最近、ブクマが多数ついて話題になった、デーモン閣下の「視点・論点」テキスト。
「横綱・白鵬引退に思う」(視点・論点)
2021年10月19日 (火)
大相撲で「最強」を誇った第69代横綱白鵬(36歳)が去る9月30日付で現役力士を引退した。しかし、その引退会見の前日に日本相撲協会の年寄資格審査委員会では白鵬の親方としての資質を疑問視する声が上がり、
「襲名を認めるとしても、条件を付けるべきだ」などの意見が出たという。そして、異例の誓約書付きでの年寄承認となった。内容は「新人の親方として、理事長をはじめ先輩親方の指揮命令・指導をよく聞き、与えられた業務を行うこと」、「大相撲の伝統文化や相撲道の精神、協会の規則、ルール、マナー、ならわし、しきたりを守り、そこから逸脱した言動を行わないこと」ということだ。何故そんなことになったのか? 本日は吾輩なりの見解を申したいと…(略)
www.nhk.or.jp
内容も実に興味深いが、ブクマコメントもあることだし、それはそちらに任せよう。
[B! 相撲] 「横綱・白鵬引退に思う」(視点・論点)
自分があらためて言いたいのは、こういう「視点・論点」のようなミニトーク番組でさえ、テキストにすれば新たな価値が生み出される、という点である。
そしてそれをNHKは、ぜひともごっそりと「アーカイブ」として残し、間違っても数か月で削除したりとかしないようにしてほしい、ということだ。
この話も何度も書いてきたな、再論だ。
m-dojo.hatenadiary.com
m-dojo.hatenadiary.com……いまはむしろ、NHKは、ニュースなどなどに記事保存期間はすごく短い。だけれども、収入は受信料ベースであり、ご本人が仰る通り「みなさまのNHK」である。だから、国民全体が、これについては申す権利がある(笑)。門前払いをされる理由は無い。
そして議論は政治家を経由して伝えることもできるわけで、国会でNHKの人達が与野党からいろんな批判や提言、要望(本当に要望レベルの話も多いんだよ)を言われることも多い。
であるから、あとは「イッシュー化」「アジェンダセッティング」の問題である。
「NHKは、公共のために、HPに載せたニュース記事は無期限公開を原則とせよ!」
「NHKはニュース記事の一定期間後の削除はするな!」というのが、政治や社会の「イッシュー」「アジェンダ」になるか、どうかだと思う。
まあNHKもビジネス化が進んでいるから「あ、俺たちの記事もデータベースにして、NHKエンタープライズを経由して売れるかも」と有料データベースがひとつ増えるだけかもしれないけど…(笑)ただ、そういう社会運動というか、政治的争点が生まれれば、どう転ぶかはわからない。
少なくともNHKには「過去のニュース記事を原則無期限公開とする」のを止めるような大きな内的要因はないと思う(検証をいやがる、はありえるか)。あとはどんなふうに、そういう要求が大きくなるか、あるいはならないか、だと思います。
『そもそも今はほとんどのテレビ放送が、生放送を含めて聴覚障碍者のための字幕放送をしている。その字幕データが保存・公開されれば、それだけで番組内容を収録する貴重なデータベース、アーカイブになるよね?それは不可能?』
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https://www.facebook.com/satoshi.ikeuchi/posts/10205362076690437
(略)……NHKBSの国際報道2016のホームページでは、特集の全文起こしを、1年間で消してしまうのだった。
ダメじゃん。
全くマイナーリーグ。世界の主要ニュース番組はずっと長くウェブ上に残している。また、Lexis-Nexisなどの有料データベースには確実に残る。
データベースにどれだけ知見が載っているかが、その言語とそれと用いる国の国力に大きく影響を与える。
何かあったときに、にわか仕込みのコメンテーターの話など聞かず、人々が過去の番組記録を検索して共通認識にして、それを踏まえて行動できる。メディアも過去の報道を踏まえて報じる。
また、いい加減なコメントをする人は、活字で残っていると検証されて、いい加減であることがバレて、淘汰される。(略)
消すならそもそも載せるな。いくら無駄金使っているのか。(※これは池内恵氏の言です)
そういえば、大河ドラマ『青天を衝け』も、また公式サイトがばっさり削除される筈……残したい人はローカル保存するしかない!!
ここの公式サイトに載っているあらすじ、解説、インタビュー、画像など……すべてのデータを、今年が終わってしばらくするとNHKはばっさりと削除してしまいます。
何度、残してほしいという要望があっても無視して削除を続けていくので、視聴者の声が届いて保存されるまでは、自分で興味深いコンテンツはローカルに保存するしかありません。ご注意を。そして時間的に、そろそろ作業の開始を。
劇場公開が終わった作品の公式サイトは宣伝期間の終了と共に失われることが多く、言わばチラシのような扱いにされてしまいがちだけれど、『アリーテ姫』は監督自らがそれを引き継ぎ、救済していたことに今頃気づいて軽いショックを受ける。しかし改めて読み直すと、いいこと書いてあるんだなこれが。 https://t.co/TcA9sWgOqR
— 荒川直人 (@nao_arakawa) November 23, 2017
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