https://t.co/fSoNdFoMfK
— 遊牧民@候選 (@Historian_nomad) April 17, 2024
気になる人はこのリブレットをよみませう
まかりまちがってもはっとなんとかさんの本を読んではいけない(なぜなら基本史料の読解をミスっている上先行研究としてのこれを無視しているので https://t.co/7JGFl5WJaZ
ところがいまどき、山川出版社のこの本は、何も公式の解説・内容紹介がないしょっぺえページ。
しかたないので、上位レビューを写す
lm700j
5つ星のうち5.0火薬製造のために広がる硫黄貿易のネットワーク
2012年1月19日に日本でレビュー済み
宋から銅銭を積載してきた船の帰りのウエイト兼荷物って何よって話で
宋は日本から硫黄を輸入しまくっていたんだよ、という本
硫黄は当初は漢方薬の材料でしかなかったので需要は小さかったが
火薬の材料ともなると、やはり大量に入手する必要がある
宋は当時西夏とドンパチやっていたが、いかんせん支配領域が狭くて
硫黄を産出する火山地帯を支配域にもっていなかった
なので日本から硫黄を輸入して火薬を作っていた、という
で、硫黄を掘っていたのは鹿児島県のほうの硫黄島がメインだとか
で、西夏のほうもあっちこっちから硫黄を輸入していたらしく
どうもアジア全体で硫黄の大貿易網があったんだろうね、とのこと
Civ好きにはたまらない一冊であるし、資源関係の仕事をしている人にも楽しいだろう
てか鉄ヲタや廃墟ヲタや廃道ヲタからすると硫黄鉱山っていうとwktkするよね
おっ、よく出る「船の帰路は、品物を売って軽くなったぶん、バラスト(重り)代わりに何か積む。どうせなら、売れるもんがいいな。何を積もうかな…」で歴史が動くやつかもしれない。
ぼくの子供時代にはこの「日本から硫黄を大陸に輸出していた」という記述は、一般書にはほとんど出てこなかったんだよね。いまはどうなのかな。