面白い場面だったので、まずその流れをそのまま抜粋紹介しよう
前提
・進路指導の先生に生徒が相談
・その先生は「夢なし先生」とあだ名がつくような教師で、生活指導の時には、夢見がちな生徒に冷や水を浴びせるような言動が多く、生徒にも、そして意外にも「子どもの夢を応援します!」な学園上層部にも受けが悪い。
・しかし、それには深い背景や、この人なりの考察がある…
夢のどん底から生徒を救う革新の教師物語!元キャリアコンサルタントの高校教師・高梨(たかなし)は、生徒から「夢なし先生」と呼ばれている。
彼は進路指導時、生徒の「夢」に対し現実的なデータや世の中の実情を突きつけ、否定し、覚悟を問う。
それでも夢を追い、のちに夢破れ、どん底の中でも諦めきれない生徒がいれば、卒業後でも手を差し伸べ、「諦めるための授業」を行うのだった。『群青戦記』『リビドーズ』の作者が放つ、新時代の教師物語!
夢のどん底から生徒を救う革新の教師物語!各メディアに多数取り上げられている話題作!!
「その夢はあなたを殺しかねない。」
元キャリアコンサルタントで、生徒から“夢なし先生”と呼ばれている高梨は、メンズアイドルを目指す夏野に対し、業界の“現実” を突きつけ、覚悟を問う。
意思を貫き、零細事務所のオーディションに合格する夏野だが、“メン地下”という場所に染まり、本来の目的を見失っていく。
それは彼の生来のものか、あるいは環境かーー高梨の“諦めるための授業”が始まる。
みたいなのが基本設定。
そしてこの回は変化球で、ふだんは芸能人や声優など、派手な将来を夢見る生徒を相手にする先生が「やりたいことがない」という生徒にアドバイスする。
その内容は……
なかなか深いし、結論にも好感を持つし、書店に関して似たような経験がないとは言わない。
だが一方で、書店が直面している今の苦境も知っている。このブログも無駄に長いので、「電子書籍がもし普及して当たり前になったら書店は大変だね」みたいなIF、SFだった想定が、現実のものになったな……。
そんな書店の苦境を受けて、一部は裏切り者(電子書籍やサブスクへの移行)でありつつ、究極的には運命共同体の出版社がぶち上げた「プロパガンダ」の匂いもすることは否めない(笑)。
重版出来!にそんな回があったから。
m-dojo.hatenadiary.com
m-dojo.hatenadiary.com
ただ、そうであっても「将来やりたいこと、夢がない中高生はとりあえず書店に通え。そこで自然に気になった分野が、将来の進路候補だ」は、中々リアリティに富んで示唆的な言なので、紹介させてもらいました。