【記録する者たち】
重いテーマだが、着眼点が非常にいい。貴重な資料として読まれるべきものであります。あらためて収録された故人にやすらかなれ。
togetter.com
この冒頭の説明文に、こうある。
死は平等である。
※まとめNAVERからの移動。
そして、声を大にして呼び掛けたいのだけど
『NAVERまとめの中の重要で価値のあるまとめは、移転してほしい』
です。
とくにtwittert中心のものは積極的にtogetterに、と呼びかけたいところだが、あんまりまとめサービスの種類を知らないので、ほかに適当なところがあるなら構わない。
www.itmedia.co.jp
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これは地味に、ギリシャ・ローマの知恵をイスラム帝国が保存し、伝えたことでルネッサンスを用意した、あの歴史の再現であり、我々の父祖が万葉の古典を今に伝えてくれたことの再現である。
SF寄りでいえば「ファウンデーション」の構築である。
古(いにし)へも 今もかはらぬ 世の中に 心のたねを 残す言の葉
http://www.aozora.gr.jp/cards/000119/files/622_14497.html
書洩らしは? と歴史家が聞く。
書洩らし? 冗談ではない、書かれなかった事は、無かった事じゃ。芽の出ぬ種子は、結局初めから無かったのじゃわい。歴史とはな、この粘土板のことじゃ。
若い歴史家は情なさそうな顔をして、指し示された瓦を見た。
文字の精霊共の恐しい力を、イシュディ・ナブよ、君はまだ知らぬとみえるな。文字の精共が、一度ある事柄を捉えて、これを己の姿で現すとなると、その事柄はもはや、不滅の生命を得るのじゃ。反対に、文字の精の力ある手に触れなかったものは、いかなるものも、その存在を失わねばならぬ。
(中島敦「文字禍」より)
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