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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

篠原健太先生、ジャンプ本誌に帰還。まずは歓迎だが、いつまで「1:ジャンプ本誌/2:ジャンプ+」なのかな…5年後は?

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篠原健太が少年ジャンプに帰還


かたほうの「松井優征」は名前聴いてもピンとこない
松井優征 - Wikipedia

ああ「暗殺教室」の…これは、ジャンプでヒットし四番打者だったのだから、面白いのだろうけどなんとなくスルーしたままだった。読めば面白いかもですが。

そして篠原健太氏か。
これはもう実力を疑わない。「スケットダンス」「彼方のアストラ」どちらもクオリティ、商業的な面両方で高い評価を得ての凱旋だ。

第1話 前半 PLANET CAMP

第1話 前半 PLANET CAMP

  • メディア: Prime Video

ぶっちゃけ、個人の意見なんだけど、火ノ丸相撲が終わってからか……「いま、本当にジャンプで読む作品が無い…」な状態が続いてたので、これでやっと最低一作は読めるかなぁ、と。



いま、上のツイートのコマ画像を見る限りでは「そういうジャンル…だとしたら、〇〇みたいな先行作品があるね…」とか言いたくなるんだけど、さすがに一コマの告知画像でそれを言うのは早すぎるだろう。
どんなどんでん返しがあるかわかったもんじゃねえし、と思ってしまうのは前作のせいか(笑)。


ところで…
そもそも「彼方のアストラ」は、スケットダンス完結のあと、なかなかネームが次の「ジャンプ連載、これでいこう!」に至らず、「じゃあ、とりあえず今度立ち上がる『ジャンプ+』ででもやってみる?」みたいな流れで決まった、というのは作者自身の回想だ。

「最初は週刊少年ジャンプ編集部に企画を提出したんです。『ここを直そう』と言われることはあるかなと思っていたんですが、直しのチャンスもなく(企画自体が駄目という)全ボツになってしまって(笑)。僕も担当も『えっ?』てなって、一度『アストラ』の企画を諦めたんです。でもどうしてもやりたいと思って、ちょうどジャンプ+が立ち上がっていたので、『そこで描くのはどうだろう』という提案をさせてもらいました。ただ一度全ボツになった作品なので、これを長々やるのは潔くないかなとも
natalie.mu


しかし同作が始まったのが2016年。まだ5年か、もう5年か・・・・・はそれぞれの感覚だが、少なくとも言えるのは、スマホが普及しまくり、ティーンエイジャーが持つのもどんどん普通になってきているなか、スマホさえあればタダで読める、スマホアプリ経由の漫画が、いま子供をやってる世代においては、紙雑誌の漫画より「馴染み」があり、「知名度」があり、どうかすると「権威」まで付加されつつあるんじゃないか、ってことだ。ピッコマはじめ、そこに載っている外国の「ウェブトゥーン」の存在感増も含め。


もともとジャンプ+がライバルを少年ジャンプ本誌と言い、ジャンプ+からミリオン級のヒットを出す!と言っていたわけだけど「SPY×FAMILY」やら「怪獣8号」でそうなりつつあるわけでしょ?よう知らんけど(ほんとによう知らんのだ)


note.com

alu.jp
「アプリも紙と変わらず、真っ当な土俵である」と伝わったことがあると思います。
SPY×FAMILY』が始まったとき、とある別のマンガアプリの編集をやられている方に言われて印象的だったことがあって。
「『SPY×FAMILY』が人気が出る世の中で良かった」と言われたんですけど。

ーーおお。


Web発だけど、面白いものがちゃんと人気が出て、受け入れられて良かったと。そう言われたとき、「ああ、目指してきたことは間違ってなかったんだ」と思ったんです。
やっぱり『SPY×FAMILY』や『怪獣8号』を見て思うのは、マンガアプリも紙の雑誌と変わらず、奇をてらったものではなく、単純に総合力が高いマンガが評価される土俵だということです。

ーー紙の雑誌が本場だという風潮は、最近はなくなってきたように感じますね。


紙の雑誌と比べて、デジタルだし、Webだし、アプリだしという思いが、あの2作品の人気で変わったと思うんですよ。
ここは真っ当な土俵だと、自分の持てるマンガ力の全てを使わないと戦えない場所だと伝わったと思うんで、そういう意味で言えばこれからのほうが大きなヒットが出そうだなと感じますね。


さてさて、
ジャンプ+が、ジャンプ本誌より権威、知名度、商業性などで上回る時期が、あと5年で来るような、来ないような・・・・・・どうなんだろうね、という話。
ジャンプ本誌でヒット→ 次作企画段階で本誌には届かずジャンプ+、そこでヒット→本誌帰還!!!の篠原健太先生の名前を見て、そんなことをつらつら思った次第。