きのう、9月23日は藤子・F・不二雄先生の命日でした。
そんなことで、ただの紹介なのですが
「1981年7月1日~1988年9月30日まで藤子スタジオ在籍。代表作「ドラえもん学習漫画」「ザ、ドラえもんズ」「論語くん(毎日小学生新聞 月~金毎日連載中)」他。」…という経歴の、三谷幸広という先生がおられます。
この方のtwitter開始は最近のこと…2019年末からなので、単純にまだ広がっておらずフォロワーも、本来ならフォローする筈の人がフォローしてないから、まだ少なめだといえるでしょう。
ただ、以前から藤子・F・不二雄先生の想い出ツイートをたくさんしているので、自分としては嬉しく読んで、リツイートしているのですが、この機会に紹介させて頂ければと。
80年代。「倍速」。チーフ出勤。人物ペン入れ開始。いきなり激怒。「誰だ!こんなとこにドラえもんの手を描いた奴は!!」F先生「僕です」「あっすみません」と照れ笑いするチーフ。サラッと神出鬼没なギャグをはめ込む先生のセンス最高。
— 三谷幸広 (@uBTpfEAU2cEZucx) September 21, 2022
80年代。「倍速」。オチの原稿ページが出たとき、受け取ったチーフ「うわっ。先生コレ・・くくくっ・・・」と、照れ笑いをしていた。F先生もニヤリとした。私は(前々から思っていたが先生がそういうことをネタにしても決して下品にならんのは何故だ)と、ニヤニヤしながら改めて驚いた。
— 三谷幸広 (@uBTpfEAU2cEZucx) September 22, 2022
80年代。4色原稿。背景を描き、女性スタッフへ着色仕上げに回した。突然吹き出す女性スタッフ。「このページ背景描いたの誰?このコマ見てよく笑わずに描けたわね」と爆笑。「きれいなジャイアン」のページだった。最初に原稿を渡された時、私は笑う以前に深く感心したので、笑うどころじゃ無かった。
— 三谷幸広 (@uBTpfEAU2cEZucx) August 25, 2022
70年代?私入社前「山寺の写真を撮ってきてください。山の中にあるお寺。」とのF先生の指示に、PCもスマホも無い時代に「はい。」と、先生のイメージ通りの写真を撮ってきた当時のスタッフはすごい。自分なら、どこに行ってどう撮ればいいかわからず困っただろうな。それとも場所の指示があったのかな?
— 三谷幸広 (@uBTpfEAU2cEZucx) September 20, 2022
80年代。スタジオ主催のスケッチ旅行。1人1冊スケッチブック配布。気に入った風景をスケッチし、自宅で仕上げ、後に先生に提出するという趣向。その後「提出した?」「まだです」という会話が飛び交い、結局提出はうやむやになった。先生、誠に申し訳ございませんでした😭。
— 三谷幸広 (@uBTpfEAU2cEZucx) September 18, 2022
80年代。仕事が終わり、代筆仕事で居残る先輩たちがいた。その日私は気分が乗らんので帰った。翌日、その先輩たちが「昨日深夜に石森章太郎先生が訪ねてきたよ。」と。のちに記念写真を見せてもらった。悔しい~~~~~。知っていれば無理矢理にでも居残りしたのに。いまだに残念でなりません。(笑)
— 三谷幸広 (@uBTpfEAU2cEZucx) August 28, 2022
80年代。4色原稿。何かの表紙。F先生「緑の黒髪という感じで塗ってください」スタッフ「はい」と、黒と緑を混ぜた色で塗った。「緑の黒髪」の概念を、そう表現した。F先生苦笑。「うーん、まあ、これはこれでいいです」と、リテイクは出さなかった。寛大すぎる。
— 三谷幸広 (@uBTpfEAU2cEZucx) September 16, 2022
80年代。プラコン大作手伝い。コロコロ執筆室。戦車を描いていたら、TT先生が覗き込み、「戦車は片側のキャタピラ装甲部を強調して角度をつけると迫力が出るよ」と教えてくださった。大勢の漫画家さんがいらっしゃったので、技術の交流会のようだった。
— 三谷幸広 (@uBTpfEAU2cEZucx) September 14, 2022
80年代。私が描いて仕上げに回した原稿紛失。いくら探しても見つからない。女性スタッフの引き出しの中まで探そうとしたチーフ。プライベートに触れると思ったのか、「もう一回描くからいいよ。」と、F先生。完成後、F先生「前の原稿とどっちがいい?」担当したN君「こっちです」F先生「よし。」凄い
— 三谷幸広 (@uBTpfEAU2cEZucx) September 8, 2022
80年代忘年会。スタッフ達は何か一芸を披露。F先生は市販のマジックグッズをその場で初めて開封し、説明書を読みながらマジックを披露されていた。「え~なになにこの棒を引っ張ると中に仕込まれた花が出ます。えーと、こうかな。あれっ、出ない」などと、ネタバレ全開の披露は全員にバカ受けしていた
— 三谷幸広 (@uBTpfEAU2cEZucx) August 29, 2022
80年代。登場人物の服装。F先生「毎日同じ服着てるわけじゃないから日が変われば服装変えてください。」と、服装にも、こだわっておられた。が、毎回変わった服装を考えるのは、大変だったので、パターンの使い回しをよくやった。常に斬新な服装にすればよかったと後悔している。
— 三谷幸広 (@uBTpfEAU2cEZucx) August 23, 2022
80年代。登場人物の服装。F先生「毎日同じ服着てるわけじゃないから日が変われば服装変えてください。」と、服装にも、こだわっておられた。が、毎回変わった服装を考えるのは、大変だったので、パターンの使い回しをよくやった。常に斬新な服装にすればよかったと後悔している。
— 三谷幸広 (@uBTpfEAU2cEZucx) August 23, 2022
ん----------、ランダムに張り付けたが、なんかすっげぇ歴史的証言な気がするぞ!
【注意!】まだこれほんの一部だぞ!!最近のをピックアップしただけだぞ! 2019年スタートのtwitterアカウントだから、気合を入れて遡れば全部読めるし、自分なりの歴史的証言をもっと探し出せるんじゃないかしら…
藤子・F・不二雄氏をアシスタントの目から見た漫画作品もすでに
等の名作もある。ツイートはツイートで、それとは別の味わい深さもあるが、いずれはこれもまんがとして表現して欲しいものです。
ちなみに、最初に紹介した「倍速」とは、とあるSF短編のタイトル。……今一番入手しやすいものでいえば…
で読める。あの藤子・F・不二雄が!!このオチ!!!!と驚愕の結末を読むことになる。