インタビューの中で人殺しと呼んだ、というか、インタビューの中で「プーチン氏を人殺しと考えるか?」と聞かれて、バイデン大統領が「私はそう考える」と答えていましたね。
2011年にバイデン氏がモスクワを訪問した時のことを回顧して、プーチン大統領のことを「人の心(soul)がない」と述べていました。その後に、上記の質問が続いていました。
(略)
外交というのは相手があり、それゆえに真実がそのまま適用されればいい、となりにくいのは厄介だが、それを敢えて”忖度”せず聞くアメリカのジャーナリズムは、四捨五入して差し引きで、やはりプラスだと思う。
そしてよくも悪くも日本では、こういう答えを政治家はしないだろうし、ジャーナリズムもそもそも質問しないだろう。
日本でも「金正恩とその兄」に関して、同種の質問にふさわしい問いがあるだろうが、そういう質問は今までもない。これからも無いだろう…相手が菅義偉でも、枝野幸男でも同じだよ。
しかしまあ、いくらアメリカであっても、この発言は…という見方もある。
もともとバイデン氏はアメリカの森喜朗といってもいいぐらい失言が多い。上院議員として、政界ムラでの調整役、そういうところでの”腹を割った”話では好感度が高く、それで政界を昇って行ったという点でも実は森喜朗と似てるかも。
バイデン大統領、二度目のテレビ単独インタビューだったが、いわゆる「失言ジョー」がまた出てきた、と思わせるような、かなりストレートな物言いでハラハラするインタビューだった。ロシアが怒るのも無理はない…。 #NewsPicks https://t.co/y5tM77MhGp
— Kazuto Suzuki (@KS_1013) March 17, 2021
こちらがそのインタビュー。https://t.co/6T3Ob0PHeH
— Kazuto Suzuki (@KS_1013) 2021年3月17日
続報 プーチン氏「お互いさまだ」 バイデン氏の「殺人者」見解で
「私は殺人者ではない」という否定の仕方ではなかった……
- 作者:ニューズウィーク日本版編集部
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