うそのような、ほんとのハナシ(吉村知事風)。
この本の末尾付録の対談(湯浅誠氏と)
- 作者:香山リカ
- 発売日: 2016/02/10
- メディア: 新書
…憲法か何かの集会で香山さんとご一緒したことがありましたよね。
そのとき香山さんは「こうした場に来ている人たちは全体から見たらまだまだ少数派。世論の多数を得られていない。多数を得るために、何か変わったことをできないですか?」と言いましたよね。あのとき誰かを呼べと言ったのが、印象に残っています。香山 「江原啓之を呼べ」と言ったの(笑)。当時はスピリチュアルがブームで、美輪明宏さんと江原啓之さんの「オーラの泉」というテレビ番組が人気を集めていたからです。
湯浅 それを聞いて私、「この人ヘンなこと言うなあ。どうしてそんなことを言うんだろう」と思いました。香山さんの意図が本当の意味で理解できたのは、その後のこと。内閣府参与をやって、「より外を巻き込んでいかないと多数にはなかなかならないんだ」と。どこか、そんなことまでしたくないというプライドのほうが勝っていた。3.11の後に、原発のことで香山さんとご一緒したときにも、そういう話が割と出てきましたよね。そのときはすんなりと同感できました。
197P
=====================(略)
香山 『オーラの泉』では、美輪さんはずっと反戦ということを主張していたんです。江原さんもそのころ、雑誌の連載で、美輪さんの県響を受けてなのか、「日本は平和の国です」とか書いている。だから、あのときは、「江原さんを呼んできて、『憲法を変えたら日本の守護霊が怒る』と言わせたらいい」と発言した(笑)『憲法を変えたら地震が起きます』とか江原さんに言わせようって。実際、日本では毎日のように起きているし、まだ、3.11前でしたからね、ただ、その場で『オーラの泉』という番組を見たことはありますか。見たことがあるひとは手を挙げて下さい」と言ったら、当時、けっこうこう視聴率が高かったのに、手を挙げたのはたったの数人。だから私は、「絶対、皆さんは世間を知らない」と言ったんです。すると後で、「そんな奇策を弄してどうする」とか言われてしまいましたね。
湯浅 会場の雰囲気、ポカーンとしていました。
199P
本気か。
本気なんだろうな。
…そして湯浅氏は最初は「へんなこと言うなあ」だったのが、その後は「すんなりと同感」するようになったと…権力の末席に連なる(内閣府参与)と、こうなってしまうのかもしれませんなあ。
てか、ほんとにいいのかい。
おばけがみえるふしぎなちからをもった江原啓之氏が、そのたぐいまれなる霊能力を駆使して
「改憲すると守護霊が怒るぞう」
「改憲すると大地震が来るぞう」
と善男善女、善その他の性を脅して「地震に守護霊、あらこわい、じゃあ改憲とかやめときましょう」ということになって改憲が阻止できた、みたいな流れでも。
どこの千年王国運動だ。
ただし、さすがに、これは護憲派の総意とかにはならず、会場( ゚д゚)ポカーン。「奇策を弄してどうする」と怒られたと……うーん、自分はどう考えてもそっちのほうが真っ当な感覚だと思うのですが、どうでしょうか。
てか、これ下手したら、ちょっと発言がアレなので……と対談テープからちょっとチョキンと「(省略)」されかねないような発言だと思うんだが、これがノーカットで収録されたことは喜ぶべきだろう。
とにかく、戦争と平和を考える8月にちなんで(?)
「香山リカさんは、オカルト霊能力者に『改憲すると守護霊が怒る』『改憲すると大地震が来る』と言わせて、世間を護憲に誘導しようと提案。」
「元内閣府参与・湯浅誠さんは、当初は困惑したが、のちにはこの手法に同感を表明。」
この二つをおぼえて、持ち帰ってください。
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