……昭和62年に兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局に散弾銃を持った男が押し入り、記者2人が殺傷された事件から3日で34年となり、支局に知人や地元の人たちが訪れ、亡くなった記者を追悼しています。
昭和62年5月3日、西宮市の朝日新聞阪神支局に散弾銃を持った男が押し入って発砲し、当時29歳だった小尻知博記者が殺害され、別の記者1人も重傷を負いました。
あらためて、犠牲者の冥福と犯人の逮捕、つまり事件の解決を祈ります。
その5月3日夕方にネットにアップされた朝日の企画記事。この企画はまさに事件を受けて始まったもので「みる きく はなす」と言う名で続き、一部は単行本になっている。
ただ、自分は読み続けて、その”角度の付け方”に違和感を持つ切り口も毎年多い。
今回の話は、
第5回
「井戸に毒」投稿者に2度問うた 虐殺の現場訪ねた記者
2021年5月3日 17時00分目の前の電線が、左右に大きく揺れていた。
2月13日午後11時すぎ、東京都内の住宅街。下水道工事の現場で作業していた男性(34)は休憩中、福島県沖を震源とする最大震度6強の地震に気付いた。缶コーヒーを片手に、右手のスマホでツイッターを開き、指を滑らせた。
「BLMが井戸に毒を投げ込んでる!!!!!」
システムエンジニアの20代男性は、横浜市の友人宅でゲーム中に揺れを感じた。スマホを見るとこのツイートがあった。黒人差別反対を示すBLM(ブラック・ライブズ・マター)から変え、自分も投稿した。
「バイデンが福島の井戸に毒を投げ込んでるのを友達が見ました!」
最初のツイートから2分後だった。
「井戸に毒」という投稿は、翌日までに少なくとも約3万件になった・・・・・・(略)
要はこの話
togetter.com
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ときに、記事に出てきた津田大介氏は、上まとめに収録されたやりとりのなかで、以下のように表明しているな
おねロリ崩御の一件については、津田さんが果たしてネタだと理解していたのか否か、ネタだとしてもバカが本気にするので通報するべきと考えたのか、そのへんは軽く気になる。
— 清義明 (@masterlow) 2021年2月14日
いずれにしても町山さん津田さんというヘビー級アカに連続して言及されるというのはトロールとして本望なのではないだろうか
すっかり書いたことすら忘れていたのだが、そうするとコレもダメだということになりかねんよな・・・。https://t.co/1wxBcLCp4z
— 清義明 (@masterlow) 2021年2月14日
もちろん一目見てネタだとわかりましたが、あの状況下で「ネタ」にしていいものではない、という話ですね。凍結が適切な判断かどうかはわかりませんが、それは僕が判断することでもないので……。
— 津田大介 (@tsuda) 2021年2月14日
結論として当該ツイートを許容できるか否かはともかく、あのツイートが「差別扇動」だという理由付けには疑問があるのですがその点はいかがでしょうか。「歴史を踏まえればネタにしてよい話ではない」といった理由付けならまだ納得しやすいのですが。 https://t.co/gSglkEhyjC
— ystk (@lawkus) 2021年2月14日
広義には差別煽動と思います。狭義には三浦さんがおっしゃるように差別煽動と言うには適切ではないかもしれませんが、結果として起こることに目を向ければ同じ結論になると思うんですよね。最初の僕のツイートでそうした補足いれれば良かったということかもしれませんが、それでも結論は同じなので…。 https://t.co/o9yoSePbfX
— 津田大介 (@tsuda) 2021年2月14日
実は自分がこの話題で連想したのは、その朝日新聞の「天声人語(深代淳郎)『ゴルフ庁』スクープ事件」だった。
……昭和48年10月の『天声人語』では「大きな声ではいえないが、ふとしたことで盗聴テープが筆者の手に入った」という書き出しでこんな閣議の模様を描いている。
jukuhinokuruma.blogspot.com
低迷する田中内閣の支持率回復のため「ゴルフ庁を新設してはどうか」という話が出た。参院選前に1000万ともいわれるゴルフ人口を放っておくテはない。
〈▼「尾崎将司の立候補打診をすべきだ」という人もいた。ゴルフ減税、総理大臣杯などの案が出た。「長官をだれにするかね」「やはりホールインワンの総理兼任でしょう」「いや、本場のイギリスでのスコアがお恥ずかしい」と、首相はめずらしく反省の様子だ▼「石原慎太郎君はどうだ」「彼は飛ばしすぎだ」〉
読めばすぐ架空の閣議と分かる話なのだが、このコラムは内閣を怒らせ、官房長官から厳重抗議がきた。深代は翌日こう書いた。
〈政府が迷惑をこうむったというならば、申し訳ないことだが、冗談が事実無根であることを確認するには、やはり「あの冗談は冗談でした」というほかはない〉
さらにいえばその後、韓国内でこんなスローガンが生まれ、思想的にはさらに迷走しかねない状況に…
bunshun.jp
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まあ、内容についての議論はここで止める。なぜなら以降は、内容に関係無くなる話だからだ。
……『「バイデンが福島の井戸に毒」と投稿したのは、京都大学出身のシステムエンジニアの20代男性だった』そうだ。
残念ながら、アカウント名がクオリティペーパーの紙面を飾ることは無かった。なんというアカウント名だったんだろうね。
それはともかく、このツイートは、まもなく一般の人は見られなくなった。…なぜか?
記事内に、さらっと触れられていた。
見知らぬ人物から脅迫めいたメッセージも届いた。怖くなり、アカウントに閲覧制限をかけた
あたくしが、記事につけたブクマ。※最初のもの。いまはこのブログ記事へのリンクに差し替えています
ん?「知らぬ人物から脅迫めいたメッセージも届いた。怖くなり…」とあるんだが…。内容がどんなひどくても、脅迫による恐怖によって封殺されたなら、その「脅迫めいたメッセージ」こそが赤報隊的なものじゃないか?
https://b.hatena.ne.jp/entry/4702107661565109154/comment/gryphon
天下の諤々、君の一撃に如かず。
これがこの記事のサムネイルになるのもあれだけど。
・・・・・・・・・・・・・・・・という話にならないか?
付録 同事件に絡んだ、朝日社説
(社説)支局襲撃34年 SNSを凶器にしない
2021年5月2日 5時00分
兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局が銃撃され、記者1人が死亡、1人が重傷を負った事件から、あすで34年になる。関連・類似事件を含む計8件の警察庁指定116号事件は、未解決のまま03年に時効が成立した。
暴力で言論を封殺しようとする、民主主義への重大な挑戦だった。卑劣な行為にひるむことなく、報道の使命を果たしていくことを改めて誓う。
犯行声明を出した「赤報隊」は、朝日新聞を「反日」と批判した。そして今、ネット上には「反日サヨク」「非国民」といった言葉があふれる。標的にされるのは、広く社会・労働運動に取り組んだり、政権に批判的な発言をしたりする人たちだ。
昨年6月、弁護士やジャーナリストらが中心となって「SNSOS」というグループをつくった。SNSを使った誹謗(ひぼう)中傷や悪意ある攻撃に対抗し、被害者を支え、泣き寝入りしない・させないことをめざす。コロナ禍で活動に制約はあるが、これまでに寄せられた相談を見るだけでも事態は深刻だ。
性差別むき出しの罵声を浴びせる。労働組合に「反社会的勢力」とレッテルを貼る。人権活動に尽力している弁護士を懲戒するよう扇動する――。
こうした事実に基づかない批判や憎悪をあおる行いは、自由な発信を妨げ、社会を萎縮させる。国や政治家の行いをチェックする活動を抑え込み、問題を覆い隠して病巣を深くしてしまうことにもつながる。
賛同人の一人で作家の雨宮処凛(あまみやかりん)さんも「非国民」「日本から出ろ」といった攻撃を受けた。「物言う女は集団で黙らせるべきだ、それが正義だ、と思っている人々がいる。最初は無視しても、何度も続くと精神的に追い詰められる」と話す。
日々のくらしに役立つSNSだからこそ、社会全体でその健全な発展を図らねばならない。
コピーライターの小竹海広(おだけみひろ)さんらは昨秋、この問題で屋外広告を出すことを思いたち、クラウドファンディングで1カ月間で約320万円を集めた。
「#この指とめよう」が合言葉。SNSの送信ボタンに乗せた指を一瞬止めて考えよう。人を傷つける言葉ではなく、背中を押し、励ます言葉を送ろう。そんなメッセージを東京・渋谷の街頭などに掲げた。運動のさらなる発展をめざす。
ミャンマーや香港で言論弾圧が続く。歯止めをかけるべく、その様子を世界に伝えてきたスマホも、使い方次第で人を絶望に陥れ、命を奪い、社会を荒廃させる。2人の記者を死傷させたのは散弾銃だった。いま多くの人が親しむSNSを、それと同じ凶器にしてはならない。
付録2 「バイデン」とは別の、記事に出てくるtwitterユーザーの、取材を受けての感想
※SNSの投稿者は記事内に2人出てくるから、混同しないようにネ
あの、先日、朝日新聞から取材を受けて記事にして頂いたんですが、出来上がった記事を読むと、取材中にこちらのした話がかなり取り違えられてるんですが……。
— AT教団兵 (@atkyoudan) 2021年5月3日
たぶんデスクが紙面に欲しいストーリーに沿うように取材メモの中からパズルを組み替えて作ったんだなという印象です。まあこの人たちは取材で拾った素材から売り物になる商品としての記事を作るのが仕事であって、ジャーナリストとして何かを探求してる訳じゃないんだから、良いんじゃないでしょうか。
— AT教団兵 (@atkyoudan) 2021年5月3日
朝日の記事が分かりづらいせいでATちゃんがおねロリキメセク天皇だと思われてるのを観測しました。
— AT教団兵 (@atkyoudan) 2021年5月3日
ATちゃんのツイートを受けて毎日新聞の記者が朝日新聞にキレ始めたんだけど俺のリプライ欄で怪獣大戦争を始めるのはやめろ
— AT教団兵 (@atkyoudan) 2021年5月3日
そもそも天皇だけならともかくATちゃんという人間を取材しようという時点でおかしいと思うんですよね。私だったら絶対にしません。
— AT教団兵 (@atkyoudan) 2021年5月3日
どう考えても天皇が中心の事案なのにATちゃんが中心になってるの、やっぱり高学歴ホワイトカラーだと話が締まらなかったんしょうか。腹巻にハチマキして安酒の一升瓶を片手に会いに行けばよかった。
— AT教団兵 (@atkyoudan) 2021年5月3日
普段から工事の段取りしてて、現場によっては不在時責任者やってたり、月収が多いときで50〜60万円とかあっても「工事現場の作業で生計を立てる」って書くと、ツイッターで憂さを晴らしてる下層階級っぽく見えるので、朝日新聞の表現力の巧みさには感心しています。
— AT教団兵 (@atkyoudan) 2021年5月3日
ちなみに記事中で「差別を指摘する批判的な内容」と表現されてるツイートは、ほとんどがこういうやつです。私のツイートは凍結もされなければ警告も受けませんでしたが、私への攻撃的なツイートは10件近くがツイッター社から規約違反と認定されたり、凍結処分になってます。 https://t.co/0K9XZboUhL
— AT教団兵 (@atkyoudan) 2021年5月3日
インフルエンサーが地震という事態に乗じて「こんな悪い奴がいるぞ」と晒し攻撃を煽りたて、それを受けた大衆が暴走して「死ね」「消えろ」などの暴言や脅迫を送ったというあの光景は、むしろ朝鮮人を虐殺した側の心理に近いのではないかと指摘させて頂きましたが、記事には反映されませんでしたね。
— AT教団兵 (@atkyoudan) 2021年5月3日
流石にそこまで言うならツイッター使うのやめろよ… pic.twitter.com/tmIz5d85jC
— AT教団兵 (@atkyoudan) 2021年5月3日
加害者「お前は加害者のくせに被害者ぶりやがって」
— AT教団兵 (@atkyoudan) 2021年5月3日
こういうのって妻に暴力を振るうDV夫とかによく見られる精神構造ですよね。
朝日新聞の記事、妻ちゃんもオンラインで取材受けて長文送り付けたのに完全ボツになってて悲しいそうです。(内容知らんから何も言えんけど)
— AT教団兵 (@atkyoudan) 2021年5月3日
それ以降のツイートも加えたまとめができています
togetter.com
削除はしていなかった、その人のところにも、その人の言によれば「脅迫的なツイート」が来ていた…と書かれている。
ちなみに、朝日新聞の記事では、私が直後から脅迫的なリプライを多数受けた経緯も載っていなければ、私がしていない発言や表現が私のものとして載っていたりするので、記事から問題の現状について把握するのは難しいと思います。
— AT教団兵 (@atkyoudan) 2021年5月4日