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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

本日発売の「中央公論」に、池内恵の「イスラーム国」論考が掲載/その他中東記事リンク

イスラーム国」の衝撃──『中央公論』10月号
http://chutoislam.blog.fc2.com/blog-entry-181.html
2014/09/09 23:56
イスタンブルから帰国して以来、あまりに忙しくて更新できないでいた。「中東の地政学的リスクの増大」についての関心が高まり、セミナーやレクチャーに駆け回っている.
(略)
それでも一つ成果が出た。9月10日発売の『中央公論』10月号に、イラクとシリアでの「イスラーム国」の伸長の背景と意味を論じた、長めの論稿を寄稿しました。

池内恵「「イスラーム国」の衝撃──中東の「分水嶺」と「カリフ制国家」の夢」『中央公論』2014年10月号(9月10日発売)、112−117頁
http://www.chuokoron.jp/newest_issue/index.html

アメリカでは思ったよりイスラム教徒が社会に溶け込んでいるよ、という記事

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/41678

会議場は、異なる伝統との一体感を表す衣装をまとった異なる人種のイスラム教徒でいっぱいだった。イスラムボーイスカウトやカリフォリニア州のイスラム教教養大学が展示施設を設けていた。参加者は、米国の複雑な建築基準に抵触することなく、どのようにモスクを建てるかについて議論したり、フードコートで名刺を交換したりしていた。
 
米国のイスラム教徒は、欧州のイスラム教徒より暮らし向きがいい。彼らが10万ドル以上の家計所得を報告する可能性は、他の米国人とほとんど同じだ。
 
ピュー・リサーチ・センターの2011年の調査では、結婚しているか、誰かと同居しているイスラム教徒の15%が異なる信仰を持つ伴侶を持っていることが判明した。
 この数字は低いように思えるかもしれないが、ユダヤ系米国人の歴史上同様の時期の人種間結婚の比率より高く、現代のモルモン教徒の比率より高い。

最後のくだりだが、本来的にはムスリムの伴侶はムスリムでなければならないし、違うなら改宗させねばならない。だが抜け道はあるんだよね。あとで紹介したい

『アルカーイダは何故インド進出を宣言したのか』

http://blog.canpan.info/jig/archive/5211

最近になって、アルカーイダが中東ではない、西アジアのインドに進出すると宣言した。その発表はアルカーイダのリーダーである、アイマン・ザワーヒリによって行われているだけに、重みと信憑性があろう。

しかし、どうしても腑に落ちないのは、何故アルカーイダがいまの時期に、インドに進出しようというのであろうかということだ。アイマン・ザワーヒリの説明によれば、インドとパキスタンとの間には、カシミール問題が存在…
(略)
ルカーイダがインドに進出するのには、それなりのわけがあるのではないか。
実はイラクやシリアでISIL(IS)が大奮戦し、世界的に知られるようになり、アルカーイダの影が薄くなってきている。ISILはシリア北部の油田を抑え、独自の財源も確保したと言われている。
こうなると、アルカーイダは世界のイスラム原理主義組織に対し、資金的援助でISに負けてしまうことになる。既にいくつもの組織がISの傘下に入ると宣言しているのだ。アルカーイダはイスラム原理主義運動の、リーダーとしての地位の再強化に、インドへの進出を言い出したのではないか。