えーと、いつまで公開されてるんだっけ。
第127話 回収任務
2024年03月20日
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これにブクマ付けたのだよ、こう。
この回は「敵地侵入、正体露見の危機を知恵と機転で次々切り抜ける。だが敵も切れ者、さぁどうする?」という正統派サスペンス冒険ものとして読んでほしい。「初歩的」かもだが「王道」だ。/誰もそう読んでくれん…
https://b.hatena.ne.jp/entry/4750874396104381536/comment/gryphon
多少のはてなスターはついてるが、こんなに手ごたえ(賛同)の感じられなかったブクマもねーわ。
だから、記録に残すぞオイ。もう公開長いからネタバレうんぬんもないだろ。
いちばん目立たない「その他大勢」の属性選びから、知恵比べは始まっている。
そして……
早速彼ら彼女らは、パーティ会場から離れた目当ての部屋で家探しを行うが、
優秀な警備に、早くも見つかる。
絶体絶命の二人の最後の手段は?……
なぜ、これが優秀な警備員をも煙にまく効果的な手段なのか?
ふむ、すまじきものは宮仕え。
やれやれ一安心・・・・・・・・とおもいきや!!!追跡する側もプロッ……
……とまぁ、紹介したんだけど、
なんというか、超一級の偽装工作とか、超一級の、その場の誤魔化し方とか、超一級の見破り方…ではないと思う。
ただ、折り目正しいというか、「ほうほう、そう来たか! あっと、こりゃ危ない! ……ふー、窮地脱出!!…あっ、敵も切れ者だ、バレた!」みたいに、読者心理をジェットコースターにのせる、そういう効果はきっちりと果たしていると思う。
そもそも、すでに1巻100万部をこえているという、久々の幅広い人気を得た国民的作品(になるかもしれない)、そこで描かれるサスペンスや戦略合戦は、これぐらいの塩加減、砂糖加減がちょうどいいだと思う。これ以上にさまざまなスパイスを入れると、美味かもしれませんがもっと大人好み、通好みの味……「ハンター×ハンター」とか「喧嘩稼業」になってまうやろ(いや、その二作のような路線を選ぶのも、大いに歓迎だが……)
ま、こんな感じで、身分を偽装して敵地に潜入した人間が、正体発覚のピンチを機転で潜り抜ける系の展開って、
数多くのエンタメで数多く描かれたから、皆も「我が心の、敵地での機転」があるんじゃないかと思います。
そこで自分がわが心のベストワンを挙げるなら、
「プロジェクトA」でジャッキー・チェンが、敵陣営の「張」を名乗って潜入してたら、本物の張を知る男とばったり顔を合わせ、その男が大慌てで
「お頭、こいつは張じゃありませんぜ!」
これに対して、ジャッキーチェンは、さも自分がその男をかつて怒らせ、許してくれていない関係のように演技…
その男の訴えを
「怒っているんだな、当然だよな……そうとも、私はあの時の張じゃない、私は変わってしまった、あの時とは別人なんだ!!」とか話の方向をずらす。
お頭まで
「おいお前、何かあったのかもしれないが、張を許してやれよ!!」とか言い出すシーン。
あまりにも力技であったが、なんとも印象にのこっています。
あと、ノンフィクションではあるが、イスラエル建国以降、3本の指に入る大物スパイであるウォルフガング・ロッツの経験談は、もっと驚くような正体発覚のピンチと、それを切り抜ける機転が描かれていました。
皆さんの印象に残る「敵地潜入、正体発覚のピンチとそれを切り抜ける機転」のシーンはなんでしょうか?