「映画大好きポンポさん」で、「いい映画でも上映時間が3時間4時間なんてだめ。90分とかなら見やすくてうれしい」という話が出てきましたが、日本マンガこそそういう問題がありまして。
自分が見逃した「ワンピース」はもう参加不可能だよ。
名作であってもやはり「ジャイアントキリング」とか、今から1巻から読めってのはむつかしいだろーな。
そんな中で「寄生獣リバーシ」が8巻で収まったというのは、うん、実にちょうどいい感じがある……だが、よく考えたら本編の「寄生獣」が全10巻なのだった。
そして、リバーシは、以前何度か書いているけど「本編のストーリーは改変されず、ちゃんとこの世界で進行している。だが、別の場所、別の登場人物によるこんな物語も同時に進行していたのだ」という形での外伝、二次創作、スピンオフなのです。
これこそがスピンオフの王道・本道だと思うのだが、いまや「公式スピンオフ」があまりに隆盛になったので、これが本道でもなくなっている(笑)
m-dojo.hatenadiary.com
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ただ、俺的には非常に重要な”改変”が、作中ではなされていた。これは機会あれば語りましょう。
作者の太田モアレ氏は、前作の女子格闘技漫画「鉄風」が途中で病気休載したために連載の勢いが失われ、やや駆け足での完結となった。
その無念さを払拭する、見事な”完投勝利”でした。
なんにせよ、レジェンド級の名作「寄生獣」を補完する、優れた公式スピンオフ作品が、全8巻というコンパクトな分量で完結した。
まずはそのことをお知らせまで。