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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「センゴク権兵衛」秀吉逝去を描く~以降は「10回ほどのエピローグ」だとのこと。


この最新回は、一話丸ごと、夢か幻か現実か、命を終えようとする秀吉の「黄泉」に向かう物語。

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センゴク権兵衛 黄泉へ旅立つ秀吉、信長と出会い…



「そろそろ終わりを見据えている」と宣言したのが2019年。3年ぐらいかかるなんて、今の漫画の中ではごく短いエンディングだ。「最終章」がもっともっと長い作品なんていくらでもある…(笑)
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その間、「朝鮮の役」が詳しく描かれるなど、実に画期的な業績も構築した。
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主人公の立ち位置も、史実を踏まえてちょっと面白く、
会社でいえば「順調に出世して、取締役に手が届くまで行ったが、そこで大失敗して網走支社に飛ばされた(※ちなみに「網走支社」はこういう喩えに使われてしまうので、実際の支社で実に風評被害が多いとか。すまん)。だが、なんとか業績を上げて、元の地位とは言わないが部長級の役職に戻った。そこで大プロジェクトチームの末端に入り、かつては直接の上司だが、今はワンマンぶりとやや耄碌が目立つ絶対権力者の会長、そこで警戒されながらも力を伸ばす重役、会長に強い忠誠を持ち有能だが、そのせいで波風を起こしがちな秘書室長、彼に反発する同期…などを【程よい距離から観察する】立場になった。そして、かつての『苦楽を共にした、我儘だが愛嬌ある部下』という立場から、ちょっとワンマン会長と本音の会話ができる」という感じなんですよね。

センゴクはどんどん史実を重視するスタイルとなってきたから、仙谷権兵衛がこの時代に八面六臂の大活躍をするというのはあり得ない。

だが、上のような「激動の時代を、舞台の中心に立っているわけではないが、ある場面では演者、ある場面では『特等席』で見つめている観察者」というポジションで描く戦国時代の終わりが、意外なほど面白い。


そして、時代は太閤亡き後の「関ヶ原大乱」に移っていくわけだが・・・・約10回(といいつつ未定!)の”エピローグ”で、この「もっとも多く失敗し、最も多く挽回した男」の行動はどう描かれるのだろうか。