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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「ユーチューバー登場の漫画」一覧、お洒落でナウな漫画の中にまさかの「解体屋ゲン」

こんな話を以前からやってます

・「ユーチューバー」が出てくる漫画一覧/というか「漫画のネット登場の歴史」年表を作りたい
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ここから、補足的に2本の記事を
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そのへんの過去記述から…

こんな一覧が作れる可能性があるのは、いまのうちだけでしょうね。これからは普通に、より日常の光景となっていく。というか、今回の「stay home」の関係で、動画というもの自体の社会的な意味付け、知名度、権威などもどんどんと拡大する一方である。

ただ、さすがにさすがに、2020年現在で「動画配信を漫画のメインテーマにすえて物語をつくる」のは、ちょっと目新しいチャレンジ、先駆的な試みであることに間違いはありませんでしょうな。

そう、そろそろ「マンガにユーチューバーが出てきたって、それは日常の光景。特にめずらしくもない」となるだろうと思い、そろそろこの一覧も終了の気配なんだが…、最後に、すっごい大物が出てきた。

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解体屋ゲンのユーチューバー回(週刊漫画times


この作品が載っている「週刊漫画times」は…間違いなく「not for me」な漫画雑誌と思っていたんだが…例の読み放題雑誌サブスク「BOOK WALKER」に入ってたんだよ!!
この前、気づいて、やっとページを開けたら、これが載ってたんだ。
bookwalker.jp


「解体屋ゲン」という作品を知ったのは「東日本大震災が出てくる漫画リスト」作成時に、だれかが教えてくれたのがきっかけだった。
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そして読むと、実に興味深い…というか、今までのユーチューバー漫画と比べても出色の出来

・ユーチューバー(動画配信)、ただの趣味ではなくうまく行けば数十万円が転がり込んでくる
 
・ついついエスカレートして、隠し撮りとかに手を染める人も
 
・その一方で、普通だったら飲み屋で語られて終わりだった、天下国家に関する市井のひとの意見、識見・人格が大いに注目され評価されることもある

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解体屋ゲンのユーチューバー回
 
・それがたとえば、現職官僚を感動させ、繋がりや直接対話を生むこともある・・・・・・
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解体屋ゲンのユーチューバー回(週刊漫画times

こういったことを、すべて押さえたシリーズになっているんだ。


・・・そもそも、過去作ですでにニコニコ動画UstreamTwitterFacebook、インディーゲーム、擬人化萌えアニメアイカツ!』を取り入れてるそうだから、タイトルには「まさかの」と入れたが、実は「お馴染みの」だったという…

週刊漫画TIMES』2002年4月19日号から5月10日号まで、全4回の短期集中連載を行った後、2003年1月10日号より本格的に連載が開始された。2012年10月26日号で短期集中連載版を除いた通算連載回数が500話に、2018年11月21日号で800話に達した[1]。

2003年9月に刊行された唯一の単行本(第1巻)にコンビニコミック2巻を合わせた3巻しか刊行されていなかったため、過去の回を読むことが困難という状況が長らく続いていた[2][3]が、2015年にスマートフォン用アプリ「漫王」で期間限定ながらも過去回が無料公開され、以後、電子書籍として単行本が刊行されている[3]。

2006年6月に奥村遊機からタイアップのパチンコ台「CR解体屋ゲン」が発売されている。

実際に起きている日本の建築業界の抱える問題、労働者たちの置かれた現状を作中に取り入れるのは無論のこと、ニコニコ動画UstreamTwitterFacebook、インディーゲーム、擬人化萌えアニメアイカツ!といった執筆当時に流行していた題材をも作中に取り入れている[3]。これは単にその時々の流行を追っているのではなく、その時代の空気を切り取ることで、時が経って読み返した際にも古臭くならない、作品発表当時を読者が思い出して共感を得るためであると原作者の星野茂樹は語っている[3]。


ja.wikipedia.org

詳しいあらすじなどは、じきにここにもUPされるだろう。
isshy22.com


とにかく「すごい!」と驚いたものでした。


追記 ジャンプの「agravity boys」にも登場

宇宙が舞台の未来SFギャグ…らしいのだが(基本未読)、こういう配信が、宇宙規模である世界のようなのだ(笑)

2021年6月、篠原健太「ウィッチウォッチ」に動画サイト実名(youtube)が出てきたことをもって、この「youtuber漫画登場ウォッチ」完結としたい。