「 たかやまよしひろ 」で打って文字変換すると別の人の名前が出てしまうのがこまりものだが(笑)、
この前の岩田健太郎氏の動画告発と、それへのレスポンスで良く知られるようになった高山義浩氏。
この方が、その岩田氏の話につづいて長文で、コロナウイルスとクルーズ船の話について書いている。
この知見もよく読まれたほうがいいと思うのでシェア
……さて、多くの方が心配されていること。それはクルーズ船から下船した人たちより、発症者が出る可能性はないのか・・・ 地域での感染拡大の原因にならないか・・・ ということのようでした。
結論から言って、ほとんどの方は感染していないでしょう。しかし、発症する方が出る可能性はあると思ってます。国内で自宅に帰られたのは970人ですが、PCR検査の感度が100%ではなく、船内の感染対策も限界があったことを踏まえれば、発症者を想定しておくべきだと私は思います。
では、公共交通機関で自宅に返して良かったのでしょうか? ここを指摘される方が多かったですね。私は妥当だったと思います。PCR検査にて陰性かつ症状もないことを確認した方々です。前述のように偽陰性の可能性はありますが、あったとしても極めてウイルス量の少ない無症候性病原体保有者です。
症状がない人であってもウイルス量が上昇しており、感染力を有する原因になっているとの指摘があります(Lirong Zou: N Engl J Med. 2020 Feb 19.)。そのような人がPCR偽陰性となる可能性は低いでしょう。よって、今回下船した方々が電車やバスといった一時的な空間共有をしたとしても、感染を広げるとは考えにくいです。
今後、発症してくる方がいるとすれば、それは自宅に戻られたあと、数日してから発熱や呼吸器症状を認めてくることでしょう。ですから、なるべく自宅で過ごしていただき、症状があれば保健所に連絡するようお願いしています。
実はこれ、いま市中で確認されている新型コロナの患者さんの濃厚接触者と同じ対応なのですね。…(後略)
このへん、ピンポイントで知りたいこと聞きたいことを書いておられる。
つまり ざっくりいうと
「下船した陰性の人が、今後陽性となる可能性はある」「だけどそういう人は、陽性になったとしても、現時点で公共交通などで他人に移す可能性は低い」ということか