異世界転生のブームの裏で、勢いを失っていったのが、日常系ラブコメである。ハルヒを前後してブームが続いていてが、異世界転生ものに徐々に勢力を取られていった(ように見える)。
— 三宅陽一郎MiyakeYouichiro (@miyayou) April 2, 2023
もともと日常系ラブコメは、『うる星やつら』からの歴史であるから、昨年、日常系ラブコメの勢いが失われていく中で、再びリメイクされたのは、印象深い。リメイク『うる星』は日常系ラブコメのアニメの生命線をつないで行くかもしれない。
— 三宅陽一郎MiyakeYouichiro (@miyayou) April 2, 2023
涼宮ハルヒシリーズを「日常系ラブコメ」と形容するひとをはじめて見たが、それ以上に『うる星やつら』を「日常系ラブコメ」の元祖と看做す歴史観はラディカル過ぎる。
— Hiroshi Odagiri (@smallboxman) April 2, 2023
少女マンガの影響を受けて70年代末から少年誌で増えはじめたラブコメマンガの中で『うる星』はむしろ「非日常」を志向した作品だ
「日常系」という用語も、私が知る限りでは、セカイ系的な物語に対して『あずまんが大王』のような何気ないミニマルな生活を描いた作品を指して使われるようになった言葉であり、ハルヒのようなSF的な仕掛けがメインの作品に対して使われていた記憶はない
— Hiroshi Odagiri (@smallboxman) 2023年4月2日
まず「日常系ラブコメ」という言葉にものすごく違和感覚えますね…
— 謙治@チームボムエッグ (@im_kenji) 2023年4月3日
00年代、あずまんが大王あたりを祖とする「日常系」が生まれていちジャンルを築き今に至るが、これは「ラブコメ」のようなジャンルのひとつでラブコメと交わらない別もの。
仮に日常系ラブコメ、といえばいずれの要素も内包する↓ https://t.co/NpKhMbXKK2
作品となると思うが、
— 謙治@チームボムエッグ (@im_kenji) 2023年4月3日
「日常系」はミニマルな描写を丁寧に重ねてこそ生まれる空気感を楽しむもので、「ラブコメ」要素の恋心や心理的駆け引きを足すことは難しい。
ジュブナイル恋愛もののことを「日常系(日常を描いた)ラブコメ(恋愛もの)」という解釈で言語化したのであれば、まだ納得するけど
自分も基本は使わないけど、ただ「究極超人あ~るは主人公がアンドロイドで、非日常の世界を描いている」というには猫小屋作りや文化祭用の暗幕争奪がメインだったり…うる星も「宇宙人の祭に招待」に対比されるのが「行かん!うちの夕飯はすき焼きなんじゃ」な訳だし。https://t.co/RkmqsQQntS
— Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo) (@gryphonjapan) 2023年4月3日
元のコメントが分からないので憶測になるのですが、「日常←→非日常」というモラトリアムを描いた作品での対立軸での用法と、「日常系」と言われる作品群を示す言葉としての用法に錯綜があるような気がします。 https://t.co/7HPM8oVTAf
— 岡田金太郎(でほ) (@deho_deho) 2023年4月3日
うる星(特に押井解釈など)はある面で日常非日常の対比をテーマにしたコメディではなかったかと‥とかまで考えて、そういえばアニメにおける「日常」の意味合いが80年代と今では微妙に異なる説 https://t.co/6ySUvwtDSJ
— (宇)もりやま (@axehedron) 2023年4月3日
どこらへんから「日常系ラブコメ」と称することができるのか。ラブコメだと範囲が小さいので、日常系コメディと言い換えてもいい。
「究極超人あ~る」は日常系コメディに、やっぱり影響を与えている、と思う。
「うる星やつら」と、どのへんが違うか…
そういうSF設定が、基本「究極超人あ~る」は主人公以外、その作り手のマッドサイエンティストと妹アンドロイド(最終シリーズ登場)、…あ、あと「幽霊」部員ぐらいしかいなかったが、うる星やつらはけっこうたくさんいたせいか。いや、そういう数じゃないだろうな…
逆に共通点、うる星も日常系に加えたい、という定義はどこから来るか…
自分が例に挙げた「宇宙人の行事に地球人が招待されたが、その地球人は『今日の夕食は、うちじゃ滅多に出てこないすき焼きなんじゃ!』という理由で、それを拒否する」だろうか。
あー、つまり、「目的」というか「〇〇を」の部分が地に足の着いた、ささやかで日常的なものなら日常系になるんじゃないだろうか。
「アンドロイド」を「お米を炊く」とか「暗幕を強奪する」とか、そういうことのために使ってたら日常系。
超能力とかでも、それを「ダブルブッキングしてしまったデートを両方完遂するためにテレポート能力を使って…」なら日常系だ、と思う。
そういえば、元の「日常系ラブコメ」だけど、そもそも舞台は完全に日常(現在日本の、普通の登場人物)だけど、その恋愛模様が極めて劇的、ドラマチックだと「日常系ラブコメ」とは言わぬな(笑)
で、こういうフィクションの中での日常と非日常の境が曖昧なことを事故批評してタイトルにうたったのがあらゐけいいちの「日常」だったと……
あと、ぶっちゃけた話「要素的には日常SFと言ってもいい気がするけど、そうではない作品」ということだと
「GS美神 極楽大作戦」が脳内では上がるんだな。横島の学校回とかもあったけど、結局、「事務所に依頼人が事件解決を求めてやってくる」という枠組みだけで基本、日常系にはならないかもな。
さらにいえば、舞台が一学校、或いはアパートの一室であっても「マカロニほうれん荘」を日常系コメディとか日常系SFコメディとは絶対に言わない筈。
うーーーーん