※少しずつ追加していきます
まず、大前提を再紹介。
…メディアが議席予想数、選挙予想に力を入れるのは、通常の世論調査の「点検」という意味もある。
世論調査は通常の調査の場合「その数字は本当に正しいのか」という結論は最終的にはだせない。
しかし選挙結果の予測なら、事前の調査結果と現実の結果でどの程度の差異が出たかがはっきり分かる。
だから普段の調査の信頼度を計れる「テスト」として、選挙の事前予想に挑むのだ。
通常の世論調査は結局「その数字が正しいか」証明不可能。選挙予測は唯一「正しさを証明する場」なのだということ。(再紹介) - INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
かっこいい宣言だが、逆に言うと「選挙の情勢予測を外したなら、いつもやってる世論調査も信頼できないと思われても仕方ない」ということになり、とっても剣呑なわけですよ、実は。
これは、科学的・数学的な意味のある世論調査の機関もそうだけど、政界の闇にうごめいて極秘情報を腕一本で収集分析する「政治評論家・政治ジャーナリスト」もしかり。
さて(続く)・・・・・・・・・
有識者から資料提供を受けました。(いるんだよ、そーいうヒマな人(笑)が)
BS フジ「プライムニュース」。
10月29日放送 衆院選議席を徹底予測。田崎史郎
14日の出演時…
自民党240、立憲民主党150、維新25これが29日にはこう変更
自民党240、立憲民主党135、維新30
伊藤惇夫
29日時点
自民党 単独過半数は維持か
立憲民主党 ( 共産党との)一本化効果は限定的 維新 倍増? 3倍増?山口二郎
29日時点
一部、動画あり
www.fnn.jp
www.fnn.jp
みんなアレでしたな。
伊藤氏は「俺の予測、当たってたでしょ?」と抗弁するかもしれないが、こんなのは”敵前逃亡”して生き残った、だよな(笑)いや、それも全然アリだと思います。プロファイリングすると犯人は少年か青年、あるいは中高年の男性もしくは女性。
あと山口二郎氏は、もう既にアカデミシャンとか知識人でなく、運動体、政治勢力の指導者なのだから、
今回は市民連合の代表としての政治責任(ぶっちゃけ進退)が問われるんじゃないですかね。自分はその地位に連綿としている?
朝日新聞が、結果的に(あるいは相対的に)独り勝ちではないかな
朝日新聞の情勢調査は、大まかには外れませんでした。オートコールが主流のなかで唯一、異なる数字が出ましたが、朝日の矜持はあらかじめ準備した予測モデルの数字を、思い込みでゆがめないこと。世論調査部に数学の専門家を擁する朝日ならではの手法です。いずれ理解される日が来ると信じます。
— 前田 直人 (THE ASAHI SHIMBUN) (@Nao_Maeda_Asahi) October 31, 2021
弊社の情勢調査、私は「自民党にかなり強めのバイアスが出ている」と感じ、仲の良い他社の先輩からも「朝日どうしちゃったの?」と聞かれていましたが……結果的にそれに近い状況に向かいつつあります。
— 伊藤弘毅 Hiroki Ito (@HirokiI37371783) October 31, 2021
ほぼ唯一の想定外は、甘利さん……。現職幹事長の落選は初だそう。 https://t.co/B4MVT1u9V0
最初に、「自民党が単独過半数の勢い」(結果から見れば、これもまだある意味足りないわな)と書いたときは、正反対の層から正反対に批判された(笑)
衆院選終盤情勢調査。
— Mi2 (@mi2_yes) October 29, 2021
読売新聞『自民の単独過半数維持は微妙』
朝日新聞」『自民 過半数確保の勢い』
なんで朝日と読売がここまで食い違うのか。
朝日は「自民党支持者のみなさん、投票に行かなくても自民党優勢ですので安心してください」ってな感じの陰謀としか思えない。 pic.twitter.com/2ecDvsg9PN
自民党とDappiの関係について独自の追及をするでもなく、今回も野党支持者を「投票に行っても無駄」とあきらめさせる一面的情報を選挙期間中に広く宣伝する朝日新聞。
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) October 26, 2021
まるで「われわれは社として自民が単独過半数を確保することを望んでいます」とアピールするかのように。https://t.co/yRBYQ33JQm
他のメディアの大半が単独過半数を維持できるかが焦点と報道してる中
— (「ΦωΦ)「にゃおぉん@のりまたふぐり (@daikukinoritama) 2021年10月27日
朝日だけが自民党単独過半数の〈勢い〉という書き方をしたカラクリがまるわかりですね
実に朝日らしい性根の腐りきった狡さ満点の手口
間違いなく必見の価値ありますね pic.twitter.com/HxCXPNxsS4
枝野危うし!無党派層への浸透も遅れ、絶体絶命の重大局面へ。 https://t.co/uRikkTgfD9
— 平河エリ / Eri Hirakawa『25歳からの国会』(現代書館) (@EriHirakawa) 2021年10月25日
枝野危うし!無党派層への浸透も遅れ、絶体絶命の重大局面へ。 https://t.co/uRikkTgfD9
— 平河エリ / Eri Hirakawa『25歳からの国会』(現代書館) (@EriHirakawa) 2021年10月25日
このツイートの前後の流れ見ると、本気にしてなかったな…
てか、この記事へのブクマが……
[B! 選挙] 自民が単独過半数確保の勢い、立憲はほぼ横ばい 朝日情勢調査:朝日新聞デジタル
実は朝日を含む6社が、同じデータを使ってた!!
www.asahi.com
――朝日新聞社では、どのように情勢を予測したのですか。全国289選挙区の計8670投票所を選び、投票を終えた有権者に投票先や支持政党を回答してもらいました。有効回答は41万1467人。調査の量や質を保ちながら経費を削減するため、今回から共同通信社など5社と合同で実施しました。なので、朝日新聞社を含む6社は同じデータを使っています。
――調査データが同じなら、合同で実施した各社は同じ予測になるのではないですか。
それは違います。コンピューターで自動的に予測をはじき出しているわけではありません。担当者が調査の誤差や傾向を考慮し、データを評価し…(後略)
菅原琢ブログで、分析記事が発表された
読売と朝日の比較を中心に、今回の衆院選での各社情勢報道(結果予測)について簡単に分析をしてみました。お読みいただければ幸いです。
— 菅原 琢(SUGAWARA, Taku) (@sugawarataku) November 1, 2021
2021年衆院選 各社情勢(結果予測)に関する考察 https://t.co/rRtWE7zvnH
■単純星取表
情勢の一番手が勝利した場合を各社情勢の勝利として集計しました。なお、読売、日経は終盤調査のデータです。
読売 248勝41敗
日経 251勝38敗
毎日 252勝37敗
時事 247勝42敗
朝日 248勝41敗
産経 251勝38敗こうしてみると、各社横並びで優劣をつけにくいところがあります。的中率は85%程度で、あまりよいとは言えません。
■予測失敗の偏り
ただ、ツイッターなどを見ていると、読売・日経グループの予想は当たらず、朝日の予想が当たったという声がよく聞かれます。単純な当たり外れでは上記のように各社に違いはないのに、このような印象の差が生じるのは、党派別の予測に違いがあるためです。
(後略)
blog.sugawarataku.net
大濱崎卓真氏も記事を書く
衆院選予測はまたも各社が外す結果に、情勢調査の実情と限界
大濱崎卓真選挙
……筆者も公示前の早い時期とはいえ、Yahoo!ニュースに「衆院選公示前最終議席予想、自公で絶対安定多数を確保も自民は議席減か」との寄稿をしました。記事中の「自民・公明の与党で絶対安定多数を確保する可能性」「自公で圧倒的多数を獲得するには至らない」は当たったものの、「野党は立憲民主党(中略)日本共産党が議席を増やす」という点は大きく外したほか、れいわ新選組の議席数も外す結果(予測:0→得票:3)となりました。結果として、予測的妥当性に欠ける結果となったことを素直にお詫び致します。
この情勢調査と実際の得票との乖離の理由については、今後丁寧な事後検証が必要だと思います。考えられる理由としては、接戦区が非常に多かったこと、電話調査手法のリーチ限界、若い世代を中心とするネットパネル調査のパネル数が増えたことによる(ネットパネル調査の)予測的妥当性の高まり、朝日新聞社調査のモデリング手法の高さ、「自民党支持」と回答することの電話調査での回答忌避、電話調査の多さによる完全回答者の偏りなど……
news.yahoo.co.jp
三春充希(はる)氏は、このあと検証記事を書くと予告
各社の情勢報道とぼくのつけた判定や評価値については、当落と得票率をもとに検証する予定です。他の方からの検証も行われると思いますが、ぼくの方でもやるつもりでいます。市区町村別の得票率の地図や前回選挙からの増減の検討は、まだかなりかかるかもしれません。
— 三春充希(はる)⭐みらい選挙プロジェクト (@miraisyakai) November 1, 2021
note.com
結果は同じ、でも報じ方次第で……各新聞の見出しを比べると
今日の新聞各紙のヘッドラインの差が面白い。
— 中田:‖ (@paddy_joy) November 1, 2021
朝日:自民伸びず 過半数は維持、立憲後退 共闘生かせず
毎日:自民堅調 安定多数、立憲伸びず 維新躍進
日経:自民 単独で安定多数、立民は議員減 共闘不発
産経:自民 単独過半数維持、立民「共闘」不発
読売:自民 単独過半数、野党共闘振るわず pic.twitter.com/hXwUypPQzA
【朝刊1面比較〜衆院選〜】
— 編成記者A子 (@e_i_k_) November 1, 2021
衆院選お疲れ様でした!
衆院選の結果を報じた朝刊1面トップの見出しを、新聞ごとに比較しました
①朝日
②読売
③毎日
④産経 pic.twitter.com/AX1S2jdU6d
【朝刊1面比較〜衆院選〜】
— 編成記者A子 (@e_i_k_) 2021年11月1日
⑤東京
⑥日経 pic.twitter.com/ARgRagg2Du
お疲れ様でした。
— 猫 (@nekofunnjattane) 2021年11月1日
久々の6紙比較、ありがとうございます。
記事を隠すと、見出しのセンスの善し悪しが際立ちます。パッと見ただけで選挙結果が分かる表現になっているか。主見出しは9文字以内で、なんて大昔の話。自由になった分、もたついている紙面があるような...。
A子さんの久しぶりの一面比較。大変参考になります。朝日の場合、まだ情勢の全容が明らかでなかった初版の袖見出しは「野党共闘に一定の成果」といったような形でしたが、徐々にトーンが変わっていきました。 https://t.co/dGvUOoQCdf
— 木佐貫将司 Masashi Kisanuki (@kmsns0661) 2021年11月1日
AとBが、かけっこをしてAが勝った時、「Bが2位、Aはビリから2位だった」とも書ける、って笑い話がありましたね。