画像の中の「私」は物語の主人公、原爆製造者のひとりエンリコ・フェルミ。
オッペンハイマーは、そのフェルミから見た視点で描かれている。だからこそ、さらに禍々しくーーーーーーー。
歴史に残る偉業を成し遂げながらも、ついに温かな光に包まれることの叶わなかった天才たちを描くノンフィクション・コミック金字塔! 黄金コンビによる傑作シリーズ初の電子版第1弾!! <収録内容>(1)エリシャ・グレイ/電話機を発明 (2)古橋廣之進/フジヤマのトビウオ (3)エヴァリスト・ガロア/群論を提唱 (4)エンリコ・フェルミ/原子爆弾製造 (5)鈴木梅太郎/オニザリン開発 (6)サチェル・ペイジ/黒人リーグ最強投手 (7)人見絹枝/日本女子陸上初の五輪銀メダリスト (8)ドルトン・トランボ/ハリウッド・テンの脚本家「黒い牡牛」「栄光への脱出」「ジョニーは戦場に行った」
ちなみに!!
「栄光なき天才たち」は、今作品タイトルにもうたわれているように「伊藤智義原作版」とそうでないものがあり、後者はぶっちゃけ電書では非常にお安いセール版があるが、伊藤原作版のほうはさらにぶっちゃけ、普通の単行本なみの価格を維持していてお得ではない。
※普通の単行本と同じ価格なら別にいいだろ、とかいうな。紙の書籍があれだ、サンクコストなのだ。
ときに。
…ニューデリー(CNN) 原爆の開発者ロバート・オッペンハイマーの目を通して原爆を物語る映画「オッペンハイマー」をめぐり、インドのヒンドゥー教右派が反発を強めている。同作品のボイコットを呼びかけたり、問題の場面のカットを求めたりする声も上がっている。
問題とされているのは、キリアン・マーフィー演じるオッペンハイマーと、ジーン・タットロック演じる恋人フローレンス・ピューのセックスシーン。
途中で動きを止めたピューは、ヒンドゥー教の聖典の1つ「バガバッド・ギーター」を手に取る。ピューに促されて劇中のオッペンハイマーは「われは死なり、世界の破壊者なり」という一節を読み上げ、その後再び性交を続ける。
この場面が右派の反発を招いた。ヒンドゥー教政党インド人民党(BJP)の政治家は、この映画について「ヒンドゥー教に対する不穏当な攻撃」であり、「反ヒンドゥー勢力によるより大きな陰謀の一部」だとして非難した。
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ぶっちゃけ、オッペンハイマーがこのギーターの一節を原爆の破壊力に重ね合わせて詠んだというのは歴史的事実なんだけど、映画と同じような状況で言ったという資料があるかは知らんわな。