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ということでワーテルローは決着。
マルスの化身かと思われたナポレオンも、ついに戦場から敗走するしかなくなる。
ちょっと身につまされるのは、例の、結果的にこの人が最初の命令書を金科玉条扱いし、臨機応変の対応(部下はそう進言した)をしなかったがゆえにワーテルローの命運を決めてしまったグルーシ―。
彼は、撤退戦でその将才の片りんを見せるが……
と、こうなる。 「琴となり 下駄となるのも 桐の運」。
さて、もうひとりの敗因、ネイ将軍も戦場を脱出。敗走の途中で、ナポレオンと面会する。
そこで、皇帝はこう語る。(そういう資料があるかは知りません)
「連合軍と王党派は、俺たちから何もかも奪うかもしれん 地位も財産も称号も 命も ・・・・・だが奪えないものもある」
この作品、あとどれぐらい続くのだろうか。巻末のページで、作者は
「……セント=ヘレナの話を延々と描けと?いや無理っす。今ですら、もう覇道進撃じゃない、って書かれてるのに。」
とか語っているが……
おまけ 連ツイと画像で語るタレーランの芸術外交
吉田茂首相も強く目標にした、「敗けて勝つどころか、逆に勝者からもぎ取る」例はもはや芸術 https://t.co/ZRzoDFLEnf pic.twitter.com/LOD479Z9tc
— 真里谷 (@mariyatsu) May 12, 2023
このツイートから、タレーラン外交を語るツリーとなっている(クリックして開いてみてください)
これとは別に、僕流のタレーラン回紹介
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