【肺炎の兆し①】
— Dr.リノ🦏 (@awaguni_deko8) April 11, 2020
このご時勢、「数日前から熱があって咳もしてて…」というお子さんを自宅でみなければならない親御さんの心配は相当なものだと思います。
ただの風邪から気管支炎や肺炎へと病状が悪化してきたサイン、我々医療者が「精密検査しよう」と思うポイントを紹介。
続
【肺炎の兆し②】
— Dr.リノ🦏 (@awaguni_deko8) April 11, 2020
その前に一般的な「風邪」に対するホームケアは↓https://t.co/UrdRYZYepA
ここから悪化してきたサインとして注意したいのが
・呼吸の姿勢
・努力呼吸
・呼吸数
・顔色
・睡眠障害
などです。
個別に解説します。
続※このへんから、めんどくさいのとリプ先が表示されて逆に読みにくいのとで、埋め込みじゃなくてコピペにします
【肺炎の兆し③】
・苦しそうな呼吸の姿勢
Sniffing position:鼻を突きだして匂いを嗅ぐときのような体勢
Tripod position:前かがみになって腕で身体を支えるような体勢これらはいずれも気道を広く保ち、呼吸補助筋を使った呼吸の姿勢です。これを見ると僕らの背筋はピンッとなりますサイ汗マーク
【肺炎の兆し④】
・努力呼吸
尾翼呼吸:赤ちゃんが鼻の穴を広げながら息を吸いこむ
陥没呼吸:息を吸い込むときに鎖骨や肋骨、みぞおちの辺りがべこべこ陥没する
シーソー呼吸:吸気時に胸が凹み腹が出る、呼気時にはこれが逆になる
首振り呼吸:息を吸う時に首を伸展、吐く時に屈曲する
【肺炎の兆し⑤】
・呼吸数
細かい数字は覚えなくても良いですが、普段と比べて早い呼吸は要注意です。『呼吸が早い』
1分間に新生児60回、乳児50回、未就学児40回、学童20回以上発熱でも呼吸は早くなるのでそれだけで判断するのは難しいですが、個人的には一番大事なサインだと思ってます。
続【肺炎の兆し⑥】
他にも色々とポイントはありますが、ひとまずこの辺で。熱が高い=重症=肺炎ではなく、やはり肺炎や気管支炎の兆候は「呼吸」です。悪化のサインを見逃さないようにして、適切なタイミングで病院を受診するようにしてくださいねサイ
さん
なんとなく「あれ、おかしいな」ってのは気付けると思うのですが、この新型コロナは「あれ?」って思った時にはもう遅いというような報道が多く、それが怖いなと思います。自分のことだったらギリギリまで自宅で見ようと思えるのですが、子供となると。。
TVの報道などを観ていると不安になりますよね💦
— Dr.リノ🦏 (@awaguni_deko8) April 11, 2020
通常、基礎疾患のないお子さんが「一分一秒を争うほど」急激に呼吸状態が悪化するのは急性喉頭蓋炎(https://t.co/3nDQS5F8V3)や異物誤飲(https://t.co/UywSlNs2Rw)などです。
不安であればもちろん病院受診はためらわなくても良いですが、
続
病院に電話で連絡して指示を仰ぐのも良いでしょうね。
過度に恐れるのは親も疲弊してしまいます。やるべき対策をしっかりと行い、できれば複数の大人で交代でホームケアしてあげて下さいサイ汗マーク