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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

ISがパルミラ失陥…の報を聞き、処刑された考古学者を思う。【記録する者たち】

【記録する者たち】

http://www.cnn.co.jp/world/35080183.html
(CNN) シリア政府軍は、同国中部にあるパルミラの城砦(じょうさい)を過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」から奪還した。国営メディアが25日、伝えた。この城砦はISISが破壊したパルミラ遺跡を見下ろす丘の上にある。
パルミラ遺跡は国連教育科学文化機関(ユネスコ)の文化遺産にも指定され、ISISによる破壊行為が問題となっていた。

 

パルミラが、ISの豚たちに奪われた後の、ある報道を思いだす。
シリアに住んだこともあるヤマザキ・マリさんもツイートしていた。



http://albore.hatenablog.com/entry/2015/08/20/085249
……広場で公開で斬首され、パルミラのローマ時代の遺跡の石柱に吊された。処刑されたのは、82歳になった考古学者カーレド・アル・アサードさんで、40年間も世界的に有名なこのパルミラ遺跡の責任者として働いてきたのである。
 このニュースを知らせたのは、トルコの文化財博物館総局のマームン・アブドゥルカリム総裁である。総裁は、アサードさんが2003年に引退した後も、アサードさんと協力作業をつづけてきた。「わたしも、その他の同僚や友人たちも、パルミラから避難するように忠告したのです。しかし彼は耳を傾けようとはしませんでした」という。
 実際にアサードさんは、「イスラム国」が5月にパルミラを征服した後にも、この町の古代遺跡の近くに住みつづけることを選んだのだった。
(略)
そして「イスラム国」がパルミラを征服する前に、アサードさんは博物館に収容されていた遺物を撤去するのを手つだったのだった…アブドゥルカリム総裁も、博物館の元理事のアムル・アル・アズム氏も、「イスラム国」はアサードさんから、秘密に埋蔵されている遺物のありかを聞き出そうとしたのだと信じている

http://www.bbc.com/news/world-middle-east-33984006
The murder has been denounced as a "horrific act" by Unesco, the UN cultural organisation.
"They killed him because he would not betray his deep commitment to Palmyra," Unesco Director General Irina Bokova said in a statement.
"His work will live on far beyond the reach of these extremists," she said. "They murdered a great man, but they will never silence history."


偶像崇拝」を理由に歴史遺跡を壊さない、身代金など目的に日本人を誘拐しない、この2点だけで、責任の発端や殺害数などを敢て無視しても、シリアにおいてはISやヌスラよりアサ……いや、さすがにそこまで言うことは控えよう。



それにしてもパルミラからISの豚が追い出されそうだという報道をきき、カーレド・アル・アサードさんという学者のことを思う。
「私はXXXだ」という連帯のことばは決して否定しないが、
個人的には、「わたしはカーレドだ」とは、とても言えない。言いたくない。それはあまりにも、おこがましすぎるからだ。

戦う者の歌が聞こえるか?
鼓動があのドラムと 響き合えば
新たに熱い 命が始まる
明日が来たとき そうさ明日が!*

列に入れよ 我らの味方に
砦の向こうに 世界がある
戦え それが自由への道



若者たちの 歌が聞こえるか?
光求め高まる 歌の声が
世に苦しみの 炎消えないが
どんな闇夜も やがて朝が

"They murdered a great man, but they will never silence history. 彼ら(IS)は、偉大な人間を殺害した。それでも歴史を沈黙させることはできない "