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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「ヤバイ団体が社会の表に出る危険」のテーマで『一水会』出してどうする。/鈴木邦男氏の近年の体調について

この記事自体は、一般的な内容だけど結構面白い。
www.tokyo-np.co.jp

文芸春秋が、まだイケイケの統一教会の内情に関して「天皇に扮した男性が文鮮明の前にひざまずく儀式がある」と超絶な爆弾をぶっこみ、右翼陣営が大混乱に陥ったあとでどう収拾していったかの話は、以前紹介した「殺しの柳川」にも一部載っていたと思うが、今手元にない。あとで探そう


ただ、その話は本題ではない。この記事の問題。

……事件後、民族派団体「一水会」の代表だった鈴木邦男氏は「『彼らは反共だから味方ではないか』と言っていた右翼の人々も、これを読んだら、とてもそんなことはいえないはずだ。実際、『許せない』『こんな反日集団は敵だ』と激高していた人が多くいた。僕としても前から、その性格は漠然と知っていたが(略)愕然がくぜんとする思いだった」と週刊誌に寄稿している。

一方、一水会の現代表である木村三浩氏は「勝共はカネも動員力もある。そして『反左翼』でとりあえず共闘する。同床異夢でも、安倍政権を支えることで一致していた」と話す。いわば、打算による野合だ。

過去の蓄積があるので、再紹介すれば足りるのは楽だ。
m-dojo.hatenadiary.com

過去に、こういう記事を書いた。

猪瀬去りて”平成のフィクサー一水会”の黒い影のみ残る・・・木村三浩代表の、江川紹子インタビュー
d.hatena.ne.jp

 
一水会」ならぬ「一割会」!!500万円がフィクサー業の報酬だった。(でも返した) -
d.hatena.ne.jp

この話の通りだ。

一水会顧問で創設者である鈴木邦男氏も、現在代表の木村三浩氏も、ある種の誠実さや人間的魅力、興味深い言論を持つ人間であることは認める。

だがその上で、現代表の上記のような「フィクサー」稼業を見てわかるように、まっとうではないわけだ。
もともと玄洋社黒龍会の時代から、豪放な人間的魅力が”七難を隠す”のがある意味日本右翼の源流ともいえる部分はある(現在の小林よしのり氏がやや賛美を込めて描く「ゴーマニズム大東亜論」はその空気を伝えている)。


だが、上のようなことを見る限り、違法や合法とは関係なく、知事(当時副知事)や国会議員が彼らと公に交流を持ったら、それはネオナチやらと同様に「アウトな行為」と見なしたほうがいいのではないか。

ネオナチといえば、公には別組織であると規定しているとはいえ、成り立ち(「昭和56年9月23日、木村三浩前議長を中心に結成」)、人的関係はもとより、公に「共闘を行っている」とも表明している
http://www.giyuugun.jp/sb/sb.cgi?cid=18

団体であるところの
統一戦線義勇軍
http://www.giyuugun.jp/

が綱領で

一、 我々は敵権力、白人集団(WASPユダヤフリーメーソン)との全身全霊をもった闘いを貫徹するものであり、これに逆するスパイ、敵対者はそれを容赦なく排除する。

とうたっているのも、サブカルや在野の社会運動ならともかく、自治体首長や幹部、議員らがたとえば写真に一緒に納まる的なのもまずいのではないかと思われる。

2012/09/24 鈴木邦男
感謝感激でした!一水会40周年大会
http://kunyon.com/shucho/120924.html
一水会を強力にサポートしてくれる来賓の祝辞。
西部邁さん(評論家)、田原総一朗さん(ジャーナリスト)、猪瀬直樹さん(東京都副知事)、頭山興助さん(呉竹会会長)、小林節さん(慶応大学教授)。
(略)
国会議員とOBの皆さん 国会議員とOBの皆さん
さらに、国会議員・OBの祝辞。衆議院議員下地幹郎さん、平沢勝栄さん、松木けんこうさん。参議院議員有田芳生さん、田代かおるさん。さらに、元衆議院議員山口敏夫さん。元参議院議員村上正邦さんが激励の挨拶

これを書いた時から年数がたち、一水会のやばたにえんぶりは別方向でも拡大してる。
m-dojo.hatenadiary.com


なんか普通に有識者的に話をきいていーんかい、という話。




…だけど、こう言いつつ、一点こういう側面があるだろうとは思っている。
「ヤバイ団体と社会(特に政治家)の接点、という点では問題はたしかに共通してるけど、その中でも統一教会の『レベル』はダンチ、ウルトラマンでいえばゼットン仮面ライダーでいえば岩石大首領、ウィザードリー2でいえばル・ケブレスじゃん(今思い出したが、結局こいつを攻略できずあのゲーム(ファミコン版)未完で終わったよ…)。だから、ここをつぶすためなら、ほかの団体とかの問題は(脱会屋とか嫌韓の発展形としての反文鮮明とか、そういうのも含めて)いっとき目をつぶるのもありじゃない?」と言われればムムムム・・・・・・、とは思う。


それは「最悪最強の敵であった共産主義と戦うためには、とにかくどんな勢力とも共闘する必要がある」という勝共連合的な発想の類似形ではあるけれど。



だから、何度も繰り返しは言わんけど、
ただそれにしても「安易」にかかわっていいんかい「一水会」と、…という話を今回の件に関して、一応は言っておきます。今後のためにも。

あと、鈴木邦男氏は2015年に「一水会」顧問を辞任したという。それ以降は一水会の問題や一水会への批判に影響されない、との見方もできよう。もちろん創立者である以上、その歴史の中での関係も問われると思うが。


余談 鈴木邦男氏の体調不良はだいぶ長いようだ。

月刊「創」に「鈴木邦男主義!」、のち「言論の覚悟」という日記コラムを連載していたが、それが休止となってだいぶたつ……

twitterは2019年11月27日 が現在、最新のツイートだ

twitter.com


ただ週刊金曜日では2021年2月まで、かなりの休載続きだったそうだが、連載はやっていたという。

…連載「ハンセイの記」は来週号で最終回を迎えます。休載が多かったため、鈴木邦男さんのご体調を心配する声をいただきましたが、突発事件などの記事(今回は東京オリパラ問題)を入れたい、もっぱら編集部の都合でした。連載を楽しみにしている読者のみなさまから休載を叱られることもしばしばでした。ご愛読に感謝します。
https://www.kinyobi.co.jp/from/20210219.php

2021年11月24日 16時00分 (11月24日 16時00分更新)
 月刊誌『創』が創刊五十周年を迎え、十一月号は記念企画号となっている。
 病気療養中の鈴木邦男がいないのは残念だが…
www.chunichi.co.jp

鈴木邦男氏の病気については、その「創」の篠田氏が文章を書いていた。

……鈴木さんはこの1年(※記事は2020年のもの)ほど、原因不明の病気で転倒を繰り返してきた。そこへ2019年12月、ちょうど新宿のロフトプラスワンで、あいちトリエンナーレ問題を大浦信行さんらと議論するために登壇する予定だったその夕方に、体調が悪化して緊急搬送された。私もその晩、ロフトプラスワンに登壇して、鈴木さんが来られなくなったと聞いて心配していた。結局、鈴木さんは腸閉塞と診断されて手術が行われた。

 手術の後、仕事の合間を縫って病院に見舞いに行ったところ、鈴木さんは最初に「忙しいのにわざわざ来てもらってすみません」とお礼を言った。その時は手術後でベッドに寝たきり。見るからに大変そうだったが、そんな状態でも丁重にお礼を言うところが鈴木さんらしい。

news.yahoo.co.jp

本人の筆。

実は、2018年の2月から、体調がひどく悪い。なぜ日付がはっきりしているかと言うと、その日、外を歩いていて、ばったりと前に倒れたからだ。腕から血が出、鼻血も吹き出した。でも、仕事に行く途中だったため、そのまま仕事先の河合塾に行った。

 僕の担当の福田さんに会ったら、「鈴木先生、どうしたんですか? 右翼に殴られたんですか!?」とビックリ×2くらいの顔をされた。「すぐ病院に行きましょう!」と河合塾の提携病院に連れて行かれた。脳波を取り、心電図を取り、レントゲンやら何やらかにやらの検査を受けたのだが、特に異常はないと言われ、そのまま帰ってきた。

 でも、その後がしんどかった。食が進まない。普段の半分くらいの量を食べると、それ以上、食べる気が起きなくなる。歩くのも、下半身が思うように動かない
(略)
今でも困るのは、下半身が全く思うようにならない。居酒屋へ行って、座敷だったりすると、座るのにも一苦労。立つのがまた大変。大変と言うか、足に力が入らないから掴まる所がないと立てない。たいていの場合、人に脇の下から抱えてもらって、やっと立ち上がれる…


rooftop1976.com


この連載も2020年で中断(執筆ではなく談話構成)
rooftop1976.com



鈴木邦男氏は確か還暦を過ぎて本格的に柔道をはじめ、講道館でけいこをするのが日課だったこともあったはず。会いにいけるアイドルところか、投げにいける右翼、として評判だったとかそうでないとか。


鈴木氏といえば昭和平成の「格闘技本ライター」というイメージもある。今もRIZINとか新日本プロレスとか見ることできているのかな。できていればいいのだけど。


このことは基本、知っていたけど、ここまで詳しく記録を読んだことがなかったので、ちょっとシリアスな病状にびっくりしている。お見舞いを改めて申し上げたい。

逆に、もしこの記事を読んで、初めて鈴木氏の現在の体調・病状を知った人がいたらびっくりかもしれない。


そしてどうも2021年以降、本人か関係者が意図的に連絡、コミュニケーションを断っているらしい。
関係の深さでは篠田博之氏に勝るとも劣らない、ロフトプラスワンの平野悠氏が言っているのだ。

2021年03月05日13:25

「かの民族派新右翼鈴木邦男さんの行方・・・」


一昨年一度入院している病院に見舞いに行ったことがあったが、社会復帰は間近だと思っていた。
そして鈴木邦男さんが忽然と消えた。
誰も鈴木さんがどんな病気で、いま、どんな状態で、元気なのか元気でないのかもほとんどの人はわからないでいる。
今鈴木さんをガードして看病している人がいると言う。
できたらオープンに鈴木さんの近況を報告して欲しいのだが。
無理ですかね。
それだけ鈴木さんは多くの人から愛されていたんと言うことを理解して欲しい。

blog.livedoor.jp





おまけで書くつもりだった部分で、なんともしんみりした思いになってしまった。