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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

ギャンブル(カジノその他)と同性婚……「G7で次々解禁、無い国は日本だけに」では共通(笑)

週刊文春では、楽天三木谷浩史会長がコラムを書いている。文章書くのが好きなのかね。

で、この最新号が、「スポーツベッティングを日本で解禁せよ」だった。
そこに、こういう記述があり。

スポーツベッティング解禁は時代の流れ。G7では次々に…(楽天会長)


スポーツにカネを賭けるギャンブルは…

・1960年代にイギリスで解禁
・2000年代にイギリス以外の国でも一気に解禁が広がっていった。
・欧州でもフランス、ドイツは既に解禁
アメリカでは1州しか解禁してなかったが、最高裁違憲判決を出し州判断に。現在は半分の州で解禁

これ並べてと、「ひっかけ問題かよ」的に同性婚への流れに似てる。
まあ、そりゃそうで「個人が好きでやってることだから、他人がどうこう言う事ではない」という法哲学が根底にあるのだろう、と思う。

他人がスポーツベッティングをやったって、明日も太陽は昇るし、ティーンエイジャーの娘が貴方に反抗的なことは変わらない(※NZ議員の同性婚賛成演説より)
だからカジノも、G7で日本を除くすべての国に存在する(よね?)


G7で、LGBTに関する法律がないのは日本だけか否か、が理解増進法との絡みで議論になっている。
読売新聞では社説でとりあげた。

先進7か国(G7)の中で、LGBTに関する法律がないのは日本だけだ、といった主張は事実に反している。各国は、差別禁止の一般的な規定を設けているが、日本は最高法規法の下の平等を定めており、大きな違いはない。
www.yomiuri.co.jp

日本ファクトチェックセンターが調査結果を発表したが、それへの異論も多く出ている。


factcheckcenter.jp

www.jijitsu.net


ただまあ、「G7のLGBT差別禁止の法律」の有無は定義が揺れて議論されているが「同性婚もしくはそれに準じるパートナーシップ」はG7で日本だけ確かに無い。

そこはカジノと同様に明白だ。


で、あるから、これから大阪方面で議論が増えるだろう、IR…カジノ設置の議論を語る報道記事において、枕詞として「日本はG7の中で唯一カジノがない国だが」を常につけると面白い(笑)。面白いだけか。


でも、以下の理論にもあるように

オヤジ・ロック(藤子・F・不二雄SF短編)あなただけが持っていない、が一番効く

やっぱり「G7の中で○○してないのは日本だけ」は効くのだろう。
この面からカジノ論議や、三木谷氏のいうスポーツベッティング解禁の議論が展開されると、また風向きが変わって来るのではないだろうかいな。


これ、既に指摘してる人もいた。