- 作者: アダチケイジ,森高夕次
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/10/23
- メディア: コミック
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- 作者: 星野泰視
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/04/22
- メディア: コミック
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この二人がコンビを組んだ。掲載誌は「ビッグコミックスペリオール」だ。
[江川と西本]
作/森高夕次 画/星野泰視
少年・西本聖は、松山商業の選手であり兄である正夫の、甲子園での試合を観戦していた。
そして、松山商業は延長18回の末、再試合となった試合を制し優勝した――!!
試し読みもちょっと可能。
http://big-3.jp/bigsuperior/tameshiyomi/saisin/20141024/egawa/index.html
江川と西本が同じ球団で同じ時期に活躍しながら、何から何まで対照的なライバル関係であり、双方(かな?)それを強く意識してた…という話は、野球にそんなに詳しくない当方でも知ってる話で、そういう点ではある意味「ベタ」なんだろうけど、じゃあその二人のあれこれをどこまで詳しく知っているんですか、となると全然知らない。
そこをある意味ついてきた。
ど真ん中に直球を放っているようでいて、案外手元でぐっと曲がってくる変化球かもよ(笑)。
しかし、原作者ってどれぐらい並行して仕事できるんだろうね。原作者は筆名を結構使い分けているから、どんなペースなのかわからんけど、いまグラゼニは「文京モッブス(≒ジャイアンツ)編」に入って、久々に「ぜんぶをくさいところに投げるボール球を続けて放れるか?」みたいな面白い問答をしてる、のに。
一緒にやれたとしたら、多策で並行して代表作を描いていた手塚治虫をちょっと「チェイサー」できると(笑)。
- 作者: コージィ城倉
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/09/30
- メディア: コミック
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江川のに関する漫画としては、超名作として本宮ひろ志の「たかされ」がある。
だが、あれはプロデビューまでだからな。また、本宮氏は個人的交流で江川からも話聞けたし、「本気で漫画で大宅壮一ノンフィクションを取りましょう」と公言していた文芸春秋の編集チームがサポートしていた。
こちらはどうだろうか。
案外読んでいるひとは少ない(小部数雑誌で、版元も漫画部門が弱かった文芸春秋だもの)作品なので、3回も自分は気合を入れた紹介文を書いている。
日本シリーズで流れた、あのCMの意味…本宮ひろ志の江川卓伝「実録たかされ」とは - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20071102/p4
コミッショナーはえらいのだ。法を超えてえらいのだ(本宮ひろ志・江川卓「実録たかされ」) - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110814/p2
作新ベスト4、本日準決勝で…やはり「たかされ」再読 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110819/p2
- 作者: 本宮ひろ志
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- メディア: コミック
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あ、そうだ。最後に一言付け加えると、いよいよ「1980年代」が”物語”=”歴史”になりつつある、ということである。ではその開拓地から、何を掘り出して商品に換えて売りさばくか。
この開拓地から黄金を先に掘り当てたのが例えば「アオイホノオ」だったわけで、さらにいろいろな試みがされていくだろう。