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ほぼ漫画業界コラム11
— 石橋和章 | Zoo | 漫画編集者&原作者&経営者🎨 (@mikunikko) September 1, 2023
本日は趣向を変えて僕の回顧録とします。お題はそうだな…僕が編集者になった2001年〜2003年をテーマを書きましょう。回顧録第1章【エニックスお家騒動】です。
1・就職活動………7人いた編集部は3人になっていた。主要な連載作家はほぼいなくなった。これはガンガンWINGだけでなく、本誌の少年ガンガンや、女性向け漫画誌のステンシル、峰倉和也氏の『最遊記』が載っていたGファンタジーでも起きた現象だ。当時の編集長たちは自分の担当作家を連れだして起業した。この事件は僕に取って漫画編集者の力の強さを教えてくれた。そうか、漫画家は会社でも雑誌でもなく編集者に着いてくるのだと。残された社員たちが怒りと悲しみで騒然としている中、僕はガッツポーズをしていた。これはチャンスだと…
ほぼ漫画業界コラム12 まとめたりnoteに投稿したりは後にします。まずは量産。回顧録第2章2004年〜2006年のお話です。タイトルは【ヤングガンガン】
— 石橋和章 | Zoo | 漫画編集者&原作者&経営者🎨 (@mikunikko) September 2, 2023
1【鋼の錬金術師】
声をかけてくれたのは後にヤングガンガンの編集長になる中野崇氏だった。…
……あとからジワジワ人気が出るタイプではなく、1話目で1位をとるような作品を作る事に決めた。だが、それが難しかった。頭の中に検索をかけた。ワンピースもコナンも1話目から凄かったが1話目で感動までは行かないと思った。物語はいかに読み手の感情を動かすかどうかだ。では1話40P前後で人の心を動かす作品ってどんな作品だろう。1作品だけ思いついた。雷句誠氏の『金色のガッシュ』だ。2001年にサンデーで連載を開始したそれは僕には『鋼の錬金術師』以上に衝撃を与えた。1話目を読んだ時に号泣してしまったのだ。今でもあれ以上に完璧な1話の作品はないと考えている。僕は金色のガッシュ1巻を数冊買って、1話を切り取った。そしてそれを1Pずつノートに貼り研究を続けた。そしてその構成を完全にトレースしてラブコメを大高忍に作ってもらおう事にした。その結果出来たのが『すもももももも〜地上最強のヨメ〜』だ。…
ほぼ漫画業界コラム13
— 石橋和章 | Zoo | 漫画編集者&原作者&経営者🎨 (@mikunikko) September 3, 2023
回顧録第三章【週刊少年サンデー】です。一気に書くぞ!
1【溶けた脳みそ】………僕が担当になってから全然つまらないと毎週、立ちっぱなしで説教を受ける。おかしくなりそうであった。サンデーの先輩方はスクエニで僕の立ち上げた作品はどれも知らなかった。彼等が見ているのはジャンプとマガジンの作品だけだった。そして毎日のような飲み会。飲み会は2次会、3次会とあり、新人の僕には帰ることは許されない。そこでもひたすら説教を受けた……
事実は編集王より、重版出来!より奇なり。…奇なりというか、タフでクレイジーなり。
もともと、回想記は変化球で、本道は出版界、漫画界の現状分析や将来予測のコラムで、そちらのほうも面白い。というかそっちを読んでいたらいきなりこのヘビーな回想録が来たのだ(笑)
ひとつふたつだけその現状分析コラムのほうにもリンクを張っておこう。
コラム第6回。本日はのお題は【漫画業界の未来予想】です。あくまでも予想なので当たるも当たらぬも神のみぞ知るセカイです。ちなみに漫画とWEBTOONは区別しません。どちらも漫画です。…
— 石橋和章 | Zoo | 漫画編集者&原作者&経営者🎨 (@mikunikko) August 26, 2023
おはようございます。7回目のコラムです。本当は昨日投稿したものが7回目なのですが、間違えました。ナンバリング的に7回目とします。はい、今回は今猛烈に増えている【WEBTOONスタジオ】についてです。なぜ今、これほどWEBTOONスタジオが増えているのでしょう。それに比べなぜ漫画スタジオは少なか…
— 石橋和章 | Zoo | 漫画編集者&原作者&経営者🎨 (@mikunikko) August 28, 2023
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