韓国の国会で9日、食用を目的とした犬の飼育や販売などを禁じる法案が可決された。
韓国の国会は9日午後2時から開いた本会議で「犬の食用終息に関する特別法」を可決した。この法案の柱は食用での犬の飼育や流通販売などを禁じる内容で公布の3年後に施行される。
違反した場合最長で懲役3年の罰則が与えられ法案には飲食店などの業種転換を支援する内容も盛り込まれた。
韓国では近年ペットを育てる人口が増え世論調査では犬の食用について否定的な回答が大半を占めていた。
2022年8月に『韓国ギャラップ』で発表されたアンケートでは、犬を食べることは「良くないと思う」と答えた割合が64%で、「良い」と答えた割合は17%…(後略)
食べたことも、食べるつもりもないんだが、特定の動物を食べることを禁止する法律ってどういう建て付けなんだろうかとは思う。どんな法益を想定してるの?
— 河野有理 (@konoy541) January 10, 2024
河野有理@konoy541
「食用での犬の飼育や流通販売などを禁じる内容」。ユーザーではなくて、供給側を規制するようだけど、営業の自由の割と真正面からの侵害なので、裁判とかにはやっぱりなるんじゃないか。
河野有理@konoy54
あるいはその目的ではなくたまたま飼育ないし流通している当該動物の肉を供する脱法スキームがすぐさま整備されたりするんだろうか。
ある食文化がもはや社会通念にそぐわないというのであれば、そのままほっておけば消滅するはずなのだからそれでよいのではないかと思うのだが。
— 河野有理 (@konoy541) January 10, 2024
人体に有害とか、種自体が希少とかならまだしも、「それなりの数の人々がその種を広く愛玩しておりさらにその中の幾人かはその種が食されてるという事実それ自体にひどく傷ついてしまう」ということが、法という手段を使って万人に強制的に守らせるに値する利益なのかどうかは難しい問題です。
— 河野有理 (@konoy541) January 10, 2024
河野有理 @konoy541
特定の種についてこれがありなら、ほぼ同じ理屈がほぼあらゆる種についても妥当するはずなので、包括的な(魚含めた)肉食禁止法案もいけることになる。
河野有理 @konoy541
特定の種だけ禁止してそれ以外は禁止しないということの方が、倫理的にはむしろ不誠実である。
河野有理 @konoy541
ハードライナーなヴィーガンの人々はなのでとてもエシカルなのであり、したがって私自身は食文化にエシカルさを求めること自体に反対である。
自分の意見は2011年に書いたこの話に尽きる。それはともかく、河野有理氏の意見はまとまって整理されていて面白かった
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