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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

小西ひろゆき議員の『サル発言』は「オフレコ破り」の報道だったか、どうか。


togetter.com

はるか はるか はるか 時間の荒野を旅だてば
そこに そこに そこに 謎の世界が待っていた
ダダダダダダダダ

憎しみあうのはもうやめて みどりの鐘を鳴らすのだ
愛という名の武器をとり 人間らしく斗え
猿の軍団 猿の軍団 なにするものぞ なにするものぞ

www.youtube.com

んで、まさにこの前、首相秘書官がオフレコでの発言の責任をとっての更迭と相成った訳だけど…そこで「オフ・ザ・レコード」に関する多くの解説もあったと思う。

①オンレコ=オン・ザ・レコード(すべて報じてよい記者会見など)、②バックグラウンド・ブリーフィング(背景事情説明で、発言者を特定しなければ内容は報じてよい)、③ディープ・バックグラウンド・ブリーフィング(情報の出所が一切わからないように内容を含めてぼかして書く必要がある)、④オフレコ=オフ・ザ・レコード(内容を含め一切報じてはいけない)と、ある程度明確に種別されている(詳しくは、藤田博司『どうする情報源』リベルタ出版、2010年)。

 ②から④を取材先が希望する場合は、その発言者自身が最初にその旨を断り、その場にいる記者全員が了解することで、初めて成立…(略)
mainichi.jp


で、本当にこの…えーと日時や状況がわかるな。

29日の幹事懇談会で、今の国会で初めてとなる審査会を来月5日に開催することで与野党が合意しました。

幹事懇談会のあと、野党側の筆頭幹事を務める立憲民主党小西洋之議員は、記者団に対し「参議院では、毎週開催はやらない。毎週開催は、憲法のことを考えないサルがやることだ。何も考えていない人たち、蛮族の行為で、野蛮だ」と述べました。

29日幹事懇談会の後に小西議員が記者団に対して語った場は「オフ・ザ・レコード」が成立していた場だったのか?

もし正式に要請し、正式に記者団が了承して成立した場だったら、小西氏はオフレコ破りに対してクレームを言うことはできよう、元首相秘書官のように。
そして、報道者は「国会の場、その関係者を『サル』『何も考えていない』『蛮族』『野蛮』と呼んだその発言が内容的に重大で、オフレコを破っても報道するに値する」と考えたら、首相秘書官に対してのように報道することもあろう。ただし、そこに至ったことを説明することも必要だろう。現にそういう説明があった。

オフレコ取材報道の経緯 性的少数者傷つける発言「重大な問題」

毎日新聞 2023/2/4 20:48(最終更新 2/8 12:19) 有料記事 824文字

 荒井勝喜首相秘書官に対する3日夜の首相官邸での取材は、録音や録画をせず、発言内容を実名で報じないオフレコ(オフ・ザ・レコード)を前提に行われ、毎日新聞を含む報道各社の記者約10人が参加した…
(略)…その中で「僕だって見るのも嫌だ。隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」などと発言した。現場にいた毎日新聞政治部の記者は、一連の発言を首相官邸キャップを通じて東京本社政治部に報告した。

 本社編集編成局で協議した結果、荒井氏の発言は同性婚制度の賛否にとどまらず、性的少数者を傷つける差別的な内容であり、岸田政権の中枢で政策立案に関わる首相秘書官がこうした人権意識を持っていることは重大な問題だと判断した。ただし、荒井氏を実名で報じることは、オフレコという取材対象と記者の約束を破ることになるため、毎日新聞は荒井氏に実名で報道する旨を事前に伝えたうえで…

mainichi.jp


ではそもそも小西発言も、正式に「オフレコ」の場だったのかどうか?
これは、そこにいた「記者団」に確認することができよう。そこには敢えて「オフレコ」に従った記者がいたはずだ。これまた首相秘書官の時と同じ。というか、それゆえに小西氏はオフレコ合意を破ったNHKと産経を取材拒否した、ということになるのだろうか、少なくとも主観的には?
そうでなければ、逆にNHKと産経を取材拒否する理由が問われる訳で。

そういうことで、続報が注目されます。

※はい、続報
m-dojo.hatenadiary.com



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