ジャンプ的には先週の話になるんで恐縮だが、まあ電子書籍はいつでも買えるんで見たい人はそれで対応してくれ
逃げ若、大好きなインターミッション回だ。後醍醐帝が死んで狼狽する尊氏、史実通りで爆笑してしまう。
— 哲学 (@Tetsugaku) January 19, 2025
見たかったシーンだ。最高。
あと土岐氏が史実通りちゃんと死んだー!! 当たり前だけどびっくりする。素顔を見せたら化け物は死ぬ。そういうことね。でも院に矢を射ったどころではない狼藉で吹く pic.twitter.com/QCG648a6uK
#逃げ上手の若君
— 天地百八❖ (@TenkouTisatu108) January 20, 2025
尊氏が後醍醐天皇を慕い続けたのに対し、後醍醐天皇にとって尊氏は「凶徒」で「逆賊」だった
しかし尊氏が後醍醐天皇からの偏諱「尊」を使い続け、後醍醐帝もそれを容認していたのも事実(追討の綸旨は尊氏表記)
変な配慮してる所に帝から尊氏への複雑な感情を思えなくもない#逃げ若 pic.twitter.com/BzyrO6S7Xu
そもそもこの種の行動矛盾が多すぎるゆえに、足利尊氏は歴史論だけでなく(その手法自体に大きな問題があるとの主張もあるが)、精神分析的な解釈…たとえば「躁鬱」的な当て嵌めで、なんとか理屈を立てようと苦労する人も多い。
佐藤進一が『南北朝の動乱』で述べてる足利尊氏狂人説は説得力がない上に、「異常な血統」とか色々とヤバいんだよね pic.twitter.com/RlbfsbOTlS
— ヴォルヴィーノ@読書垢 (@dokushoa) October 6, 2024
勿論素直に「武士の期待、願いを背負って背かざるを得なかったが、熱い忠義の心はなおも保たれていたのだ」「あの悪逆非道な朝敵は、まことに嘘偽りばかりよ」的な善意・悪意の超解釈をする人も負けず劣らず多い。
「支離滅裂、躁うつ病な足利尊氏」「近代的な感覚をもった政治家田沼意次」という人物像、何十年も前に「新説」として話題になって、そして研究が進んで「そのように解釈はかなり無理がある」という批判が主流になったころに娯楽作品でその人物像が再生産されていくこのタイムラグはなんなのだろうか
— ほしの (@hoshinospw) January 26, 2025
しかしながら、深謀遠慮が仮にあったとしても、少なくとも外形的・表面的には、この矛盾で支離滅裂な行動原理によって生まれた「天竜寺」。
これが、禅的な美と哲学の成果として世界中から愛され続けるのだから、マッポー(末法)にもほどがあり……
逃げ若、尊氏さんがゴネにゴネて後醍醐帝の為に造らせた嵐山にある天龍寺は現在は京都屈指の観光名所となりその芸術性の高さは世界遺産にも登録されている。どんなに尊氏さんをトンデモ扱いしたところでその成果物の価値は最早揺るがない勝利宣言。
— アレマニュ (@allemagne0103) January 20, 2025
京都で大人気のこのお寺、
— ノルニル@BOOTH販売中 (@g0337039) April 15, 2024
今なら「尊氏殿が後醍醐帝のために建てたお寺じゃねーかウワァーッ!!」ってなれる。
ただお庭が綺麗なだけじゃないんだ…歴史好きになると聖地増えるし今生きてるこの世界が好きになる。 pic.twitter.com/YirVRXE3gY
ちなみにこの回で、早くも「観応の擾乱」の芽が生まれている。
そして神武の御代から数えてことしで2684年となるわが皇国において屈指の不敬発言である「院と申したか、犬と申したか」もどーんと再現。
何ニ院ト云フカ,犬ト云カ,犬ナラバ射テ落サン
うん、わざわざこれの一覧を作った時もトップクラスだったな、たしかに(笑)
m-dojo.hatenadiary.com
でもそれと一、二を争うあの発言も、この作品ではそもそも既に漫画化されたっけ。
これだこれ
m-dojo.hatenadiary.com
そんな尊氏(観応の擾乱)の特集が29日の「歴史探偵」で放送・配信
放送日程と連載のタイミングが合い過ぎている!!連動コラボしてるな!!!
【#歴史探偵】
— NHK大阪放送局 (@nhk_osaka_JOBK) January 22, 2025
足利尊氏と直義兄弟。逃げ上手の若君でも注目。
漫画家の松井優征さんも登場し、激動の南北朝時代を紹介!
歴史探偵 足利尊氏 南北朝兄弟げんか
📺29日(水) 夜10:00[NHK総合]https://t.co/On19g4f1iC pic.twitter.com/Izsz5p05Hy
漫画「逃げ上手の若君」でも注目。漫画家の松井優征さんが語る足利尊氏!
— NHK大阪放送局 (@nhk_osaka_JOBK) January 26, 2025
「歴史を改編する能力があるかも!?」#歴史探偵 足利尊氏 南北朝兄弟げんか
📺29日(水) 夜10:00[NHK総合]https://t.co/On19g4f1iC pic.twitter.com/XoqSxavoA6
「魔力でもあったと考える方がよほど説明しやすい人生」(松井優征(談))