2009年10月期、2011年4月期に放送されたTBS系ドラマ「JIN -仁-」を再編集した「JIN -仁- レジェンド」が、4月18日から3週連続で土曜・日曜に放送されることが明らかになった。
今回の放送では2009年と2011年の全22話を再編集し、「JIN -仁- レジェンド」と題した特別編として6日間にかけて放送される。
本作は、現代の脳外科医・南方仁(大沢たかお)が幕末の江戸時代へタイムスリップし、医術を通して幕末の英雄・坂本龍馬(内野聖陽)らとの交流を深めながら、自らも動乱に巻き込まれていくヒューマン医療ドラマ。綾瀬はるか、中谷美紀、桐谷健太ら豪華キャストが出演した。
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「JIN」という作品、あらためて思うに「使い古された王道パターンを、どうどうと、ど真ん中を推し通るつもりで渡ろうぜ!!」とやったら、その通り傑作ができた、という感じですね
当時のこの記事は、けっこう気に入っている。
しかし、マンガの連載当時、ドラマの放送開始時から「ああ、この手ね、このシチュエーションね。よくいえば王道、悪く言えばベッタベタやんな」と思ったのもまだまだ牧歌的な話。そこからさらに十数年、「異世界もの/過去もの、特に現代知識によるチートもの」はパンデミックな状況となり(ちょっといまはこの表現もはばかるが、あの増加、流行の勢いはやはりこう表現するしかない)、月刊雑誌なんかには、三分の一か半分近くがこれで占められてる、なんて雑誌すらある。
この状況下で、異世界ではなく実際の歴史上の、という設定ではあるが、「現代知識で、それがない世界へ行きチートする」というのを丁寧に、大きな予算で描いた人気ドラマが、ふたたび地上波で放送される、というのは、どんな反響があるかは興味深い。
逆に平安時代の(架空の)人物が現代日本に来る「いいね!光源氏」。SFだー、これも
前回、偶然放送してたんで見てみた。
あの烏帽子?なのかな、
してないと、平安時代から来たかどうかよくわからんが、とにかくこれも異世界「から」現実の日本にやってくる話だ。比較すると少ないけど、そういう作品もあるよね。
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おれ、平安貴族や平安ものってあんまり関心ないし、たとえば武士や忍者がやってくるより話が転がらないんじゃないかと思ったが、まあイケメンの雅な女たらし、という個性で少し話は面白かった。
で、上のJINも、今回のいいね!光源氏も、思い起こせば「SF」じゃん。タイムスリップあるからSF。
そう、思い至れば「わーSFドラマがNHKで、TBSで登場だ」と喜ぶに値する。
そして、以前も書いたが「SFとは、こういうものでいいんだよ、こういうので」なのであります。あんまり考証とか設定構築とかいらない。
これぐらいの「SF」でいいのだ。