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池内氏の記事からもうひとつ重要な論考が、昨晩アップされた。
これまでも氏が言ってきた話だが……
https://www.facebook.com/satoshi.ikeuchi/posts/10205362076690437
(略)……NHKBSの国際報道2016のホームページでは、特集の全文起こしを、1年間で消してしまうのだった。
ダメじゃん。
全くマイナーリーグ。世界の主要ニュース番組はずっと長くウェブ上に残している。また、Lexis-Nexisなどの有料データベースには確実に残る。
データベースにどれだけ知見が載っているかが、その言語とそれと用いる国の国力に大きく影響を与える。
何かあったときに、にわか仕込みのコメンテーターの話など聞かず、人々が過去の番組記録を検索して共通認識にして、それを踏まえて行動できる。メディアも過去の報道を踏まえて報じる。
また、いい加減なコメントをする人は、活字で残っていると検証されて、いい加減であることがバレて、淘汰される。(略)
消すならそもそも載せるな。いくら無駄金使っているのか。
いったん書いちゃえば、残すほうがおいしい気もするが、サーバのお金か、文字起こしが残ると思うと番組を見なくなる、という話か。
なかなかにキビシイ話だと思うので、これは「そうなってほしい」とは思うが、「そうしないとはけしからん」というつもりはない……だが、受診料を払っているNHKに「要望」はしてみたいところだ。
しかし、いまなんとなくの感覚では、「番組の発言を全部テキストに?そりゃお金がかかるだろー」と思っちゃうけど、
この話はどうなったのかね?
「話し言葉が自動的にテキストになる」技術、完璧な日本語で一般化するのはいつ?それが人文学を変える?【全文革命】 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20160207/p3
また、いまは字幕放送が一般化して、ニュースもどんどん字幕化してるよね?(「リアルタイムで入力しているので、正確ではないかもしれません」と注釈しつつ)
ときどきバグる(笑)
highlandvalley: ラビたんさんはTwitterを使っています: “真田丸の字幕がバグったまま、遂にニュースに入った… pic.twitter.com/Ou48ZvZPVj”
— ネオ (@NeModel) 2016年6月14日
あのデータを、どこかで共有すればいいんだよな…いま、どこでだれがやっているのだろう。
しかし「(公共放送NHKの)ニュース番組なら、そこで語られたことをテキストアーカイブしやがれ! それを消すな!」というのは、ひとつのイッシュ―として賛否が語られてもいいのではないだろうか。
J-CASTニュースやハフィントンポスト、バズフィードあたりがこのへんを取材してみてください。「NHKは貴重な手間とお金をかけた『国際報道2016』のテキストをなぜ消すのか?」と。