機動戦士ガンダムSEED、仮面ライダー555、フルメタル・パニックの新作などの好調を観るにつけて、人気作品の●周年を飾るのに色々と知見を得たので、ちょっとここに記していきます。20周年だと当時の担当者や役者が同じ会社(映画会社・アニメスタジオ・出版社)に残っているので→
— 中津宗一郎 (@nakatsu_s) February 6, 2024
元々の版元ですごい大掛かりに20周年企画をやりやすいんですよね。これは素晴らしいことで今後もどんどん増えていってほしい。でも30周年企画になると同じ版元・同じ担当者で行うのが難しくなるんですよね。新担当が付いた上での企画になる。でも創作者側としては現役の方も多いので、30周年企画は→
ある種、同一クリエイターが集まって「もう一回、新々企画もやろうか」というのがやりやすいし、その意味で30周年企画ってのは積極的にやっていった方がいいなと思っています。これが40周年企画になるとちょっと難しい場合も増えてくるんですよ。引退された方や鬼籍に入られた方が増えて→
来てしまうし、会社としても存続しているものが少なくなってしまうから、企画再起動が難しくなるんです。でも40周年企画というのは、「生きている間に観られる最後の企画」になるからこそ意味が在るわけで、ここでやっておかないと!という感じになりますよね(最近、痛感している)。そして50周年→
50周年を迎える企画となると、これはもう文化として如何にアーカイブしていくかという企画になるんだよね。実はライトノベルってその領域にどんどん近づいて行ってしまっているのに、なかなか動きとして観られないというのが、もどかしいところです。何とかしていかないとね。60周年超えると→
ゴジラみたいになっていく。55周年のウルトラセブンもすごかったしね。ここまでいくと100年持つコンテンツに成るのだろうかなぁ。なんか小野不由美さんの十二国記みたいな話になってきたぞ。まぁ日本には千年を超える「源氏物語」という化け物コンテンツがいますが。
はい。いくつか区切りがあるんですよ。10年が人気作の完結の区切り、20年が続編登場の区切り、30年が新作登場の限界点(版元担当者が引退するから)、40年が作者ほかの寿命的な区切り、そして50年が文化として残っていくかの区切り。60年が世界的コンテンツとなるかどうかの区切り。十二国記的にね。
— 中津宗一郎 (@nakatsu_s) February 6, 2024