本当にいい…のだが、あす午後1時半からずっと観戦できる、というわけにはいかないの。
スカパーはディレイ放送があるし、録画ができたわけだが、Gyaoではそういかない。


それでも
アンコール配信:2019年8月2日(金)13:00〜2019年8月5日(月)13:00

という、配信期間があるのだが…それなら大会が始まってからずっと、どの時間からでもアクセスして最初からみられるようにすりゃいいじゃねえか、と思うのだが、それはもちろん権利との兼ね合いなのでしょうな。

しかし、DAZNやabemaTVのせいで、あっという間にすっかり「自分の都合のいい時間から見始めさせろ。こっちがアクセスしたら配信をスタートしろ」になれちゃったんだねえ。人間って都合のいいほうにはすぐに順応する。


地上波は遅れて
フジテレビ(関東ローカル)
🕐8/3(土)深夜26:00〜27:30(予定)

UFC

日本人がプレリム。


柳澤健「2000年の桜庭和志」が完結/PRIDEの収入話とか「森喜朗の口利き」とかが面白かった

柳澤健「2000年の桜庭和志」が1年2ヶ月の連載を完結した。

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柳澤健「2000年の桜庭和志」(Number連載)が完結
改めて桜庭和志という人間の、 MMAファイター としての始まりから現在に至るまでを見直して、感じ入るところがある。それはファイターとしての幸福が、最終的に何十億と稼いで、リングを退いて悠々自適に暮らせる…というところにあるならば、桜庭和志はそうなり得るルートもありながら、現実としてはそうならなかった、ということ。
その面で比較するなら、歴史の途中で袂を分かった高田延彦が、芸能面との仕事を含めてより恵まれていただろう。
だが、今「QUINTET」という新ルールのグラップリング競技を立ち上げ、それを広めるのに尽力しつつ、自らもそこで選手として活躍し続ける桜庭は、上とは別の意味で「幸福」を掴んでいるのではないかということでした。
そのように思わせてくれた、この連載に改めて感謝したい。以前も書いたように、 前作「UWF」本や「棚橋弘至中邑真輔」本などは、 その前のアントニオ猪木ジャイアント馬場本とは構造が異なっていて、映像でも活字でもかなり膨大な資料が「既にある」というのが大前提となる。そういう点では、最近の事例を扱ったノンフィクションは、ある程度それらの先行資料をどのように読みやすく、ひとつのストーリーに収斂させていくか…が問われる。そういう方法論の点でも、多くのヒントが埋め込まれている連載だった。


ところで、PRIDEの収入についての技術が興味深かったのでメモしておく。

これはNumber通算980号に掲載された、 連載23回目の記述から要約。

・35000人を収容できるさいたまスーパーアリーナでの興行が超満員になったとする。公共施設だから会場費は意外に安く本番当日料金は1000万円強、 設営やリハーサル日は550万円程度。

・チケット収益は3万5000人を集めれば、5億円は超える

スカパー年間契約金は6000万円から8000万円。しかしそれ以外にインセンティブ契約があり、視聴数がある一定数を超えると、一件あたり1500円から2000円の収入が得られる。多い時は1大会で2億円が入ってきた。

・フジテレビの放映権料は生放送でなければ約1千万円程度。3000円のパンフレットが2万部売れれば6000円ぐらいの収益。大体ひっくるめるは1大会で7個億円近い収入が得られた。

ちなみにこの回では2002年の、Dynamite! 初開催についての記述もある
(メインは桜庭和志ミルコ・クロコップだった)が、演出やギャラなどに諸々の経費もかかって、利益は「100万円」だったと言う(笑)

ちなみにもう一つ見逃せない発言をしていて、石井館長

国立競技場を借りる時は大変でした。格闘技には貸せないって断られたから森喜朗さんに口利きをお願いしてようやく借りられたんです。森さんとは長い付き合いで、 K-1の 会場にもよくお招きしたし、大会当日の国立競技場にも足を運んでいただいて、控え室からずっと一緒でした。

森喜朗さんに口利き…
長いお付き合い…
控室からずっと一緒…
こ、コ、コンプライア…… たとえばその「口利き」のお礼はなんだったのかな。カステラとか、おせんべだったのだろうか。

どるから 1 (バンブーコミックス)

どるから 1 (バンブーコミックス)

どるから (2) (バンブーコミックス)

どるから (2) (バンブーコミックス)

どるから (3) (バンブーコミックス)

どるから (3) (バンブーコミックス)

どるから 4 (バンブーコミックス)

どるから 4 (バンブーコミックス)


「どるから」って連載続いてたんだ!そして9月に最新刊が出るんだ!!!