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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「日本の技術者が1990年代にタイムスリップ。スマホを日本が主導すべく歴史改変に挑む」というSFが読みたいんだけれども(笑)

貿易赤字やI-phoneで検索すると、この種の記事が色々出てくる。

iPhone売れるほど…貿易赤字懸念 販売動向に政府関係者ピリピリ - SankeiBiz(サンケイビズ) http://www.sankeibiz.jp/macro/news/141021/mca1410210500002-n1.htm
 
iPhone人気が貿易赤字“増幅”の現実 (1/2) - ITmedia ニュース http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1410/23/news044.html

こういう見方は、貿易赤字というものの見方が一面的だとか構造を深く見ていないという批判などもいろいろあるのだが、全体的な判断は別として、やはり二十数年前まで日本のお家芸であった「手のひらサイズ、持ち運び可能の高度な電子製品」が大量に輸出でなく輸入され、しかもそれが貿易統計を左右するとはやっぱり当時はおもわなんだ。
歴史というのは残酷なものだ。
そういえば90年代か、いや2000年代初頭か。日本の携帯電話は海外でシェアがまったく伸びていない。むだな機能がむやみについたアイスペックで高価格すぎるし、国内メーカーが競合してるか多品目少量生産…という話を、NHKの「クローズアップ現代」でみたのが最初だったかな?その時は「なるほどねえ。まあ、じゃあシンプルな電話作れば売れるんじゃない?」とひとごとのように思っていたが、こうなった。
スマホ登場もそうだし、遡れば「I-pod」が出た時、日本の技術者やメーカーがそろって「技術的にはうちでなんぼでももっといいもの作れますよ」と笑ったものの、「音楽データをダウンロードする著作権処理」のほうの解決が一歩もすすまないうちに、そこをクリアしたアップルが爆発的に…とか、いろんな物語、伝説も生まれている。
 
サムスン躍進もしかり。 ハイアール進撃もしかり。
そしてそれらへの「液晶テレビ敗北」もしかり。


んで。
そういう、この情報機器興亡史を分かりやすく語る方法として、表題にあげたように「歴史改変シミュレーション」として、この分野を誰か書いてくれないかなー、と思うわけです(笑)。発想が飛躍している??いやいや、こういう競争はしばしば「戦争」「戦記」になぞらえられるじゃないですか。
ならば、一時期大ブームを巻き起こし、いまでも佃煮にしたいほど類書が出ている架空戦記、それも「歴史改変SFの形をとりながら、第二次大戦の重要なトピックや戦略を解説しよう」あるいは「日本が負けるのはくやしいから、想像の世界で失敗したあそこやあそこをうまくやったことにして日本をお話の世界だけでも勝てるようにしちゃえ」
という作品は、志の高低や質のよしあしを別にして、けっこう読まれているじゃないですか。

ならば、やはり「負け」なのかもしれない携帯電話からスマートフォンにいたる情報端末の商戦、開発競争を、そういう歴史改変SFの骨法を生かして解説してくれるシトはいませんかね?という話です。

自分の少ない知識でいうとだ、
国際競争に負けて、その部門から撤退することになった携帯・スマホ開発部署の技術者が、自棄酒を飲んで歩道橋を転がり落ちることにしましょうか(お約束)


目が覚めるとそこは・・・日本なのだろうが、何年代に送りこめばいいだろうね?
自分の乏しい理解では
「日本のメーカーが大同団結して、大きな合弁会社でも作って共同生産すればよかった」
Iモードが大発明だ、成功だ!!とかまけてないで、Iモード専用のサイトを作らせるより、いかに携帯で普通のネットにつなげるかを競えばよかった」
「ソ○ーは音楽・映画会社も持っているんだから、強権を発動して強引にでも、ワンコイン、ワンクリックで手軽に音楽や動画データをダウンロードできる著作権処理の枠組みを作ればよかった」
「中国など途上国向けの、シンプルな携帯をつくればよかった。」
「もっと携帯の国際ブランド化をめざし、広告費をサムスンのようにどっと出せばよかった」


…的な愚痴を色々聞いているのだけど、どれが正しく、どれが俗説か、或いは全部後知恵か、そのへんはよく分かりません。

まあ、そのへんの節目節目で
Iモードなんて一時のあだ花よ!!そんな開発者のおばちゃん持ち上げてんじゃねーや!」とか、そう言わせて出世させ、そしてスマートフォンを世界に先駆けて日本企業が作り…と話は進んでいく。
まあその場合、「ライオン仮面」的な「存在の環」にスマートフォンが入っていくことになるのだろうけど。

新書というのもへんだけど、エア新書で作ってみる

タイトルをラノベ風にしてみた(笑)。



それに「Iモード」がなければ、そもそも携帯でネット世界につながろうず、的な発想も受け入れられにくかったろう、といった、歴史の逆説もいろいろあるでしょう。


…だが、それこそ歴史改変SFの醍醐味じゃないですか(笑)。
まあ、とにかく僕はそういうのを読んでみたいと思うものの、書く能力なんかありません。ここは妄想のアイデアを披露するだけに留め、実現は誰かに任せたいと思います。

それがベストセラーになって、印税でも少し分けてくれたら、幸せこれにすぎるものはありません(笑)



おしまい。